34.この映画は、夜中の2時に見始めるべき映画では無かった。終わった途端になんだか無性に走りだしたくなる。もちろん原付で。おさまりがつかないこの衝動をどこに向ければいいのだろう?“好きなもの”を“好き”と言い切ることの勇気、実は男のそれなんかよりも何倍もエネルギーに溢れ危なっかしい“女の友情”に、胸が高鳴る。素晴らしく、ある種の「完成」を見せる映画だと思う。おそらくはアテ書きの深田恭子演じる桃子のハマリッぷりは見事だった。だが何よりも、この映画をこれほど魅力的に仕上げたのは、土屋アンナの素晴らしいヤンキーっぷりから溢れ出す女優としての魅力だろう。 【鉄腕麗人】さん 9点(2004-12-25 04:14:47) (良:1票) |
33.当初での桃子の根性の腐りっぷりと、その後の成長、そしてそれを魅せる脚本・編集・映像美・演技が好きです。私自身は笑いのノリがイマイチ合いませんでしたが、自信をもって人に勧められる映画です。 【IKEKO】さん 6点(2004-12-18 00:45:20) |
32.ツボが違うので笑えるシーンは無かったけど、両極端な二人が織り成す友情のハーモニーが単純にガツンとくる。あと特攻服似合いすぎの矢沢心。あんた最高だよ。 【モチキチ】さん 7点(2004-12-15 02:09:28) |
31.コメディにムキになって突っ込んでもしょうがないが、ロリータや特攻服を脱いでスジ通してくれた方が良いんじゃないのかな。結局格好に流されてるだけにしか見えないんだよね。関西弁で啖呵切ったら最後まで関西弁で通してよ、へタレやんか。カマシでヘタるレディース姉ちゃんもどないやねん。30秒で生きてる監督だけあってCGテクニックも凄いんでしょうけど、最初のツカミだけで十分なんです。 【亜流派 十五郎】さん 2点(2004-12-13 19:04:09) |
30.面白かった。今年(2004)の邦画の中では最高の一本。ふかきょんは、演技上手いな。何でもこなせる器用さがある。今回の役も器用な彼女だからこそ出来たというところがあるだろう。映像が凝っているのは勿論だが、脚本もうまく洒落やヒネリが利いていてよかった。 【あまね】さん 8点(2004-12-08 12:10:13) |
29.自分にはあわないだろうな~と思っていたが,ここでの評価があまりに高いためDVDにて鑑賞。はじまって10分,いや5分でやってしまった感が漂った。所々で笑えるシーンがあるものの『映画』として面白かったか?と問われれば「No」。やはり万人受けする作品ではないと思う。 【北狐】さん 5点(2004-12-06 10:29:07) (良:1票) |
28.「アメリ」の映画文法を見事にアダプテーションし、猿真似ではない日本ならではの、そして「今」だからこその第一級青春エンターテインメントに仕上げた傑作。本作で特筆すべきは、邦画にあるまじき徹底したリアル感。奇天烈な登場人物、単純なストーリー、過剰なファンタジー演出が空疎に見えないのは、そのドラマが我々の住む実在の空間で進行するからに他ならない(架空の町でも、架空のスーパーでも、架空のブランドでも、どれか一つが登場した途端にこの物語は陳腐になってしまう)。アンチお友達主義のテーマを孕んだ真の友情物語も素晴らしい。ダサいと感じるのは他人の目を気にしてるから。他人の目を気にしない人間は、それだけで充分イケてるのです。個人的に、これは2004年度のNo.1候補です、8点献上。 【sayzin】さん 8点(2004-12-02 00:35:27) (良:1票) |
27.初め、これは外したか・・・と危惧したけど、それは思い過ごし。爆笑。感動。ぶっちぎり!2人のキャラとテンポにぐんぐん引き込まれたよ。青春だー。負ける気がしねえ! 【リニア】さん 8点(2004-11-29 00:47:10) |
26.ここでの高評価を見ていて、レンタルになるのを待ちわびていました。一見ハチャメチャだけど、ちゃんと女の友情っていうしっかりしたテーマが織り込まれていて、最高に楽しかったです。一角獣が忘れられません。新しい邦画の可能性を見た気がしました。 【稲葉】さん 8点(2004-11-28 00:02:44) |
