1.むしろ期待通りな大味サスペンスでした。
話の大筋は
「美女と仲良くなりたいマット・デイモンVSちょっと間の抜けたエージェントたち」
です。
まあ本当こじんまりとした印象ですし、「勝手にやってろよ」と思う人がいてもおかしくないような気がします。
大筋の話以外では、好きな部分が多かったです。
主人公2人の恋路も楽しいですし、「どこでもドア」のようなアイテムも面白いです。
対して脚本はもう初めからさじを投げたようにいきあたりばったり。
ちょっとご都合主義、というよりも「無理やりでも盛り上がらせてやろう」みたいなゴリ押しな印象は否めませんでした。
それと「調整局」のみなさまにカリスマ性どころか怖さが皆無なのはどうかと思います。
これじゃあスリルも何もあったもんじゃないでしょうよ。
サスペンスよりも、ラブストーリーを期待したほうが楽しめるでしょう。
ストーリーにとくに突っ込まずに、デイモン様の一途な恋バナを楽しめる人にはいい映画かもしれません。