658.1回目見た時は、全然わかりまへん、ていうお馬鹿状態。2回目見て(つーかテレビでだが)ようやく、それぞれのキャラに自分なりの解釈ができたつもりになった感じかなぁ。千尋にもやっと感情移入できるようになったし・・・あ、それは自分の心境の変化か(笑)。でも、映像の端々に見える環境問題への警鐘の見せ方は、イマイチ露骨すぎるのかなぁ・・・あんま好きじゃないですな。今後評価が変わっていく作品でしょう。 |
657.我欲を満たすため思うがままに飲み食い、限りなく増大する欲望を満たすごとにその姿は醜悪となり、自分以外の人間に嫉妬し巻き込もうとする。「カオナシ」は心の拠り所を失った(文字どおり「顔」がない)人間自身の暗い部分の姿のように感じた。大人はそんな伏線を思い、子供はまた美しい絵と幻想的な世界にどっぷりハマり、広くも深くも楽しめる。両親が豚に化けてしまうシーンは純粋な子供には本当にショッキングな場面のようで、泣き出してしまった子供もいたそうだ。日本固有のヤオヨロズの神々が訪れる銭湯という設定や、そこで働かされるという物語も斬新で凝っていて、分かりやすくも大変内容の濃い作品だったと思う。湯婆婆は当初完全なゴウツクバリの悪人かと思ったが、開放するという約束はキッチリ守り、良い仕事はそれなりに評価する点で、最後にはプロの「商売人」に見えてしまって可笑しかった。やはり宮崎氏の作品にはムスカを除いて完全な悪人は存在しない。「ハウル」をこの作品と比較してしまうと、個人的にはどうしてもこの作品に比べて薄っぺらなものに見えて仕方がない。 |
656.ものすごいレビュー数ね。 全部読むだけでも相当大変だったわ。 それにしても酷評が目立つわね。 アタシは素直に楽しんだわよ。 映像はキレイだし、世界観はずば抜けてるし…アタシ、あの毒々しい油屋のインテリアなんてモロ好みなんだけど。 ちょこちょこ登場する微笑ましいキャラクター達もいい感じだし。 ただストーリーとなると…この映画は一応千尋の成長物語ってことになるのよね? 最初ボイラー室までの外階段をあれだけ怖がったのに、後半ハクの命を助けるために壁の細いパイプをつたって湯婆婆の部屋に行こうとする千尋には、もちろん目覚ましい成長が見られるんだけど…銭婆の家に行くあたりから、なんだかその成長が大げさすぎるっていうか…で、挙句の果てに豚の集団の中に自分の両親がいないことを見抜くあのラストでしょ? 千尋は油屋にいる短い間に一体どんな超能力を身につけたのよ!?ってなもんで。 でもアタシは湯婆婆が名前を奪って人を支配するっていう設定と「カオナシ」の存在はとっても興味深いと思ったわ。 人間は名前とか外見(顔)とか、すごーく表面的なものに依存しすぎてるのかも…千尋はもっと根本的な自我を見つけ出すために、あの不思議な世界に迷いこむハメになったのかしら?なーんて考えたりして。 …迷走気味な後半の展開は難ありと言わざるをえないけど、それをカバーするだけのおもしろさがあったとアタシは思うわ。 それにしても冒頭両親が食い散らかしてた料理のおいしそうなこと! 豚になってもいいからアタシにたらふく食わしてちょうだい!!とはさすがに言わないけどさ。 ホホ。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 7点(2004-12-15 14:53:06) (良:1票) |
655.なかなかおもしろい映像展開してくれるなと思ったけど、内容的にはどうも馴染めなかった。声優さんにもちょっと無理があるような気がします。話題にもなって、おもしろい映画なんだという先入観があったからかな。見てて疲れました。 |
654.深いようで浅い作品と感じた。あと千尋の声優が足引っ張ってるように思えるのはわたしだけだろうか? |
【ベルガー】さん 5点(2004-12-11 15:43:47) |
652.絵も綺麗、世界観も悪くない、でもなんでこんなにストーリーが中途半端なのでしょうか。千尋の成長を描くというのなら最後の両親との再会の所で、もう少し両親との関係性が変わっててもいいと思うんだけど、それがないがためにあまり成長物語と言う感じはしない。そして随所に見られる必然性のない展開。なんでもかんでもダンゴ食わせとけ、みたいな千尋の行動はヘン。そしてハクが川の神で千尋とは旧知の仲っていうのもちょっと突飛な感じがする。ハクが自分の名前を思い出すためには必要な設定だったのだろうが、別になくても話の展開には影響なさそう。カオナシは結局何なのかよく分からない。重要なキャラなのであれば最後のあの扱いはないだろう。あと、両親の見分けが何故できたのか・・・とか数えればキリがないです。面白くなくはないんだけど。 【ばたあし】さん 5点(2004-12-10 23:18:04) |
651.再度観てみて初めて面白いと感じた。千尋がいろんな困難にぶつかりながらも健気にがんばる姿は今年就職する自分にもいい手本に見えた。最初の千尋と最後の千尋では別人に見えるからすごい。ところで、館の最初の方で千尋が足がフラフラとかお腹が痛いとか言ってるけどこれって生理がきたということなのでは?だとしたら千尋は精神的にも肉体的にも大人になったということか…。 【ジョージア】さん 9点(2004-12-10 23:12:47) |
