11.先日BSでやってたので学生の時以来、20年ぶりぐらいに見ました。いやーいい映画ですね、こんなにいい映画だったのかってびっくりです。 でも何がいいのかうまく伝えられない、もう3日ぐらい見直してますが。映画の伝えるテーマはいろいろ言えるんですがどれも違う。反戦、友情、贖罪、後悔、文化の衝突、日本軍の非道とか、同性愛映画って見方もあるけど、言葉をあててしまうと、いやそれだけじゃないよなぁ外れてるよなぁ足りないよなぁって考えちゃいますね。なんというか大きいので一部に注目しちゃうと全体を見失う、とか。いやそれも違うな。何だろう…。とにかくとてもいい方向の感じを映画からまるまる受け取ってしまったので扱いきれないって感じです。 ただ最後に見たのは20代で確かにあの時もいい映画だと思った記憶があるんですが、なんというかやっぱり男の友情というあたりに目が行ってた気がするなぁ。たぶん見方が変わったのは自分が40代のおっさんになったせいで、それなりに生きてきて死ぬこともわかってきて感じるものも増えたからだとは思います。それから大島さんがこれを撮った時の年齢にも近くなったから、というのも感じます。大島さんが伝えたい、というより感じていることをそのまま柔らかく映画に詰め込んだものを受けられるようになってきたというところか。 それを何となく受け止めて受けきれなくてどうしようと思ったので、10年ぶりにこのサイトに来てみたら10年前の自分のIDが残ってたので、とりあえずコメント書いて消化整理しているところです。かすかな欠点は演技が下手なのは許すけど坂本龍一のメイクが濃すぎるところ。アップの度に吹いちゃうの。 【たろさ】さん [地上波(字幕)] 9点(2015-12-28 21:06:53) |
10.これを観た時の衝撃。それこそ頭をハンマーで殴られたようだった。何もかも美しくて切なくて呆然とした。まだ柔らかかった心に(笑)ざっくり突き刺さった、数々のシーン。脱走兵がボウイと知って一瞬怯む坂本。剣を捨てるボウイ。埋められて首だけ出ているボウイ。音楽。ラストシーンに至ってはたけしすら美しい。安易な涙すら出なかった。この映画を観た後、憑かれたようにこの曲を練習し、D・ボウイを追い求める日々が続いた。気恥ずかしいですが、これほど身も心も持ってかれた映画は後にも先にもこれだけです。 【tottoko】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-12-14 00:06:34) |
9.公開時映画館で鑑賞しました。観賞後、原作を読みましたが、正直言ってそんなに面白いものではありませんでした。その原作からストーリーをふくらませ、よくぞこれだけの映像を大島渚は撮ったものだと逆に感心しました。この映画の後、ビートたけしが映画監督となり素晴らしい作品を世に送り、坂本龍一は「ラスト・エンペラー」でオスカーを得るまでになります。デビッド・ボウイも映画に関わり続けました。まさに、エポックメイキングな映画だったと思います。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2007-01-28 17:08:19) |
8.たけしと坂本龍一のセリフが聞き取りにくくて弱った。アメリカの戦争映画にありがちな、何か違う日本軍像を日本の監督がやってるとこが面白い。暴力シーンでカメラがさっぱり動かないのも好き。話全体で見れば特に大きな出来事もない地味な話だけど、厳しい戦時中に兵士たちが見た一時の夢、という感じで見ればとても良い話だ。ラストはなぜか涙があふれてしまった。 【ラーション】さん 9点(2004-05-13 01:22:34) |
7.内容は7点ぐらいですが、音楽で2点上乗せです。 【亜空間】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-10-14 00:42:14) |
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6.この映画で言いたいことはただ1つ、「戦争は言いも悪いもない」に尽きるのかな・・・ 【ましゃ】さん 9点(2003-06-01 18:29:26) |
5.たけしの最後の「メリークリスマスっ。ミスターローレンスっ」には感動した。 【木林DVD】さん 9点(2003-05-11 11:42:34) |
4.あの坂本教授といい、たけしといい、ボウイといい、まさに劇画のキャラクターの様にディフォルメされた過剰な「らしさ」が、戦争の狂気をよく顕わしている。その中で唯一、観客の側の存在であるロレンスがまた良いのです。随所にちりばめられた美しい背景と虚脱した兵士姿のコントラストが、目に焼き付いて離れません。視覚と聴覚を全快にして観るべき映画です。こういった「恥」を、日本人でありながら描き切った大島監督はすごいです。ただ-1点は、あまりにも聞き取りずらい教授とたけしの台詞・・・・・ 【ともとも】さん 9点(2003-04-16 14:34:49) |
3.考えれば考えるほどおかしなキャストだけど、音楽とかと考えて全体のバランスがいいのかな?かなり見入ってしまいました。 【ジャガー】さん 9点(2003-04-14 11:54:32) |
2.この有名なラストシーンにはは、『夜の大捜査線』や『パピヨン』と非常に似たものを感じます。苦楽をともにしたはずの二人の男が、わかりあえることは決してできないのだということをお互いわかりあって、別れとなる。いずれも泣けました。 【新加坡指令】さん 9点(2002-12-13 23:09:00) (良:1票) |
1.デビットボウイが、剣を振り上げた坂本龍一に触れたその一瞬の光景が、かなり胸の底に来た。しばらく時が経ったらまた観ようと思う。メリークリスマス。世界中の至るところにメリークリスマス。 【エスメラルダ】さん 9点(2002-03-11 13:14:13) |