1.天下の「アナ雪」が、2作目、こんなんでいいのかなあ、と。いいのかもしれないけれど、何だか、なあ。
セリフの上では、姉妹愛みたいなことをしきりに語っているけれど、いや、セリフはいいから、それを行動で示せよ、と。
後半に展開される冒険物語は、その姉妹愛に裏打ちされてる、ってコトなんでしょうけれど、もともと「4人での冒険」ありき、みたいなオハナシなので、ちっとも切実感みたいなものが無い。
どこからともなく聞こえてくる謎の声、というのが物語の発端にあって、そこにエルサが引きつけられていくんだけど、その引きつけられていく理由が「私だけにはワカルんです」ってんじゃあ、これまたちっとも切実さがなくって。もう冒険でも何でも勝手にしてよ、という気持ちになってきちゃう。
というワケで正直、あんまりノレなかったんですけれど、ミュージカルとしてはさすが充実していて、数々の楽曲を、水・氷・炎を自在に操るCGが彩り、目を楽しませてくれます。ある意味、一作目よりは「雑音」の少ない構成とは言えるのかも知れません。
まあ、天下の「アナ雪」にあまり噛みつく自信もないので(笑)、きっとこれは寝不足のまま観に行った私の方が悪いんだろう、となどと反省しつつ、しかし、では寝不足でさえなければノレたのか、というと、はなはだ疑問なのですが・・・。