3.映画というより、妙な趣向を凝らしたクイズ番組、謎解きバラエティを見ているかのよう。ものすごく面白いものを作ろうというより、あらかじめそこそこの売上目標で、今あるリソースを使いながら、原作漫画の読者層をターゲットに、観客が飽きないような工夫をしながら無難にまとめたようとしたみたいな本作。高級料理店の一品よりも、あるいはローカルで味わい深い町中華のメニューよりも、ナショナルブランドのファストフードが欲しいときにみるべき映画。いろいろなことがうまくいかなくて、見るのに体力がいる映画がきついときにはちょうど良いのではないかと思います(まさに、今日のオレ)。