20.これは映画館で観たい作品ですよね。上映当時観ていたとしたら凄く衝撃を受けたのは間違いない作品。 カメラワークが凝りに凝っているし、他室の人間模様もしっかりと作り込まれていて、椅子に座って映画を観る客がまさにギブスの主人公の視点となって覗き見る感覚を味わえるのだと思うと、映画館で観たいと思った。 当然、台詞はありえないので人の動作で作る訳ですが、これが巧いですね。カメラワークと照明のテクニックが遺憾なく発揮されている。 最近、サスペンスものを観ていたので、主人公が犯人に仕立てられてしまう、そういうのを予想していたのだけど案外普通にクライマックスを迎えた。部屋に忍び込むグレイスケリーの行動力にびっくりですわ。普通行くか? 【サーファローザ】さん [DVD(字幕)] 9点(2018-05-04 07:52:59) |
19.もっともヒッチコックらしい作風と言える。 “限られた”範囲の中で撮る事に関しては右に出るものはいないのでは。 【ナラタージュ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-11-23 16:47:50) |
18.初見はいつだろう、中学生か高校生か。それ以来何回か観てます。そうですね、見せ方が斬新。オープニングあたり、アパートの一室のどこかにヒッチコックが出てくるはずだと目を凝らして観てたなあ。グレース・ケリーが窓をよじ登っていくシーンは彼女自身のアイデアらしい。とにかくハラハラしました。退屈しのぎで他人の部屋を覗いていて、ちょっとした変化だけでどうしてそこまで思うか?というところはあるけど、まあ新聞記者ならではの勘というところかな。ラストでまた怪我して動けなくなる主人公、覗くという行為はやっぱりよくないよという戒めでしょうか?でも「仕立て屋の恋」の主人公みたいにならなくてよかったね。 【envy】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-02-19 17:35:44) |
17.♪「貴方は~裏窓の~私を見ていたぁ~」 (いい歌です。『裏窓』by濱田金吾氏。真梨子さんもね) ・・あんな定番のワル顔がこっちをまさか?!キャーッ!でした。 裏を読むと裏切られる裏窓でありますが、アパート自家製BGMに乗せて贈られる住人たちの可愛らしいキャラや暮らしぶり、、ついつい惹かれてこちらも覗いてしまってますよね。 動けないカメラマン、美人、おばちゃん、悪人相刑事、と覗く側の設定も最高。 ジョークとチュッの数を競わせるようなキスシーンも素敵すぎますグレース・ケリー。鎖骨や背中も大層美しいですねぇ。(演技では「喝采」、容姿では「泥棒成金」が私は好きかな。ここでも勿論美しいけどドヌーブとかぶって。こっちが先か。笑)。 彼女のハンドバッグ推理と機能バッグがまた面白い。 あれがのちにケリーバッグを生んだ?!(ちゃうちゃう)。 私が本作で一番やられたのは、彼が落ちた後にやってくるオチでした。 これが住人側にも覗く側にも揃っててなんともほっこりします。 読書するLisaに独唱の♪「Lisa」が流れるのも鮮やか。タクシーじゃなくて最高級リムジン並みな嫁さんになりそう・・思わず単身赴任をすすめたくなります(笑)。、それはともかく、彼のギプス、最初からもっと汚れてたらさらに良かったんではないでしょうか? 【かーすけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-13 03:42:08) |
16.場所を移動しない撮影で、ここまでできるサスペンス映画は、すばらしい!ヒッチコックの映画では、好きな作品の1本です。 【Takuchi】さん 9点(2004-09-25 21:01:29) |
15.冒頭だけで主人公にまつわる人物紹介をすべて無駄なくそつなくこなしているのには驚く。おかげですんなり作品世界に入っていくことができる。犯罪自体はやや杜撰に思えるが、そういった欠点を補ってあまりあるグレース・ケリーの美しさ(外見だけではない)とジェームズ・スチュアートのおとぼけ正義漢ぶりが面白い。 【恭人】さん 9点(2003-11-21 19:57:51) |
【虎尾】さん 9点(2003-10-15 01:09:02) |
13.あまり成功しなかった「ロープ」でさえ実験している、技法開拓者としてのヒッチコックをまず認めるべきでしょう。ケリーが美しいのもあえて無視して、内容だけでもこの点数はあげましょう。お手伝いのおばさんがいい味を出しています。 |
