6.揺れる物体や回転する物体の3次元的な動きが実に見事。そりゃま現代ならCGでもってお手の物、の描写なんでしょうけれども、手描きならではのファジーさが味わい深くって、「CGって無機的だなあ」と改めて感じさせられもします。そりゃま、当時としては、今でいうところのCG並みの完璧さを目指したのかも知れませんが。さて、ディスニー長編第2作の、この『ピノキオ』。ウチの幼稚園の息子が、最初は喜んで観てるけれど途中から「コワイ」と言うのは、悪役が、怪物とかじゃなくて「普通のオジサン」というリアルさでしょうか。しかしこの作品では、コオロギのジミニーというお守り役がピノキオを見守っていて、ホッとさせれらます(『ダンボ』におけるティモシーの存在にも繋がる役柄の設定ですね。ただし本作のジミニー、見た目がコオロギだか何だかよくわからないのが難点?)。あと、女神様。ってセリフでは言ってるけれど、見た目は妖精さん。登場シーンで光が飛んでくる描写が、今観るといかにも『未知との遭遇』で、あの作品にはやはり相当影響を与えているんだなあ。と思いつつも、いざ登場した妖精さんはいささかリアル過ぎ、なんかキャバレーのママみたいな俗っぽさがあって、ちと夢が無いかも。しかしピノキオに与える教訓「嘘はだんだん大きくなる」ってのは、何とも身につまされます。 【鱗歌】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2014-01-03 17:11:56) |
5.ものすごく久しぶりに見たのだが、人間がロバになるシーンが怖かった。もちろんこの映画小さい時に何回も見たのだが、自分が当時このシーンを見てどう思ったのかが気になる。でもやっぱり、ディズニーアニメはウォルトがかかわってた頃のほうが成長した今見ても面白い映画が多いような気がする。 【イニシャルK】さん [ビデオ(吹替)] 9点(2005-03-14 17:31:13) (良:1票) |
4.これが1940年の映画とは・・・DVDで見るとデジタル処理されてるのかもしれないけれど、それにしてもこの時代に画質、ストーリーがここまで質の高い作品を作ったディズニーに脱帽。ピノキオがあまりにも子供らしい純真さを持っていて、それによって道を踏み外してしまいそうになる。これは好奇心と言えるんだろうけど。でもなんでも好き勝手をしていると、最後には自分の身に降りかかって返って来ると言う教訓にもなっている。嘘をつくと鼻が伸びて、クジラに襲われるシーンがあるという程度にしかストーリーを知らなかったので、ちょっと意外な面でもあった。単純ながらも奥深く、大人でも楽しめる作品だと思う。名曲「星に願いを」も本当に素晴らしい。 【智】さん 9点(2004-01-19 03:20:35) |
3.このピノキオという作品が昔の作品で良かったとつくづく思う。きっと、人間の男の子になりたかったこの「木で出来た人形」が、「機械で出来た人形(ロボット)」になっていただろうから。 |
2.始めて見たのはもうずっと昔で子供のころだったけど、大人になってから見た方が良さが分かる。子供に見せたい。DVDの映像のきれいさもすごいです。 【シロ】さん 9点(2003-06-30 13:51:59) |
1.かなり古いが、「白雪姫」と同じく今日のディズニーの土台となった珠作。まだ、CGもない時代だったが、随所にドキドキと迫力のあるシーンが盛り込まれています。また、この作品からは、これまた珠玉の音楽がたくさん生まれており、これぞ、名作と言えるでしょう。 【コポロ】さん 9点(2002-11-19 02:29:12) |