9.前2作に比べればやはりパワー不足な印象は拭えない。 古い効果音に頼った殺人に頭のよわそうな3人娘、飽きた展開に引き付けられるものはなかった。 結局のところピーターが出てたぐらいで終わってしまった。残念な作品。 |
8.怖さは少なく、地味な印象だった。 女優陣は見応えがあるが、物語がそれ程に感じないのはたまたまだろうか。金田一シリーズの中でベストとは言い難い。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2017-11-03 22:17:43) |
7.金田一さんのターザンロープ(?)あたりの悪乗りは楽しくって、私も子どもの頃から好きだったんですけどね。ただ、ミステリとしては正直、あまり面白くない。むしろ大人になってから原作を読んで、こんなにスゴイ推理小説だったのか、と。趣向を凝らしに凝らした、3重の見立て殺人。この映画、原作から一部変更を加えられており、例えば「謎の復員兵」の処理などは(原作より無理があるにしても)なかなか悪くないと思います。ただ、実行犯が少し変更されている点、変更すること自体は結構だとしても、そんなに面白い変更でもないし、そのせいで終盤をここまでダラダラ引っ張ってしまったのは、どうもいただけません。石坂金田一シリーズにおける金田一さんは、中盤アタフタしている一方(これは原作のテイストでもありますが)、ラストの真相解明の部分で、根拠もロクに示さず妙に何でも断言してしまう感があり、「オイオイなんでそんな突然強気になってるんだよ」と思いつつもそこが魅力であったりもするんですけどね、本作の終盤のダラダラ感はそんな魅力も打ち消してしまい、といって原作にない新たな魅力(ロマンスなり、それに伴う哀切なり)を盛り込めている訳でもなし。あと、原作の巧みなトリックも、あまり印象的には描かれておらず勿体ないですね。第一の殺人なんて、原作では犯人をうまく隠してますけど、この映画ではほとんどバレバレ寸前の描写になってしまっており、むしろこういう部分で原作を離れてみてもよかったんではないか、とも思います。それともう一つ、本作の医石坂金田一さん、過去2作よりもなーんか野暮ったい顔してますなあ。そこも惜しい。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-15 20:43:33) |
6.石坂金田一シリーズの第三弾。原作自体が、「犬神家の一族」「悪魔の手毬唄」 「八つ墓村」と比較すると少々劣るかなという印象の作品。トリックは無茶な部分が多いし、 殺人事件が起こるまでの背景や犯人の動機など、ドラマとしても今ひとつピンとこない。 それでも封建的な古い因習の残る島、どろどろした人間関係、俳句通りの連続殺人と、 ポイントはしっかり押さえてあるので、横溝ファンなら十分楽しめる作品ではないかと思う。 【MAHITO】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-12-05 07:24:57) |
5.同年に制作された「悪魔の手毬唄」と比べるとずいぶん見劣りがすると思う。「獄門島」も「悪魔の手毬唄」も同じ横溝正史、監督も金田一耕助も同じ、しかも「見立て殺人」ということも。 一方が俳句、他方が手毬歌という違いなのだが、手毬歌が映画の中に自然と馴染んでいたのに対し、俳句の方は何かとってつけたような感じでぎくしゃくしている。そして最大の問題は犯人を変えてしまったこと。映画は映画の作りがあるから、変えてはいけないとは言わないが、変更した良さもわからず、最後までどうも不自然だらけだった。 ところで全くの余談だが、三木のり平と坂口良子の親子、のり平の清十郎が「お夏清十郎」であれば娘のお七は「八百屋お七」とは何と芝居じみていることか。もちろん映画の中に出てくる「娘道成寺」も 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 5点(2011-09-19 07:55:36) |
4.シリーズを紡ぐ方程式となるおなじみの役者による一味二味を大滝秀治や三木のり平や坂口良子なんかがいいあんばいでリズムをつくる。ロケーションも最もいい感じで映える。新しいところで言うと金田一のほのかな恋物語が提示されているところでしょうか。あと、このシリーズでいつも不満なのが回想シーンを同じ役者が演じるという、それはないでしょ!な無理のある画づらというのがあるんですが、さすがに司葉子の少女時代をまだ子供だった荻野目慶子が演じているのにホッとした。見立て殺人の派手さにやりすぎ感を拭えないのとちょっと無理やりな辻褄合わせを感じるストーリーが非常に残念。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-07-12 16:00:54) |
3.横溝正史シリーズは何も考えずに気楽に見ていられるのが好きですが、思い出そうとするとどれがどれだかわからなくなったしまいます。個人的にはいろいろな被害者の死に方と、殺人の段取りや手段をへえ~と興味深く見る映画です。加害者にシンクロするか、同情できないとこのシリーズはあとあと残らない気がする。 【omut】さん 5点(2003-09-29 12:39:44) |
2.悲劇を未然に阻止しないのは金田一モノの定石だけど、この作品はひどすぎる! 誰と誰と誰が危ないとわかっていて獄門島へ行くのに、全員死なせてしまった。どこが名探偵なのでしょう? しかし横溝ミステリのトリックは複雑なので、これも最後に絵解きされてもイマイチすっきりしなかった。推理映画は難しい。 【アンドロ氏】さん 5点(2002-12-16 01:12:23) |
1.横溝らしさであるおどろおどろしい感じが良く伝わる作品に仕上がっている。死体の顔が気持ち悪くていいね~。だけど鐘が落ちて首がすっ飛ぶとは・・・ちょっと笑っちゃった。「よし、分かった!」はほんと最高です。 【たけぞう】さん 5点(2002-11-13 22:17:29) |