35.主人公のアシタカの強さと凛々しさが痛快で、シンプルに見ていて楽しい、 その上で、人間と自然との共存など勧善懲悪で割り切れないテーマ性も内包しており、深堀りしたくなる魅力もある。 2時間強の中でエンターテイメント性とメッセージ性の両立を見事に成し遂げた力作、テレビで放送されているとついつい観てしまうジブリ映画の筆頭作品。 【勾玉】さん [地上波(邦画)] 9点(2023-07-22 22:02:42) |
34.久々に映画館で見れたので、感想を記載。 97年当時も見ました。同時期に上映されたロストワールドを親と見るついでに、これも見たいということで一人で見に行きました。当時立ち見も続出してたこの映画、そもそも立ち見OKなのが時代を感じますが、自由席のなかで1席だけ空いてて、一人でよかったなぁと思わされた思い出があります。 んで映画の内容ですが、特にけなす点が無い映画。雰囲気、改めて見直すと、冒頭の森の映像など、森がもつ湿気を感じさせる素晴らしい作画。それにとてもマッチングしたテーマ曲。久石楽曲はほんとジブリに合うなぁ。久石譲あってのジブリだと改めて思わされました。 エボシ側の政治的な背景・駆け引きがごちゃっとはしてますが、そんなに複雑な話でもないと思う。 暴力描写と積極臭さはナウシカ同様ありますんでさっぱりした作品を好む人にはあまり好かれないかもしれませんが、いろんな要素がきっちりと纏まって構成されているのはほんとうまいなと感心した次第です。 改めてみると、故郷の女からもらった贈り物を別の女にあっさりと渡してしまうアシタカさんの行動は、ほんとこのイケメンは・・・!!と思ってしまう。今の時代ならホストが適職なのかな?w 【みーちゃん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2020-07-13 09:49:46) |
33.自然と文明、生と死、貧困と差別、そして、哲学、宗教、オカルト。スクリーンのコチラ側に大量のメッセージが突きつけられる感覚。『ナウシカ』からバージョンアップした“直球のミヤザキ映画”。個人的にはアシタカのピュアな姿勢も羨ましいが、エボシ様の現実を直視するマナザシに惹かれるのです。そして、目を見張るほどの画面の美しさは、ジブリ映画のベストかもしれません。声優陣ではモリシゲの圧倒的な存在感がイイですねぇ~。 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(邦画)] 9点(2014-03-07 05:18:34) |
32.何度も観てきたつもりだったが、今回じっくりと見てみた。内容は深い。子供からそれこそ大人まで見るたび考えさせられるテーマやメッセージ性に溢れている。歴史、業、差別、共生etc・・・・。等等。子供向けでは決してない。むしろ人生経験積んできた人のほうが堪能できる作品となっている。善悪を描く意図はないのだろうが、どうも自然正義人間悪にとられやすくなっているのは残念。あと一歩バランスが取れたら良かった気も。アシタカの凛とした行動はアニメとは言え気持ちよいものがある。今回地デジ大画面での観賞になったが、自然を象徴するグリーンをはじめとして色彩が素晴らしいのも改めて確認。傑作である。 【タッチッチ】さん [地上波(邦画)] 9点(2010-01-09 12:07:26) |
31.凄い。アニメがここまで力を持つ映画に成り得るとは。映像、声優陣、ストーリー、音楽、全てに文句の付けようが無い作品。心が震えた。個人的にジブリ作品ではダントツ。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-01-20 08:52:12) |
30.ジブリ作品の最高傑作。宮崎駿監督は子供を第一に作品を作るのだが、これは恐らく大人が評価する作品に仕上がっている。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2007-08-01 04:55:48) |
29.かなり好きです。ジブリ作品の中で上位3作品には入りますね。あの緑の描き方が美しい。 【にあ】さん [映画館(吹替)] 9点(2007-02-01 14:25:57) |
28.堅いテーマだけど一つ一つのシーンの見せ方が素晴らしいので全く退屈しない。 【ニコレット】さん [地上波(邦画)] 9点(2006-05-21 04:55:05) |
27.何度見てもアシタカ格好ええなーって思う。森を駆け回り、自然や動物と心を通じ合わせる野生味と、先祖へのうやまいや武道などで培われたであろう落ち着きや勇気を併せ持つアシタカ。いい男だよな ホント。ただあの小刀をサンにあげたのはいただけなかったなー。あとヤックルにメロメロ。 【srprayer】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2006-05-16 02:05:43) (良:1票) |
26.◆「もののけ達」と「タタラ場の住人」という二項対立の間に、大和から迫害され続けてきた蝦夷の一族、アシタカが介入してきて、その争いを「曇りなき眼で見定める」というお話です。◆アシタカという中立の視点を通して、それぞれの言い分を実に丁寧に描いていてとても面白いです。見ようによっては、「アシタカはどっちつかず」の印象を受ける人もいるでしょうが、じゃあ自分だったらどのような結論を下すだろうか?と考えてみるのも悪くないとおもいます。物語は必ず明確な結論を出さなければいけない、というルールはないわけで、あの終わり方も一つのパターンでしょう。もし、安易にエボシを殺して、タタラ場がなくなってしまえば説教くさくなりかねないし、そこで問題は完結してしまう。見る側に「私だったらこんな解決手段をとるなあ」と考えさせることが、この映画の最大の目的なのだと思います。◆アシタカは凛としていて、落ち着きがあって僕の理想像ですが、気がつくとサンの腰に手を回したり、カヤの小刀をあげちゃったりと、ここはさすがにいただけない。なので1点引いて9点を献上させていただきたい。 【もりたろう】さん [DVD(吹替)] 9点(2005-12-14 00:03:34) (良:3票) |