25.桃子はロリータ。自分だけの世界を作り、自分だけのルールを作り、自由で甘く、可愛く生きている。そして彼女は真っ直ぐ。誰にも彼女を止める事が出来ない程、とにかく自分に正直に生きてる。そしてイチゴもまた、縛られた生活が嫌になり、そんな生活から抜け出す為に原チャリに跨り特攻服。それは、自分の強さと誇りを剥き出しにして風の中を颯爽と駈け抜けて行く。それは強がってるとかそんなんじゃなくて、それがイチゴのありのままの姿だった。そんな、外見だけでなく性格もまるで違う二人。で、そんな二人を取り囲むように存在する、世にも奇妙な下妻ワールド。彼女達二人にとって下妻と表参道だけが彼女達の世界。雨の日もカラカラに晴れた熱い日も、彼女達は下妻で生きる。口喧嘩をして、ヘッドバット食らって、ドロップキック浴びせて、励ましたり励まされたり、泣いたり笑ったりして・・・そんな何の変哲も無い、平凡だけど幸せな毎日が“友情”を築いて行くのだと改めて知る事ができた。そしてそんな二人の友情の築き方は、言いたい事を正直に言い合って、気に食わなかったら殴る、蹴る、逃げる。そんな不器用だけどカッコイイ姿が二人の間にはあった。そして、その姿はまるで、汗に塗れる男と男の汗臭い友情の姿だった。なので、女性の友情も馬鹿に出来ないな、って感じました。さらにラストでは、二人の美しくも熱い友情の姿を目にし、思わず感動してしまいました。この作品は、楽しさを絶やさない映像とストーリー、洗礼された演出やCGなど様々なものが僕にとって新鮮味で溢れてる作品でした。問答無様で9点です。 【ボビー】さん 9点(2004-11-25 14:23:14) (良:1票) |
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24.いやー、凄い。 こんな映画とは想像もしなかったっす。 全く予備知識なしで見たんですけど、「下妻物語」とか言うタイトルなんで「若草物語」とか、そんな感じかと思いきや、こりゃびっくり。 全体的なセンスと抜群のテンポが素晴らしいっす。 とにかく、この映画、普通の人間がいないんです。変な奴ばっかなんです。それなのに憎めない。 深田恭子は性格めちゃ悪いのが滲み出るのが良いし、 土屋アンナはアホな上に狂ってるのも良い! 宮迫博之は宮迫のままで演技してないし(笑) 岡田義徳さんの気持ち悪さなんて最高です。(笑) それぞれの持ち味が非常に良く生かされてます。 これが初監督とは思えないほど、「愛」が込められたこの作品。参った!! 【シネマレビュー管理人】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-10-09 05:07:11) (良:2票) |
23.ロリータ桃子と暴走族イチゴという、まったく相容れない個性のぶつかり合いから生じる、女の子の友情物語。男の友情を描いた作品は数多いが、女のそれはと言うと、すぐには思い出せない。そもそも“女に友情などあり得ない”などといった風説がマコトしやかに流されていた事にも由来するのだけれど、本作がそれをものの見事に覆し実証してみせてくれたのである。それは凝りに凝ったストレートな面白さと表現すればいいのだろうか。現実離れした劇画チックな画面構成と独特の色彩処理で、我々を寓意にみちた世界へと誘う。その摩訶不思議な感覚の心地よさ。そのカラッとした明るさは青春の輝きそのものであり、CM界でその名を馳せた中島哲也の、場面場面の画作りへのこだわりと冴えが大きくモノを言った作品である。そして、ひと癖もふた癖もある登場人物の中でも、とりわけヒロインたちが揃って魅力たっぷりで、しかも嫌味が無いというのも近頃では珍しく、そういう意味においても深田恭子と土屋アンナは絶妙のキャスティングであり瞠目に値するほどだが、その二人も自分の役廻りをよく心得え、体当たりの演技で期待に応えていたと思う。 【ドラえもん】さん 9点(2004-09-09 18:41:36) |
