19.2021/12/22 再鑑賞。 自分の考え方に影響を与えてくれた作品となりました。何度も見る価値がある作品だと思います。 今の生活が当たり前になった今、この作品を見て本当の幸せとは。。と考えるきっかけを与えてくれました。 作品の中で印象に残ったセリフ。この言葉を忘れるな。 ・虐殺事件広場での演説者「我々は勇気を持たねばならない。怒りに耐える勇気を」 ・ガンジー「友人がよくいうが、英国は物資はくれるが、人間の幸福は物品ではない。たとえ豊かでもね。 「幸福は、労働と仕事に対する誇りかくる。インドは村が生命だ」 ・ガンジー奥さん「ヒンズーの教えでは、神への道は物欲からの解放。情欲からも」 ・ガンジー「私は回教徒で、ヒンズー教徒で、キリスト教徒で、ユダヤ教徒だ」 ・ガンジー「ヒンズー教徒と、回教徒に証明したい。この世の悪魔たちは、我々の心の中にいるのだと。心の中で戦うのだと」 ・ガンジー「私は失望するといつも思う。歴史を見れば、真実と愛は、常に勝利を収めた。暴君や残忍な為政者もいた。 一時は彼らは無敵にさえ見える。だが結局は滅びている。」 ーーーーーー 2021年3月初見レビュー(7点) ガンジーの偉大さがわかる。 しかし余計な脚色がないのもいいところですけど、映画としては少し物足りなさを感じます。 鑑賞後数日たって仕事中ずっとガンジーのことを考えてしまいます。ガンジーだったらどうするか? 非暴力で国を変えた。断食で人の心を動かした・・・。なぜこんな偉人が暗殺されなければいけないのか・・・ あまりに理不尽だ。悲しい。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 10点(2021-03-14 21:09:17) |
18.インド独立の父として社会科の教科書の知識はあってもそれ以上のものはなかったマハトマ・ガンジー、その彼が歩いてきた道をつぶさに見せてくる映画。最初に見て感動し大変良い映画だと感じつつも、3時間という長さに再見を躊躇してきたが、今回はまったく気にならなかった。それどころか彼の言動のひとつひとつがベン・キングズレーの姿を借りてぐっと胸に迫ってくる。そして非暴力という武器が最大の説得力を持つことが改めて認識させられた。文句なく推薦できる映画。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-03-08 11:20:11) |
17.ガンジーと彼を支援する牧師が列車に乗っていると、走行中の列車の屋根の上から「上がっておいで」と声がする。牧師は自分も屋根に上がってみようとするけど、車内のオバチャンが「危ないからヤメナサイ」と牧師の足を引っ張り、牧師は宙ぶらりんになってしまう。そこでガンジーがオバチャンに「止めようとするのはかえって危ないのだよ」と諭す。このシーンにも見られるように、本作は、単なる歴史再現ドラマではなく、象徴的なシーンがさまざまに織り込まれています。確かに列車の屋根の上は危険には違いないのだけど(トンネルに入る時にぶつかりそうになったり)、命がけでそこに向かおうとしている人を無理に止めようとすることこそ、もっとも危険を孕んでいるのだ・・・。また本作は、ガンジーという人、個人を描く映画でもなくて、彼をその象徴として歴史のうねりを描いた映画でもあります。だからこの映画のガンジーは、くよくよと個人的に思い悩んだりはしない。あくまで象徴的な存在、「信念の人」であり、その彼ですら苦悩する時のその苦悩とは、もはや人類の歴史の苦悩そのもの。「信念の人」ですらどうにもならない、民族間の対立による悲劇。やがて苦悩から徐々に希望の光が差してくるのだけど、いずれカタストロフが訪れることは、映画冒頭ですでに予告されている・・・。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2010-08-05 23:30:18) |
16.1982年のこの作品を2005年の今観ますと、この世界に何が足りないかが良く分かる。 頑ななガンジーに最初は周囲も冷たい対応でした。 しかし、信念を貫く情熱と行動力、人を惹きつけるカリスマ性にも恵まれ、協力者を増やしていくのです。 噂には聞いていましたが、ベン・キングズレーさんの成りきりぶりには感服。 ガンジーの魂が乗り移ったかと思えるほど。 「復讐は何も生まない。」と暴力を忌み嫌ったガンジーの心を、現代の私たちも受け継がなければ!と感じました。 とても大事なことを気付かせてくれた傑作。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-10-08 11:30:02) (良:1票) |
