209.話が進むにつれ目頭抑えるばかりになった。妹の声が何ともたまらない。あの兄妹が彼に作られたのがまた何ともたまらない。卑怯な程にたたみ掛けてくる不遇に涙を止められなかった。感動・笑い・恐怖等の感情を無視して、泣くという生理現象の一点においてここまで強制された映画は初めて。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-01-07 02:37:36) |
208.野坂昭如がこんないい話を書けるなんて・・・ 【智】さん 7点(2004-01-01 22:26:13) |
207.この物語は、戦争で死んでいったであろう多くの少年少女達の名も無き史実を、美しくも残酷な童話に仮託した一種の鎮魂歌と見るべきでしょう。だから僕らは、この物語にもっと素直に感動していいと思う。戦争という現実は、語りえる以上に悲惨なものだし、僕らがそのすべてを知ることはできない。戦争とは、歴史であるとともに、歴史の喪失でもあるのですから。世に様々な戦争を描いた物語<戦場、戦後含めて>がありますが、本来そこには戦争に関わった人々の数だけのナラティブがあり、その多くは既に失われているということを僕らは知るべきなのでしょう。そういう意味で、この「火垂るの墓」という作品は、その美しさも残酷さも含めて、失われた物語の小さな灯火として見るのが正しい姿だと思うのです。戦争映画にも様々な視点があり、様々な表現がある。しかし、僕らはそれらの作品によって、現実の一端を想起することができるだけなのです。そのことを忘れてはならないと思う。 【onomichi】さん 8点(2003-12-29 20:00:17) (良:6票) |
206.平均点下げる様で申し訳ありませんが…勘弁してくれ…。メッセージ性が強いのも、ここまで来ると腹が立つ。あ~もう分かったよ!って感じです。いや泣けますけどね。素直に感動出来ないんです。こんなに悲惨じゃなくても、いかに戦争が許されないものか分かる映画は沢山ありますよ! はー?とか思う人はディア・ハンター観てみなさい!ビックリするから。 【Ronny】さん 2点(2003-12-29 00:07:20) (良:1票) |
【ノマド】さん 6点(2003-12-28 18:47:07) |
204.2回目までは辛くて辛くて…でも、3回目以降は泣くことはありません。『泣かせどころ』に反応しなくなりました。…これが戦争の現実なのか???アニメだと、キレイなものと思ってしまう…虱や垢にまみれた子供…抱きしめてあげたいと思うのが人間の心だろう。だが、本物を見てこその心じゃないのか。アニメを批判したり、アニメの限界を追及するつもりではなく、…結局、映像だけだと(自分の手の届かないものだと)、なにか、感覚の一部が麻痺するような感じだ。…そう思わせてもらったことに感謝。 【日雀】さん 8点(2003-12-25 23:58:35) |
【hiro】さん 0点(2003-12-24 22:43:27) |
【あしたかこ】さん 6点(2003-12-18 19:46:04) |
201.一度見て分かっているはずなのに泣いてしまいます。切な過ぎて辛くなる。誰かと一緒には見れませんw 【流月】さん 7点(2003-12-18 18:57:45) |
200.超反則映画。 何が「反則」かって・・・そりゃ、もう・・・。 妹の最期のシーン。あの蛍の光の演出ときたら・・・この映画は、膨大な映画鑑賞歴の中で、唯一、涙を堪えきれなかった映画です。 【もえたん】さん 7点(2003-12-17 18:26:22) |
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199.観ていると気持ちが重苦しくなって、とてももう一度見たいとは思えない映画です。私の場合、この重苦しさは、戦争の悲惨さを描いているからというより、少年の身勝手で独り善がりの行動から来ています。例えば、冴えない40男が、勤めている会社がしょーもないからという理由で脱サラして、無謀にも事業を起こして、結果家族を路頭に迷わせてしまったら、多くの人は同情などしないでしょう。清太がしたことは、この冴えない40男とそれほど違わないですが、戦時中でしかも子供であることで、見る者の感じ方が違ってくるわけです。さらに、ドロップ缶やほたるという小道具を使って、こちらに切なさを押し付けてきます。現実的で論理的な行動というのはどんな時でも尊重され選択されるべきですが、特定の状況下では難しいものです。だからこそ、清太に苛立ちを感じながらも、気分が重くなってしまいます。この映画から「反戦」という具体的なメッセージを読み取るかどうかは見る側の感受性や価値観次第だと思いますが、少なくとも私はそうは感じませんでした。しかし、こんなに気持ちを重くさせる映画も他にはないので、ある意味凄い映画だと思っています。蛇足ですが、この映画は海外でも非常に高い評価を受けています。バルセロナでも大きなDVDショップには平積みで置いてあります。日本人の太平洋戦争観というフィルターを通さずとも、訴えかけるものはあるということです。 |
