22.秀作が多い潜水艦映画ですが、その中でも最高峰に位置づけられる作品です。 戦いや様々な困難に疲れ果て、汚れ、顔は無精ひげに覆われ出航前夜の酒場や出航直後とは別人のようになっていく男たち。 むせ返る汗や油の匂いが画面を通して伝わってくるかのような、恐怖感、閉塞感漂う潜水艦内の描写が凄まじい。 2時間半という長丁場ということもあるのですが、それ以上に鑑賞後はどっと疲れたような気がした。 それだけ中身の詰まった凄味のある作品であったということなのだと思います。 潜水艦映画は映画の柱とでも言うべき艦長というリーダーのキャラクターが際立つものが多いですが 本作は〝機関室の幽霊″など乗組員たちの個性を非常にうまく立たせている点も見事。 受賞には至りませんでしたが、この西ドイツ映画がアカデミー賞で6部門にノミネートされたのも快挙。 ペーターゼンの監督賞は勿論のこと、撮影や音響の分野で高い評価を得たことも納得の作品です。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2020-01-21 16:21:43) |
21.緊迫感、閉塞感、息苦しさ・・本物を感じました。 【cogito】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2014-08-02 00:48:46) |
20.拒否反応を示す方もきっと多いと思う。でも、一度は見て欲しいとも思う。自分たちのやっていることが正義と本気で思っているのがあの艦内で一人(たぶん)だったのが印象的でした。 【トビ&ダンナ】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-01-23 01:05:05) |
19.大迫力の戦闘シーンはなくても“生き残る”という壮絶な戦いを鮮明に描いた作品だと思う。そしてそれは、何より迫力を持っているとも思う。 【デコバン】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-21 22:04:30) |
18.見終わった後、こんなに絶望感にさせる映画ってなかった。いつでもどこでも、戦時下では「死神」が牙を剥く。戦争には、絶望の現実しかない。戦争映画の傑作。潜水艦映画の代表作。しかし2度は見れない。 |
【仮面の男】さん 9点(2004-02-23 12:22:19) |
16.鉄と血と汗と硝煙。ハードボイルドな男の映画。大戦時,大叔父は潜水艦乗りだった。胸が痛い。 |
15.ジブラルタルを突破する緊迫感凄いですね。沈んだまま浮上できない危機感も怖いですね。クルー役の役者達は、撮影のために日に当たらない生活をしていたそうですが、その甲斐あって、やつれて青白い感じがよく出ていますね。せっかく様々な危機を乗り越えて帰港したにもかかわらず、連合軍機の空襲を受けてすべてが無になるラストが虚しさをかき立てます。見事な反戦映画だと感じました。 【オオカミ】さん 9点(2003-11-19 06:23:52) |
14.丁寧なつくりと演出が光る戦争映画の傑作。生活感あふれる潜水艦の内部描写、戦闘の熱気と騒擾、潜水艦特有の閉塞感、戦いの虚しさ等が、恐ろしいほどリアルに描き出されている。時代背景の考証もほぼ完璧レベル。この作品を越える潜水艦映画は今だかつて出現していないし、おそらくこれからも当分、出てこないだろう。もともとテレビシリーズとして製作された作品を、劇場公開用に編集したものであるため、その尺の長さによって版がいろいろと分かれているようだが、その魅力を味わうならばレンタルビデオ店で手軽に借りられる版でも充分なので、ぜひ一見をお勧めしたい。 【ウーフー】さん 9点(2003-10-14 12:28:45) |
13.すでに皆さんのご指摘のように潜水艦映画というジャンルがあるとすれば、1番の映画です。迫ってくるスクリュー音、折りたたみ式の潜望鏡、機雷爆発の衝撃、狭い艦内の息苦しいまでの閉塞感、駆逐艦との戦い、ピコーン、ピコーンと敵の接近を知らせるレーダー、水圧に軋む艦体、そして冷静沈着な艦長。入り込んで見てしまいました。 【くるみぱぱ】さん 9点(2003-08-15 05:24:25) |
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12.本当は満点あげたいんですが‥。やっぱりあの結末でいいんだろうナ。話題先行型で封切りで見に行きましたが、それなりに長くても気になりませんでした。「眼下の敵」のようなさわやかさは微塵もありません。 |
11.潜水艦映画の傑作。艦内の雰囲気がリアルに表現されている。匂いまで漂ってきそう。エンディングは悲しすぎる。 【クロ】さん 9点(2003-04-17 09:13:21) |
10.戦争映画好きにはたまらない一本でした。戦闘シーンの緊張感や乗組員たちの描かれ方も抜群。最後まで見せてくれました。「白鯨」みたいだったけど。音楽も良し。見ごたえある一本です。 |
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8.当時、友達と会ってて、時間が開いたからふらりと観た映画でした。なんか打ちのめされてしまって、別にその話題で飲んだわけではないのですけど、なんとなくその日はお互い飲み過ぎてダウンしました。後半からラストへのインパクトというか、閉塞感が重々しく、凄い映画でした。声高の反戦メッセージなんてふっとぶぐらいのものでした。 【紅屋】さん 9点(2002-12-04 05:30:16) |
7.小学生の頃「戦争の怖さを知れ」と親に見せられた。小学生にこの映画を見せたうちの親もどうかと思うが、結果的には「戦争はイヤだ」「潜水艦はイヤだ」この2つを幼心にとても強く感じた。成長して改めて観ると、映画としての完成度の高さに愕然。そしてあまりにも有名なラスト。ハリウッドも、本当に反戦を訴えたいなら、あれ位非常に徹していただきたい。 【C-14219】さん 9点(2002-10-06 03:24:40) |
6.最初観たときはそれほど面白いとは感じませんでした。“戦争=娯楽”映画って言うのを期待した所為でしょうか? でも最近のヴォルフガング・ペーターゼン監督の活躍で、もう1回観直してみたんですが、後半の閉塞感は流石です。魚雷を発射することしか出来ない潜水艦を主役にしたら、この作り方しかない!って言う路線の最高峰でしょう(ちょっと苦しかったか?)ドイツ映画ってのも当時は貴重でした。 【イマジン】さん 9点(2001-06-22 12:07:53) |
5.潜水艦という、死と隣り合わせの環境に置かれた人間の精神描写が見事。原作者ブーフハイム氏は、第二次大戦中実際にUボートに乗った実体験を反映させて、この作品を書いたと言っているが、現実を体験した人だけが知りうる緊張感が、原作の小説にも映画にも生かされていてる。それにしてもラストシーンはあまりにも衝撃的。 【トリサカ】さん 9点(2001-06-14 01:05:06) |
4.素晴らしい!6時間の完全版をお勧めします。感動なんてありません。しかしながら素晴らしいです! 【華敏】さん 9点(2001-05-12 03:25:17) |
3.う~む、良い映画です。戦略大作戦の次、遠すぎた橋と同じくらい良い。ドイツ贔屓の私としては数少ないドイツ語が聞ける映画でもある。最近出た似たようなのはこれにくりゃべりゃ… 【HLQ】さん 9点(2001-04-09 20:03:16) |