15.勉強不足で当時の状勢をつかまずにみたので後悔しました。きっともっと知っていればもっと感動できたのかもしれません。しかし、一人の人間の影響力が今世界に足りていないものを実現しているのを知りものすごい感動を覚えました。やればできるんだ、と自分の可能性を信じるきっかけになった映画といっても過言ではないです。本当に観てよかった。 【ノス】さん 10点(2005-03-17 00:05:55) |
14.この世界には「理想」と「現実」がある。始まりとしての「理想」、終わりとしての「現実」。理想とはきっかけでしかなく、決して終わりを飾ることはない。必ずどこかで現実に支配される。何人として例外はない。そう思っていた。そう決め付けていた。この映画を観るまでは。「非暴力不服従」―これは完全な理想である。現実に侵食された人間には考えることすら出来ないまっすぐな理想。これを実際に掲げ続け、唱え続けた人がいる、その事実だけで私の人生観を変えるには十分だった。全てのことには例外があり、叶わない理想などない・・・。圧倒的な開放感とかつてない高揚感、映画という媒体にこれ以上の何を望むというのだ。 【ガーデンノーム】さん 10点(2004-07-30 04:00:18) (良:1票) |
13.初見から10数年。年齢を重ねた今、見直してみると当時より深く見える自分に気づく。泣かせる様な演出は無いが言葉一つ一つにジーンと感動出来るシーンが多い。ただ一つ、終わりに在るべきシーンを最初に持ってきてるので、見ていると『あぁ終わりか』と冷めてしまう。最初のシーンは最後に持ってきて欲しかった。DVDに付いてる特典によると、あるシーンで40万人もの人々が出演したらしい。いろんな意味で相当な大作。また歳を重ねて見直してみようと思う。 |
12.封切りの時、朝一番の上映を見に行きました。でももう会場は満席で、立ち見でした。それでもあまりのスケールに圧倒され、そのまま3回見てしまいました。映画館を出たらもう夜でした。一日立ちっぱなしで足が痛かったはずなのに、そんな記憶は全く残ってません。いまだに、ただただ涙が溢れて止まらなかった事ばかりを思い出します。…オイラ的にはそういう想い出のあるすごい映画です。もうしばらく見てませんが、きっと、今でも。 【エスねこ】さん 10点(2004-02-22 01:13:00) (良:1票) |
11.世界一の映画大国といえば・・・言わずとしれたアメリカ・・・ではありません。年間製作本数と観客動員数ではインドが世界のトップだそうです。だから、この映画でエクストラも含め、インド・パキスタン系の俳優が何百人、もしかしたら延べ何千人の規模で登場し、主要な人物全てが打てば響くように好演されているのも何ら不思議ではないはずなのですが、それにしてもこれだけのスケールで多数の登場人物とエクストラがCGなしで撮影・オーガナイズされている背景にはやはりかの非暴力抵抗運動の元祖、マハトハ・ガンジーの足跡を何が何でも映像にしたいという映画人の執念、さらには非暴力を唱えながら暴力に倒れたガンジーがあの世から映画製作を指揮しているかのような鬼気さえ感じないわけにはいきません。 教科書的に鑑賞した箇所も多かったのですが、いかにも青年弁護士でハンサムでかっこよかった若いころのガンジーや「塩を作るキャンペーン」や「国産衣料を着るキャンペーン」など、子供のように思いついたことをすぐに実行に移す姿が印象的てした。ガンジーの希望に反して印パが分離独立した直後、印パ国境付近をイスラム教徒難民が北上、ヒンヅー教徒難民が南下するシーンは悲劇的で圧巻でしたが、パキスタン出身インド在住のヒンヅー教徒の人によると分離独立後、インドはイスラム教徒に対して寛容だったけれど、パキスタンはヒンヅー教徒を容赦なく追い出したそうです。この映画はドキュメンタリーではないのでカンジー翁の遺志にそった脚色が随所にあるのかもしれません。歴史上、「神の下の人間の平等」を説いた宗教家は多数存在しましたが、世界史上最初で最後になるかもしれない「全ての神の平等」を説いた宗教家を力強く描いています。 【かわまり】さん 10点(2004-01-25 08:38:20) (良:2票) |