12.映画において受け入れられる設定と受け入れられない設定は確かにあると思う。『裏窓』という設定が受け入れられないのは、ちょっと寂しいというか、悲しいというか、可哀相な気がするが、僕にとって本作がヒッチコック監督の作品の中でも大好きなのは、実はスリルとサスペンスの部分ではなく、なんともほのぼのとしたお洒落なドラマの部分である。だから、実際には事件は発生しておらず、ただの主人公の勘違いで終わっていたとしても全く問題なし。特にG・ケリーの綺麗な顔が画面いっぱいにでてくる登場シーンは、映画『第三の男』の並木道が映し出されるラストシーンを美しい風景画を描いたベストショットとすると、美しい人物画を描いたベストショットと言っても決して過言ではない筈だ。また、脇を固めるセルマ・リッター、ウェンデル・コーリー、レーモンド・バーの演技も秀逸で見逃せないでござるよ。 【Fatman】さん 9点(2003-04-19 20:26:37) |
11.いちいちシャレてるんだよね。ヒッチコックの中でも秀逸だと思います。小学校の時に回ってくるサイン帳に「好きな男の人のタイプ ジェームズ・スチュワート」ってシブいプロフィールを書いてた事を今思い出しました。 【たーしゃ】さん 9点(2003-03-01 02:48:36) |
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10.後半のグレイス・ケリーが隣家に忍び込んでいくところでは、「オイ、何をしてるんだ・・・ちょっと待て、待てったら・・・コラ、行くんじゃない・・・やめろ、やめろ、行くとマズいって・・・理性を持て・・・行くんじゃないって!・・・やめなさいって!!・・・ア~ッ!!!・・・」と心の中でわめいていた。 【アンドロ氏】さん 9点(2002-12-20 00:49:59) |
9.車椅子の自分が退屈しのぎに隣のアパートを覗き見。殺人事件を目撃してしまう。そのエピソードだけでここまでのサスペンスが描ける監督の力量。恐るべし。 【POS】さん 9点(2002-06-29 03:59:26) |
8.「一番面白いヒッチコック映画を紹介して」と言われたら、自分は『裏窓』と『サイコ』を推す(一番好きなのは『ロープ』だけど)。それだけ問答無用の演出テクニックと面白さがある。 【ひかりごけ】さん 9点(2002-03-24 02:52:36) |
7.コワかった。でも原作の方がもっとコワかった(ウィリアム・アイリッシュがC・ウールリッチ名義で書いたもの)。映画は楽しいストーリーという感じがあった。それと、グレース・ケリー-ファッションモデルの役-ドレス、ワンピース・・・次から次に服を替えて、本当にかわいくて良かった。 【Tomo】さん 9点(2002-03-03 16:50:45) |
6.ヒッチコックの映像魔術がいかんなく発揮された傑作。ただ一つの場所にシチュエーションを固定するという点で『救命艇』に通ずるものがあるが、この作品においてはさらにジェームズ・スチュアートの視点と観客の視点が同調するように計算されているいで、ジェームズ・スチュアートの感じる不安や焦燥感がダイレクトに観客へと伝わってきて、いやがおうにもスリルを盛り上げてくれる。これだけ物理的距離感をサスペンスに有効利用できた映画はなかなかないだろう。 【しっと】さん 9点(2002-01-28 03:50:03) (良:1票) |
5.最近のサスペンスより、よほど怖かった!! いい映画は風化しない事を痛感しました;; ラストの、両足にギブスのユーモアと、G・ケリーが本を持ち替えるシーン、おしゃれで大好きです。 【wood】さん 9点(2001-11-18 23:37:13) (良:1票) |
4.主導権を握っていた人間が突然それを奪われる。立場が逆転したとたんに自分が車椅子に乗る無力な人間だと気付く・・・。うーん、恐いです。今までみたヒッチコック作品ではベスト1ですね。「めまい」と同率で。 |
3.暗闇に光る煙草の火にゾクゾク.主人公が動けないというハンディを、観る者がいつのまにか体感しながら観ているので、怖さが増幅するんですね.怖がらせの天才、ヒチコック! 【シャリファ】さん 9点(2001-10-24 21:56:20) |
2.ヒッチコック作品特有のあのゾクゾクするような感覚がたまりません。最近の下手なサスペンスを観るならこちらをおすすめします。 【松やん】さん 9点(2001-10-22 19:12:36) |
1.アイデア一発!ヒッチコックはやっぱその才能と名前の響きに鳥肌。ぷるぷる 【プリン】さん 9点(2000-11-14 11:34:04) |