198.兄の行動に批判があります。確かに彼の行動は賢いとはいえない。でも中学生なんてあんなものだろうと思って観ていたので、違和感はありませんでした。逆に彼のそんなところが切なく思えました。半世紀以上も前の出来事になってしまいましたが、僕が生まれた昭和40年から20年前と考えると、今から20年前なんてついこの間のことなんですよねぇ。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2003-12-12 19:48:26) |
197.絶対泣こうと意気込んで見ましたが、一粒も涙出ず。結局あの家を飛び出した自分たちが悪いんじゃんと思ってしまっいました。こんな私っていけない人でしょうか・・・。 泣けなからもう辛いだけの映画。 【ぷりとさね】さん 4点(2003-12-11 23:47:26) |
196.こんな時代がほんの何十年前にあったという現実が今の平和な生活からは考えられません。とにかくこの映画は重いです。でも見て損は絶対にありません。 【kure】さん 7点(2003-12-08 23:25:44) |
195.子どもの頃、クリスマスにもらったプレゼントがこの映画のビデオで、喜んでウキウキしながら観てみると・・・次の日、一日中ドンヨリしてました。絵も内容も良いモノだとは思うけど、クリスマスに観るべき映画じゃないです(笑)。そういうちょっと苦い思いでもあってか、個人的にこの映画はあまり良い印象が持てない…。戦争の悲惨さを知るのは大事なことだと思うけど、どうしてもこの映画はちょっと押し付けがましい気がしてしまいます。戦禍よりも、周りの人たちの冷たさが身にしみて、観たあとちょっと他人が怖くなってしまうし。それと、他の方たちのレビューにある、兄の清太がだらしないせいじゃないかという指摘は確かにそうでもあって、もしかして戦争中じゃなくても、例えば江戸時代に親を亡くした兄妹が生き抜こうとする話だとしても、あの兄妹だと同じ結末になってしまうと思います。それとも、少年達にとって生き抜こうとする希望も失わせる戦争ということかな!? |
194.おじいちゃんとおばあちゃんに見せたら泣いてた。 【コダマ】さん 6点(2003-12-04 22:10:47) |
193.とりあえず、主人公的な女の子の名前がうちのばあちゃんとかぶっていたんで、めちゃめちゃ感情移入できたかな。兄妹の愛情と戦争の悲惨さや、無意味さを感じ取れた唯一のアニメ映画なんではないかと思う。僕はこの映画で涙を流すというよりも、なにか胸にこみ上げるものを感じた。 |
192.あの、小学生の頃に見たと思うんですけど、当時見て、大泣き。感動の大泣き。今見るとあの時までとは行かないけど、泣きそうになる。それに今見ると、少し、怖いという感情も含んでくるんだ。 【ケン】さん 5点(2003-11-30 01:28:55) |
191.しょっぱなから清太の例のナレーション。ついさっきまで下らないTVを見ていた俺を見事悲しみのどん底に引きずり込んだ。そしてそこは問答無用の野坂ワールド。「せ、節子~(泣)」・・・。戦争の悲惨さを伝えるには、この映画を一本見せれば十分。そんな力のある作品なのだろう。 【与太郎】さん 6点(2003-11-28 00:13:45) |
190.高校の頃、ビデオで見ました。これ、となりのトトロと同時上映だったんでしょ?凄いことするよねー、高畑勲ってヒト(カントクのせいじゃない?)。あんなほのぼの映画と一緒に、こんな残酷な映画を流すんだもんね。戦争はよくないのはもちろんなんだけど、これだけショッキングな戦争反対映画見せられちゃったら、思考停止しちゃって、どうやったら戦争をしない世の中になるか考えられなくなっちゃうよ。んなこたーどーでもいいけど、やっぱり作画のレベルも一定以上だし、間の取り方もいい。いまだにドロップの缶を見ると泣きそうになるよ。せっちゃん・・・ 【ダブルエイチ】さん 7点(2003-11-27 20:41:29) |