27.スポットライトのあたる華やかな「舞台」と、それを支えるどちらかと言えば地味な「舞台裏」というのがあって、で、三谷監督は「舞台裏」側を“愛する”人なんだぁという思いを強くしました。それは舞台演劇の“裏方”である脚本・演出という、監督の出自と大きく関係しているのでしょう。裏方や地味な人の心を理解できる、あまり光のあたらない側に温かい眼差しを向けることが出来る、それを作品にさり気なく反映できる数少ない作家なんだ。この程よいやさしさが、心地良くってたまらないんです。普通、表裏とか“裏側”とかっていうと、あまりイイ意味で使われないでしょう。でも彼はそれを面白く可笑しく、ちょっと哀れで愛らしく描いてくれるのですね。それはラジオドラマ生放送のドタバタ、マイホーム建つまでのアレコレ、喜劇の台本を巡る攻防等々、三谷作品を貫く大きなテーマなんだと思う。「どんなことでも表層だけ見てたら、その裏にあるもっと面白いもの、ステキなもの、大切なものを見逃しちゃうよ~」と語りかけてくるかのようなのです。 【BUNYA】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-02-08 11:16:06) (良:2票) |
26.ドタバタコメディーに徹するわけでもなく、何らかの風刺があるわけでもなく、夢だの自分に正直にだの、どことなく説教臭いところがなんかウザイ。個々のエピソードもありきたりでサプライズもなく退屈でつまらない。原田美枝子が事実を言いそびれるのは非常に不自然でイライラする。その他新撰組関係を中心にいろんな役者が出ていたが、何の迫力も個性も存在感もない。面白かったのは唐沢と伊東四朗ぐらい。 【東京50km圏道路地図】さん [映画館(字幕)] 3点(2006-02-07 19:26:09) (良:1票) |
25.凄いキャストを揃えて、その人たちの個性だけで成り立った作品ですね。一流の役者さんたちを集めておきながら、演技する必要のないほどセリフだらけ。なんだかレストランでフルコースをひとりで3人前頼んでしまったようなもったいなさを覚えました。舞台で観たらまた違った感覚なのかもしれないが、わざわざ映画にすることもなかったのでは・・・。 【芦毛牝馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-02-06 14:25:40) |
24.爆笑と言うほどではないが、小気味良いコメディで笑わせていただきました。とにかくキャストがすばらしい。キャラクターにピッタリで違和感無く最後まで楽しめました。個々の話は失礼ながらたいした話ではないのですが、それが組み合わさって共振し絶妙なハーモニーです。しかしまぁ、よくもこれだけの話を一本の中に入れたもんだと感心するね。全然関係ないけど、某TVドラマもこのくらいのキャストで決めて欲しかったよ。 【ちょび】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-02-06 10:03:38) |
23.期待し過ぎだったのかも。 最も印象的でイイ味だしてたのは、オダギリジョー扮する筆耕係だった。 【BROS.】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-02-05 23:47:04) |
22.笑いどころがサッパリ分からなかったです。YOUの歌は素敵。 【なみこ】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-02-05 13:28:55) (良:1票) |
21.これそんなに面白いか?なんかダラダラ進んでいってる感じで大して面白いわけでもなく、かと言って感動が最後に待ってる訳でもなく全てが中途半端。話に一本筋が通ってない気がする。ただ、ラストのYOUは素敵だった。そこしか見所はなかった気がする 【ワトソン君】さん [試写会(吹替)] 4点(2006-02-01 17:57:54) (良:1票) |
20.う~ん、大爆笑とまではいかなかったけど、そこそこ笑えました。アヒルや白塗りであんなに引っ張られてもなぁ・・・ちょっとくどいなと思いました^^; でも、あれだけの人間ドラマを沢山詰め込みながら、良くまとめたなぁと感心しました。役者さんの演技も皆素晴らしかったです。大物俳優をチョイ役で使ったりしてて、なんて贅沢なんだと思いました。それから、最後のパーティーの場面はもっと派手にして欲しかったなぁ。なんか狭いホールに役者全員集めて、ただ大騒ぎしているだけという感じだったので・・・。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 4点(2006-01-31 23:08:58) |
19.これは映画館で見るべき作品だと思う。みんなと一緒に笑いながら見るべき。ホテルという場所は、いろんな人の人生が交錯している場所であり、今回の映画はその様々な人生が絡み合って物語が紡がれる。見終わったあとは、人間には、それぞれ長く複雑で面白い過去やドラマがあるという、当たり前だけど忘れがちなことを再度気付かされた気持ちになる。だからこそ、映画館で、見知らぬそれぞれの人生を抱えた大勢の誰かと一緒に笑って見るといいと思います。 【コダマ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-31 16:57:25) |
18.メッチャいいすっごくいい!!☆楽しかったよ☆ 【タコ】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-01-30 22:26:28) (笑:1票) |
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17.役所さんをはじめ皆さん上手いのですが、本作では生瀬勝久さんに唸らされました。 なんて憎たらしいのでしょう、ここまでタイミングよくおべっか使えるのでしょう。 どこの職場にもいる嫌なやつ(笑) どんな役でもこなせる役者さんと、感心しました。 このお正月は「古畑任三郎」「有頂天ホテル」と三谷さんに楽しませてもらいました。 2006年を明るく盛り上げてくれる、三谷幸喜さんに一票! 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-30 16:34:22) |
