7.まず最初に、アニメの「宇宙戦艦ヤマト」という作品は、高度経済成長時代の人々の心に合った作品で、未来への希望を反映し、日本人の負けない精神を描いたからこそ、当時ヒットしました。「時代」と「見る側の心」が重なったからこそ、名作となりました。
今作を見終わっての感想…
社会現象までになった作品を、よくこのレベルまで下げられたなぁと言うのが正直な感想。
リメイクするなら、今の日本を更に勇気づけ、元気づけられるくらいのパワーと説得力が必要。ヤマトという作品には、それ程のカリスマ性がなければ意味がありません。
しかし、今作にはそのパワーも説得力も、「ヤマト」の魅力さえもない。登場人物の誰にも感情移入が出来ないし、今の日本の現状も反映されていない。とても残念な一本です。