1.お話がスッカスカ。脚本がテキトウ。説明セリフで話が進む。
映画全体が、自分でゲームをプレイしているときの感覚に似ている。
都合よくアイテムが出てきたり、抜け道があったりするけど、プレイしている私たちは死ぬことなく決められたルートに従って冒険をし、ラスボスを倒してゴールする。
冒険はするけど、登場人物は死ぬリスクなんて負わず、ちょっとしたら装備なしの状態で出てくる。
リアル世界の方の敵も銃で脅してきたりしますが、それ本当に撃つ気あるの?といいたくなるくらい。
唐突に死人はでますが、実に唐突で「競争相手は悪ですよ、まじ悪い人だからやっつけていいんですよー」というただその文脈のために殺されただけのようなちぐはぐさ。
オアシスの外側の世界でも話は進んでいくんですが、まずそっちのリアル世界観を描写するところから始めるべきなんじゃないかと。荒んだゴミ溜めのなかで人々がゲームに熱中するというディストピアがあり、なぜそこに至り、誰もどうにかしようとしないのか。そこをおざなりにして「何かが解決しました」感を出されても「は???」としかならない。
キャラに思い入れがあるほど、あるいは「我らが日本の○○が出てきたああああ!」的思いがあるほど楽しめる映画かな。
「オタクがあそこにアレが出てきた!って探して楽しむ映画だ」なんて感想をネットで観ましたが、その通りかも。
私は特に思い入れはないし、さほどキャラ達に対するリスペクトも感じられなかったし、ウォーリーを探せはイライラするので、普通につまんなかったです。