650.全体としてはそんな好きではない。けど、もう一度見ると中盤あたりは凄く面白く感じた。カオナシがカエル食べる手前までぐらい?あとリン姉さんだけ好きです。どんな話だった・・?と問われると説明が難しい。直接的ではなくジワジワ来る作品だとは思う。 【HIGEニズム】さん 5点(2004-12-10 21:46:57) |
649.映像は綺麗。本物の石畳か!?と思ってしまったぐらい。でも中身は・・・。何が伝えたいのか、何を意図してるのか、さっぱりわからなかった。未だに「夢を与える」とか言ってたら逆に萎えるけど、この作品は現実的にとかそういうのではなく、メッセージ性が全く無かった。顔なしは公開時にあれだけピックアップされてた割には印象薄いし、一応顔有ったし。印象的なのは蛙の声と、公開直後に周りの友人が「豚になっちゃう!」とかはしゃいでたことぐらいかな。先日アメリカ人の友人が「チヒロ、ユバーバ、ゼニーバ」と言ってきたので、「カオナシ!」と言ったら「?」な顔をされた。直訳で"No Face"と言ったら納得してた・・・。 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 3点(2004-11-29 11:54:29) |
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648.悪いとは思わないが最後まで見るのめんどくさかった。 【モチキチ】さん 4点(2004-11-02 15:44:41) |
647.あ~~、宮崎おじちゃん。もう説教はいいよ。昔の時の楽しいおじちゃんでいてよ。 |
646.産業革命の児童就労を思い出してしまいました。文太に6点。 【蘭丸】さん 6点(2004-10-16 01:18:42) |
645.この作品の素晴らしさは主人公千尋と同じ年代の子供達が見てこそ分かるもの、と思っていたが、何度も観るうちに、いやいやこの滋味が分かるのはせめて30代以降だなと思い直した。ジブリ作品で名作と言われるものには架空の国が舞台になっているものが多いが、西欧あるいは南欧の明るく乾いた陽光が感じられるそれらの背景は年を経るほどに味気なく思えるようになった。今になって、やはりジブリの神髄は日本が舞台の作品にあるとしみじみ思う。匂い立つような緑、昼なお暗い陰翳に富んだ室内、ハッとするような艶やかな夜の情景・・常に目に見えぬ物の気配を漂わす湿度の高い日本的空間を再現してみせるジブリの画力には、いつも涙ぐみたくなるような感動を覚える。海面電車(?)に乗ってるシーンが一番好き。この実在しない景色ですら、私の中の心の原風景を彷彿とさせるような気がして、スルッと染みこんでくる映像に涙が流れそうになる。そこへきて久石譲の音楽がまたすごくいい。このサントラ弾きたさにピアノを習い始めたぐらいだ(^^;) 一見分かりやすいようで色々な隠喩が含まれた深遠なストーリーも秀逸で、カオナシを他人とは思えない私は、弱き者、異形の者への優しさに溢れた作品世界に毎度号泣してしまう。後に海外メディアの評を読んで「八百万の神」という概念になんの違和感もない自分に気付き、これまた日本人である自分を再発見させられた。 【lady wolf】さん [DVD(邦画)] 10点(2004-10-09 20:29:23) (良:3票) |
644.映像はとても綺麗。キャラも面白い。しかしストーリーいまいち、5歳児でもわかりそうな内容。いまいち深みが足りない。 【耳】さん 5点(2004-09-27 07:39:31) |
643.つ、つまらない!!相変わらず映像はきれいだが、ストーリーはジブリの中では下から数えた方が早い。 |
642.あいも変わらず宮崎流タッチ。 どこかで見たようなキャラと風景たち。しかしだからこそ伝わる思い。人々の生きる力とその活気。 自分で歩き始めた幼い少女の切なる思い。 素晴らしいの一言でした。そこには重いメッセージは皆無ですが、ちょっと勇気をだせば必ず出来ることの大切さが伝わってきます。 【sherlock】さん 9点(2004-09-16 13:19:56) (良:1票) |
641.ストレートに楽しめる作品です。相変わらずプロの役者を使っているところもポイント高いです。やはり宮崎監督はこういう作品が似合うと思います。 【金子淳】さん 8点(2004-08-29 15:15:19) |
640.何か普通だった。見終わってもそこまでヒットする理由がわかんなかった。みんなジブリだから行ってない? 【ムート】さん 5点(2004-08-13 02:42:44) |
639.彼女の体験が夢か現実に起きたことかはもはやそれほど重要なことではなく、どちらにしてもそれは彼女が精神的に成長していくキッカケとなったんだろうね。主人公は外見がそれほどかわいくないんだが、ストーリーが進むにつれて段々かわいく見えてしまうのもこの作品の魅力。 【くうふく】さん 7点(2004-07-30 12:41:51) |