4.どこかで見たことのあるハリウッドのB級映画をパクッたような作品です。
これほど登場人物のキャラに魅力を感じなかった作品はかつて無かったです。これは原作の所為なのか、役者の所為なのかは分からないし、分かりたくもない。
特に早瀬の人間性を疑いたくなる。個人的に怪しいと感じただけで、美奈をボコボコの滅多打ちにするし、刑事?の耳をぶち抜くし、飛鷹のおっさんが炎上しているにも関わらず黙殺しているし・・・。一体どうなっているのだろうか。
明らかにB級映画なのだが、さも賢そうに見せようとするところにお常際の悪さを感じる。と言うか、別の言い方をすると“あさましい”。最後の風呂場のシーンで、悪に取り憑かれた朝子が“作者の言いたいこと(安っぽい説教じみたもの)”をのたまう場面が有るのだが、それが非常に押しつけがましい。そういうことは観客が“感じる”ものなのに・・・。台詞で捲し立てて納得させるような幼稚な演出は大嫌い。