9.痛みと無感動の入り混じった日常。映像も音楽もかっこよかった。もう少し長くしてもよかったと思う。 |
8.青木が屋上で影を塗るあたりから、苦しさで胸がいっぱいになった。他の映画では決して味わったことのない苦しさ。この映画を観る以外の方法でこの苦しさを味わおうとするなら、自分が若くきれいで汚くてプライドが高くて嫉妬に狂っていて、それでも卑怯なことをする勇気はなかったあの頃のことを思い出せばいい。 青木よ。 【らいぜん】さん 9点(2004-05-18 22:09:01) |
7.まさに青春である。青い春である。暴力高校という一般的には馴染みの薄い設定であるが、その裏に隠されているのは将来への不安、現実での葛藤という十代なら誰しもが抱える鬱憤の日々である。それを象徴的に表しているのが主題歌だ。ロックとはそもそも世の中に対する自己主張を表現する手段だった。それらが融合し観た者に深い感動を与えてくれる(私は特別ミッシエルガンエレファントのファンというわけではないが)。音楽と映像が見事にマッチした秀作。刹那さが心地よい傑作である。 【HARVEST】さん 9点(2004-01-23 16:19:02) |
6.かっこ悪いところもCoolに見えた。映像、ストーリー、キャスト、音楽がここまで合ってる作品ってすごいね。 【tomomi】さん 9点(2003-10-28 00:17:02) |
5.こええ。「そこまでしなくてもいいだろ」だらけ。つーかオレは私立の温室育ちだからわかんないけど、こんな高校あんのか?あったらショックなんだけど。でも相当レベルの高い邦画かも。作品としてすごくまとまってるし。なんか言いたいことも伝わってきた。全体的に画がとてもいい。細部までこだわっているのがわかる。でも一部の北野映画同様、すごいんだけど観たら絶望的な気分になるからあんま何度も観れないかな。 |
4.全体が青春のイタさに満ちていて、何とも言えない感じのする映画です。どのシーンも心に残るシーンばかりでしたが、特に最後のシーンは短いけれど、グッときました。あまり宣伝されていなかったし、話題にもなってなかったので、期待しないで見たけれど、良い作品でした。思わぬ拾い物をしたような感じです。ピンポンも良かったけど、この作品にはまた別の良さがあります。 【しゃぼんだま】さん 9点(2003-09-09 17:57:29) |
3.最初はよくあるバイオレンスな映画と思っていたが、違った。先生がユキオに「将来何がやりたい?」とか「どうしたい?」とか結構自分に問いかけられてるようでずきずきした。これこそ青い春、青春なのであろう。私も高校生に戻りたい。。。あと、サウンドトラックにミッシェルガンエレファントがふんだんに織り込まれていたのがサイコーですね。ピッタリ来ていた。DVD買おうかしら? 【スマイル】さん 9点(2003-06-11 23:15:05) |
2.冒頭の『赤毛のケリ-』、『先生、咲かない花もあるんじゃないですか』。例えそれが桜の樹に群がる毛虫であっても『欲しいものが分っているヤツは怖い』。屋上で手を叩く青木を見つけ、はじめて思わず我を忘れ走り出す九条。開く赤いチューリップ。残された黒い黒い絵。そして何よりそこに流れる『ドロップ』の、直接心臓に素手で触れられるような感触。こんな歌初めて聴いたし、こんな映画ちょっと無い。 【air】さん 9点(2003-04-29 16:31:46) |
【いずみ】さん 9点(2003-03-02 09:45:11) (良:1票) |