5.当たり前な話、(俺にとっては)超名作の「ダイ・ハード」を今時の邦画が簡単にリメイクしきれるはずがありません。ストーリーは本家と比べてとても薄っぺらいわ、突っ込みどころも満載だし「ふざけてんのか?」としか思えない出来。アクションシーンにとってもマシンガンの描写が軽すぎて銃撃戦も楽しめない。俳優陣の演技もイマイチ。特に松嶋奈々子と人質たちの演技は壊滅的です。マシンガン持ったテロリストが辺りウロウロしてんのに全然ビビって無い。「スキー実習でちょっと気分が悪くなって休憩してる中学生」って感じの演技ですよ。それは。それと奈々子さん。あなたの銃撃シーンには心底驚きますた。反動全く無いですねぇ。いや、ホントに凄いですよ。あんた立派なソルジャーだよ!素晴らしいっ!えーっと結局本作は「ダイ・ハード」をベースとした邦画の新境地を開拓しようとした結果何も開拓できてないし、進歩も出来なかったつー事ですね。けどこの映画観て俺が邦画に対する険悪感をより高めてくれた事に関しては新境地開拓とは言えるけど。