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10.年末NHKで映像の世紀ってのがやってってガンジーが出ててぼろ泣きし「ガンジーってすごい人間なんだな・・・俺、これからは尊敬する人ガンジーにしよっ」と思い、もっとガンジーを知るべくビデオを借りた。素晴らしい、さらにガンジーを知ることが出来た、しかもこれ以上無いくらいに・・・この人こそ本物の馬鹿で悲しくて、でっかい夢を持ってた人だと思う。俺は本当に世界平和がきた時にガンジーにノーベル平和賞をあげるべきだと思う。それまでとっておきましょうね。 【taron】さん 10点(2004-01-11 00:29:27) (良:2票) |
9.DVDには色んな特典がついていて、この映画をより楽しむことができる。特典にはイギリスのTV局が、ニュースで実物のガンジーを報道しているリアルな白黒の映像が見られる。それを見ると、一概にイギリスが悪であり、ガンジーが正義だという偏見はなくなる。 インドという国を、DVDの映像で見るだけでも価値がある。ガンジーの非暴力は、良識ある支配者であったイギリスだから成功したのであって、ドイツのヒットラーなどの独裁者が相手では難しかっただろう。 メイキングではガンジー役の俳優が減量したと言っているが、本物に比べたら、やはり太っている。 顔は確かに似ている。しかし、太って筋肉質のガンジーに見えてしまった。 【花守湖】さん 10点(2003-10-25 23:16:49) (良:2票) |
8.単純にガンジーと言う人の凄さを楽しむ映画だと。無抵抗主義っていうものがあるって事を後生の人はやっぱり信じられないんじゃないのかな。凄いよガンジー。でも、ガキンチョは教科書に絶対落書きしちゃうんだよね。森鴎外とかと並んで。 【セクシー】さん 10点(2003-03-20 05:04:28) |
7.この作品を、堅くて長い社会科教材映画としかとらえられなかった人は、気の毒である。横行するテロに、戦争しか解決策を見出せない人々はもちろん、戦争反対を訴える人々にも、今こそガンジーが唱えた「非暴力」の思想を訴えたい。後世に残る真の偉人とは、ガンジーのことである。それにしても、主演のベン・キングズレーはまさにガンジーであった。 【ブタ子】さん 10点(2003-03-11 11:37:45) |
6.これを娯楽映画として見れば、長くて堅苦しいだけのクソ映画なんだろうね。ニューヨーク・タイムズ紙には「くたびれる絵の詰まった教科書」と酷評しているし。 【亞戯衛】さん 10点(2003-02-12 12:45:19) |
5.(ネタバレあり)インドの高貴な弁護士だったガンジーは南アフリカへ出向いた際、はげしい人種差別を見て当時イギリスに支配されていたが、立ち上がった人だ。その方法とは、「非暴力、不服従」「やられて死ぬかもしれないけど、絶対に仕返しをしてはならない。」この定義は哲学である。相手の心理までをも突いた正攻法だが、一般の人々の感情を押さえたからインド人はすごいと思った。攻撃する側にとっては死体は手に入るが、目的の服従は手に入れられない。という寸法だ。果ては人間的感情も刺激し、イギリス兵は上層部の命令にそむいて非暴力なインド人に道を譲った。インド内部での紛争で、「私は子供を殺した。頭を壁にぶちつけてイスラム教の子供を殺したから地獄へ行く。なぜなら、私の子供もイスラム教徒にこうやって殺されたからだ。」ガンジーはこういった。「助かる方法はまだある。親の無い子供を拾い、あなたの子として育てなさい。あなたはイスラム教徒の子供を殺してしまったなら、イスラム教徒の子供をイスラム教徒として育てなさい。」ガンジーの考え方は全く正しい。が、どうやってそんな発想が浮かぶのか、また実行できるのか、本当に・・・・・・。教えられます。 【ノエミ】さん 10点(2002-08-23 04:00:46) (良:1票) |
【鐵假面の人】さん 10点(2002-07-02 00:48:31) |
【ボバン】さん 10点(2002-02-12 15:33:53) |
2.最初に見た印象が実にアッテンボローらしいな、という感じでした。世界の偉人をけして誇張せずに、淡々と描いているけど、だからこそその偉大さが余計に大きく理解できるものね。世界は宗教対立が激しいのだけど、彼は宗教間に融和を追及していたのかもしれない。残念ながら、今では2国に分かれてしまったインドの人たちにこそ見て欲しいと願う映画です。 【奥州亭三景】さん 10点(2002-01-07 18:05:58) |
1.無抵抗運動って凄い!偉人の自伝などあまり読まなくなった時代に、こう言った映画を子供たちに残していけたらと思う。 【イマジン】さん 10点(2001-02-05 12:23:39) |