16.ユーモアではなく、ノリという感じであり、品がなく、かといって下品にはちきれているわけでもない、中途半端な印象。 【元みかん】さん [映画館(邦画)] 3点(2006-01-29 00:15:16) |
15.タイトルが『THE 有頂天ホテル』で舞台が“HOTEL AVANTI(!)”とくれば、映画ファンなら期待してしまうのも無理はない。そして実際、現時点では間違いなく三谷監督作品のベスト3に入ると断言しよう。本作はかの名画『グランドホテル』を下敷きにしているというウワサだが、最後まで“有頂天”を見つけることができなかったのは、僕の未熟さゆえに違いない。三谷監督は天才である。したがって、彼があと98本の映画を撮り終えたとき、この作品がベスト100に残っているかどうかは極めて微妙だ。【蛇足】当サイトに『お熱い夜をあなたに』が未登録だったのは、少々意外。 |
14.脚本が素晴らしい!ことと、監督としても撮り方なんかうまくなったんじゃないかって思います(そんなに好きじゃないと思いながらも三谷作品は全部見てたことに気づきました)今までの彼の映画の中では最高じゃないですか?本人も言っているようですが。すべてのエピソードが綿密につながっていく様は非常に見事ですが、ある程度軸になるエピソードが一本あったほうがよかったのでは、と思いました。 |
13.ヨロシイんでないですか、ウン。あえて言うならも少しサクッと見せて欲しいかも。ジェットコースター的な脚本でアレコレ起こるけど、淡々と進んで間が空くから少し疲れたような・・・。おバカのノリで一気に見せるor脚本削って一つ一つ大事に見せる、どちらかはっきりしてラストに繋がないと「あそこ笑ったよね~」で終わっちゃう気がします。心に残る映画は二度目もあるけど、笑いのネタは一度きりでお腹一杯だから。まぁ、ホテルって設定上、ハイテンションにはしづらいだろうし、ましてや売れっ子脚本家でシナリオには自信満々だから削るなんて考えるわきゃないか。ただ、最近はアカデミー狙いなのか知りませんが、大金使いまくってお涙チョ~ダイ丸出しの薄っぺらい実話映画が多すぎるから、んなモンにカネ出すくらいならコストパフォーマンスは非常に高いと思われます。特に野郎にとっては映画デートと言うベタな展開でもエンドロールの後には彼女の笑顔が頂けるでしょう。お目当ての彼女を誘ってぜひ「いってらっしゃいませ」 【小僧】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-26 02:49:42) |
12.相変わらずクドイなあってのが第一印象。 もっとスッキリ見せて欲しいってのが本音。 なんだけど、さすがに三谷幸喜も映画作りに慣れてきたらしく、今回はそれなりに楽しめた。 でもねぇ、こんなに豪華なキャスティングをする必要あんの? これだけたくさんの役者をうまく使い切ってるとも言えるけど、逆に言えば、誰のストーリーも印象に残らない。 今回の小ネタのたたみかけ具合や笑いの間は、よくこなれていて上手いと思うし楽しめるけど、核になるストーリーがなんもない。 だからカタルシスがない。 三谷幸喜って、2時間ものの脚本書くといつもやりすぎちゃうんだよなぁ。 「こんなのありえねぇよ」ってとこまでいっちゃう。 そうなると観てるこっちが引いてしまうし、それが延々続くから疲れちゃう。 2時間の尺をビッチリ笑わせてくれるサービス精神は買うが、そろそろ「間引きするセンス」も磨いてみては? 一応笑えるシーンがいっぱいあったので、6点献上。 でも、「映画」としては、どうだろうねぇ。。。 【とっすぃ】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-01-24 01:46:37) (良:1票) |
11.素晴らしい。さすが三谷幸喜です。 ここまで、綿密に作られたシナリオを自分の手で思いのままに映像化している。 特に素晴らしかったのは、長回しの多用。舞台出身だけあって、長回ししても特に落ち度がみつからない。 世の中、無意味に長回しを使う作家がいるけど、この作品では、使うべき場所で使っていたのではないだろうか。 日本のコメディの代表作を挙げろといわれたら、まっさきに「有頂天ホテル」と言ってしまうだろう。 【Takuchi】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-23 17:55:34) |
10.感動もなにもしないんですが。登場人物それぞれの立場みんなに、プチ感情移入できました。退屈せず、最後まで安心して見られました。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-22 23:32:44) |
9.ここ2週間ほど、宣伝しまくってた本作。あまり観る気のなかった作品だが、テレビに騙されて観てきました。いやぁ、騙されて観て良かった!ここまで多くのキャストを使って、どれも使い捨てにならないってのはスゴい。監督の三谷幸喜はキャストを決めてから、本人のキャラクターを見て役柄を決めるという話だが、全員ピタッとハマっている。舞台設定を大晦日にしたことにも大変好感が持てて、とても楽しかった。冬の定番映画になりそうな作品。是非ともみんなで観に行って、いっぱい笑って、お腹いっぱいになってきてほしいと思います。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-01-22 21:24:57) |
8.みなさんのレビューを観ていてとても端的なのは、劇場で観た派の前半レビューは、すげーおもしろかったという方が多く、テレビ公開されてから観た派はうぜーという評価。三谷幸喜ものは起爆剤が必要です。それは隣の人が笑っていること。起爆剤がなければ着火していない花火のように不発で終わる。「12人の優しい日本人」のWOWWOW公開にあたり、三谷幸喜がライブであることに固執していたのには自分の作品の特性、つまり、よりライブに近い環境でしか真価を発揮しない特性を良く分っていたんだな。私は劇場で観た派ですが、幸運にも可燃性の高い人々のおかげで爆笑の渦でした。私にとって不発だった「みんなのいえ」も、もしかしたら劇場で観れば起爆したのかも? 【正義と微笑】さん [映画館(吹替)] 9点(2006-01-22 01:04:40) (良:1票) |