7.特撮があんまりの出来なのだがこれは時代のせいではなく大林監督のせいです。なんてったって『スター・ウォーズ』よりも『エイリアン』よりも後の作品ですよこれ。こういうのは手作り感覚とは言わない。しょぼいと言うんです。それ以上に、他の大林作品のちょっとでも特撮が入ったものを見れば一目瞭然なんだけど、とにかくセンスなさすぎなんです。これが大林ワールドなのだ。いやほんと。この人にしか作り得ない独特の世界観というのがあって、それはどこかメルヘンチックであって、私個人としては微妙に距離を置きたい世界なんだけど、その大林ワールドが大林マジックによってより強固な大林ワールドを作り上げてしまっているのがこの『ねらわれた学園』。炸裂しちゃってるわけです。炸裂しちゃってるからこその変な吸引力がこの作品にはあってそれが厄介なんだ。 【R&A】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-07-29 15:48:27) (良:1票)(笑:1票) |
6.この作品といえば、ユーミンの曲「守ってあげたい」と薬師丸ひろ子のポッチャリ顔、それと当時新人で売り出し中だった高柳良一(現・ニッポン放送デジタルコンテンツ部副部長らしい)が竹刀担いでいる所。その他にも細かくは覚えていたが 公開当時見た作品とは言え、あまりにも思い出せるシーンが少ない気がした。まあ、20年以上前になると思うので、わたしにとっては、その程度の印象しか残せなかった凡作だと思っていた。しかし、今回改めてDVDで再見した結果、その考えは間違いであることが判明した。あまりにも強烈な大林ワールド!ありえないトンデモ学園。そして他の大林作品でも気になると言うか大林監督の味でもある、その合成表現のセンスが炸裂、炸裂、大炸裂!しすぎで恥ずかしいんです。まあ、恥ずかしくなるような作品と言うのも大林監督の味と言えば味なのだが、コレはあまりにも強烈すぎて、当時の記憶は引き出しの奥の奥のもう期限が切れて空になった防虫剤の袋の下の方へと追いやられていたのです。今回再見したことにより当時の恥ずかしい思いを蘇らせたわけですが、今回もまた記憶の奥へと封印されるのでしょうか。あの峰岸徹のセンス溢れる格好、男子学生B(仮)の名セリフ「頭痛が痛い・・・」をまた忘れられるのだろうか・・・もう無理なような気がするなァ。 【カズゥー柔術】さん 4点(2004-11-25 12:39:48) (笑:1票) |
5.原作も監督も薬師丸さんもユーミンも好きですが、これはやっぱり全てのバランスが上手く行かなかったとしか言いようが無いですね。でも、好きです。京極少年なのでやっぱ少年にして欲しいし、そもそも大林ワールドがこの原作のSFホラーな部分と合わないんじゃないかな?でも好きです。 |
4.オープニングの「守ってあげたい」に乗せて流れてゆく大林ワールドの映像に「きた~!」って感じでしたが、来なかった~。薬師丸ひろ子に何も来るものがない私としては、ごてごての大林宣彦のセンスが満載の映画を期待しておりましたが、その通りでありながらバッドトリップ~っ!てな状態。大林作品って、ハマった時はいいけれど、ハズした時には巨大ダメージとなる事を、ひしひしと感じた私なのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2003-12-15 15:37:26) |
3.NHKドラマの方が面白かったです。薬師丸が悪い訳ではないのだが、監督悪いのか。 守ってあげたいを校内合唱コンクールで歌った覚えがある。 【亜流派 十五郎】さん 4点(2003-11-16 10:59:16) |
【ロカホリ】さん 4点(2003-09-30 02:32:15) |
1. NHK少年ドラマシリーズにもなった眉村卓の原作ジュブナイルをアイドル女優薬師丸ひろ子を主演に据え角川が派手派手にリメイクしたのが本作。大林宣彦という監督は妙に合成を多用する(悪い)癖があるが、勿論本作でもアニメーション&オプティカル合成が炸裂し(過ぎ)ており興醒め。薬師丸ひろ子は可愛いのかもしれないが、余りに大根で作品を支えるには荷が重過ぎるってか無謀。TVで観れば腹も立たないが、とても劇場公開するようなクオリティじゃない。悪しき角川商法の典型として4点。 【へちょちょ】さん 4点(2003-07-20 06:49:49) |