22.う~、「普通に面白かった」です・・・。ちょっと期待しすぎたかな?(汗) 深キョンのロリータ服姿は眼福v あと、貴族の森(内装は撮影の為にデコレーションしたそうですがこの店が実在するっていうのがすごい・・・)でイチゴが必死に桃子の気を引こうとするシーンが好きです。 【しぎこ】さん 6点(2004-07-10 15:36:57) |
21.評判どうりの快作でした。ストーリーはわりに他愛ないし、ギャグもちょっと寒い部分があるけど、とにかく熱のある作品です。深田恭子の表情だけでも観る価値あります。土屋アンナ、楽しみな人が出てきました。宮迫、阿部、岡田、荒川、生瀬ら芸達者な脇役陣も映画のテンションを支えています。 【メルトダウン】さん 8点(2004-07-10 02:25:45) |
20.とても良かった!ここまで良作になったのは監督さんの力量だと思います。脚本も書かれたそうですが、なかなかの腕前。クサくなりすぎず、ギャグに走りもせず、バランスが絶妙。このバランス感覚を持っている監督さんはそういないのではないでしょうか。主人公の生い立ち部分も、このごろ流行の演出とは一線を画し一癖入れています。アニメシーンを入れたりと、工夫が見られて良かったです。しかも4℃とはなんと豪華な!特にラストの「けじめ」シーン。話の流れから興ざめな展開になってしまうのではないかとハラハラしていましたが、何とか大丈夫でした。これで深キョンがもっと滑舌良かったら・・・いや、俳優がヘタなのがこの映画の魅力なのかもしれません。映像のセンスもなかなか。映像の質感や色も場面によって工夫しているし(特に体育館のシーンに一瞬おっ?となりました)、モンタージュもテンポよくまとまってました。斜めからのアングルもかっこよかったです。物語も素直ですっきりしていました。「一人で生きる」のはやっぱりつらいですね。いくら主人公のようにロリータファッションにはまって他人に興味がないと自覚していても、無意識にかかわりを求めてしまう・・・描き方はちょっと変わっていても、その部分が大切にされていた映画でした。また自分は本当は何がしたいのか?ということ(職業にかかわらず)についても、高校生くらいの頃の率直なとまどいが匂ってきて良かったです。これまで日本映画は石井克人的?ギャグ・流行映画と、青春友情的さわやか映画にわかれてしまっていましたが、この2つが1つになり、ありがちを脱したところが創造的で良かったと思います。 【おしりはばとび】さん 9点(2004-07-04 21:35:14) (良:1票) |
19.付き合いで見たが、面白かった。深田恭子がいい味だしてたね。相手役の子もよかった。ヤンキーは勢いがあるから面白い。水野晴夫万歳って感じ。 |
18.深田恭子&土屋アンナの衣装をはじめ、テロップやアニメ等画面がコテコテカラーなのに対し、ストーリーの軸は嫌味のないさらっとした友情モノで、その分シンプルな台詞が心に沁みました。個人的には宮迫&阿部サダヲがギャグのツボです。体の動きが特に。 【ナオちん】さん 7点(2004-06-23 13:01:19) |
17.笑える部分もあったし、友情を感じる部分もあったし、土屋アンナがかわいくてハマリ役なのもすごくわかるんですけど、そっこまで面白くなかったってゆうか無駄が多かった...最近は映画にアニメが入るの流行ってるの?? 【fala70】さん 3点(2004-06-19 01:42:10) |
16.面白かった!深田恭子と土屋アンナはハマり役でした。樹木希林や生瀬勝久などの脇役陣も最高!シベリア超特急のTシャツを着た水野晴郎が出てきて爆笑しました。 【ギニュー】さん 8点(2004-06-18 22:39:08) (良:2票) |
15.いやーーーすっごい笑った。面白かった。映画館で声だして笑ったのは久しぶりでした。 【ぷー太。】さん 8点(2004-06-17 00:03:22) |