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25.「ナウシカ」をさらに尖らせた作品。「これが言いたいんじゃあぁ!!」っていうジブリの叫び?みたいな。というか、僕にはこの映画に点数をつけれないですね。あまりにも飛翔していくんで捕まえきれていません。メッセージ性の高い作品は好きです。※ちなみに公開後TV放送で観た当時15歳頃は「ああ、宮崎。なんてクソつまらないものを…」なんて意見しか出てこなかったけど、7年経った22歳の今、改めて観ると大変素晴らしい作品であった。まだまだ完全に見えてはいないですけど。あの頃、僕の友達で「もののけ姫」にハマった子がいたけど、あの子はこの物語に魅力を感じていたのだろうか。それはそれで嫉妬するね。現在中高生の諸君、10年後に観返してみよう。意見、変わるかもよ。サン(石田ゆり子)の声が不評のようですが、僕は全然アリだと思います。迫力のある声だけがキャラクターを活かすっていうわけじゃないのかな、と。 【ようすけ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-19 04:05:17) (良:1票) |
24.宮崎監督の集大成と呼ぶにふさわしい作品だと思います。森の神々と人間との戦争、その先にあるものはいったい何なのでしょうか? 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-28 23:09:46) |
23.この作品は壮大なスケールで日本の「失われた過去」を精緻なディテールで描いている。 照葉樹林の世界観や蝦夷王国の実態・室町時代の時代考証・タタラ製鉄と石火矢、 原始太古から棲みついていた森の神々等、人間社会中心の歴史の流れの中で 全て日本人の記憶の彼方に忘れ去られた事象を映し出している。 そこに現代社会を透過した「自然と人間との相関性」という 普遍的テーマを裏付けることにより映画版ナウシカから13年目に 敢えて一つの決着を現したのではないだろうか。 デフレ不況の昨近、かつてないどん底の渦中に居る現代ではあるが 公開当時1997年の日本は今以上に経済的/政治的/環境的にも窒息した状況下であり 正に先の見えない絶望感の真っ只中だった。 この作品に於けるキャッチ「生きろ!」の意味。 それは来る21世紀を前にした逼塞感漂う現代社会に向けた強烈なメッセージなのだ。 たとえ絶望的状況下においても一縷の希望を持ち己を見失わず 真実の可能性を見い出しながら命ある限り逞しく生きて行かなければならない。 それが正にリアルな意味での「生きろ!」という命令形で表した 宮崎駿の切実な想いだったのであろう。 |
22.ジブリの中では一番好きな映画です。人間と自然との共存をまじめに訴えている気がします。テンポが良くて見ていても飽きませんでした。デイタラボッチが恐ろしいです。 【みんてん】さん 9点(2005-01-22 23:12:52) |
21.森の緑が非常に綺麗で目が癒される。「あー楽しかった!」で終わりの子供向け映画ではないので、子供と一緒に観ていて「このひとは、わるもの?」と聞かれて即答できないところが素晴らしい。エボシは私が今まで観たアニメ映画史上に残るいい女だった。サンの声優キャストがあんまりだったのでマイナス1点。松田洋治氏の実力と不釣り合いすぎ。他のキャスティングは良かったのに残念。余談だが、たたら場に夫婦はいても全く子供がいないのが不思議だった。男どもが去勢でもされてるのか? |
20.唯一劇場に2回観に行った映画。ナウシカと比べる人が多いと思うが素直におもしろい! |
19.サンかっこよすぎ。メロメロ。これは二回見てみたら良さがわかる。「自然」に関するメタファーがいいね。そら山の神も怒るっちゅう話や。ジブリ作品で一番好き。新作にも期待! 【たまごくん】さん 9点(2004-02-19 04:32:12) |
18.初めて劇場で観たジブリアニメだけに、思い入れが深い。自分の故郷を捨て、迫り来る死を胸に、ひたすら真実を見つめようとするアシタカは、とても気高く美しく見えた。オープニングとエンディングに流れるアシタカせっ記(漢字出ず)と言う曲が、この物語の悲哀さや壮大さをとてもよく表していて、素晴らしい。弦と吠えるホルンの響きの美しいこと。この曲がこの映画のすべてを語っている。 【深海】さん 9点(2004-01-22 00:03:15) |
17.好きな映画10に入ると思います。自然の大切さ厳しさ・・というのはあまり感じませんでしたが作品事態がとても完成度が高く大好きな作品です。 【ヨウヘイ】さん 9点(2004-01-12 07:07:45) |
16. 宮崎駿の作品に対して多くの人はメッセージを求めすぎていると思う。もちろんそういった姿勢を否定するつもりはないが、もう少し気楽に見ても良いと思う。ジブリ作品の多くは、やはり子供に向けられて作られたものである。それを踏まえた上で見るとやっぱり名作である。 【映画の味方】さん 9点(2004-01-06 21:50:38) |