9.当時、男性陣の揃いも揃った身勝手さに、憤然としたものです。今はそれに加えて、都合のいい女で悦に入るナヨコにも共感出来ません。男女問わず、上がるも下がるも自分自身。「それ」にすがるさもしさが何ともはや。着眼点が陳腐な上に観察眼も見るべきものがない伊丹監督にしては凡庸な作品です。 |
8.◆本作には伊丹映画特有の「分析」が欠けていたような気がします。主人公がなぜ「あげまん」なのか、従来の伊丹作品であれば、主人公のちょっとした仕草を見て山崎努あたりが「ほら、ああやって○○してるだろ、あれで男はやる気が出るんだ。」といったように理論的な分析をしていたところですが、それがなかった。なぜ主人公はあげまんなのか、その点が謎のままなので消化不良な作品でした。◆ただ、伊丹監督は「あげまん」を主題にはしていなかったようにも見えるのです。僕にはむしろ、政治界の本当の姿を映しだしているように感じました。ある政治家の後援会で、もらったご祝儀の金だけを抜き取り、ダンボールにあふれんばかり詰め込んで、それでも入りきらないお金を足で押し込むシーンは印象的でした。◆とはいえ、すこし粗が目立ちました。あと長いです。5点を献上させていただきたい。 【もりたろう】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-03-19 02:18:55) (良:2票) |
7.昭和40年代につくられたのならばアリな作品だと思います。平成の御世に、なぜ、本作をつくらねばならなかったのかが理解に苦しむ。ビデオで数百円出して観る分には十分ですし、テレビでただで観る場合にも十分な出来の作品なのですが、当時、映画館に千円以上出して観に行った時にはため息しか出ませんでした。 【伊達邦彦】さん 5点(2004-02-23 17:43:45) |
6.うーん・・・。宮本信子を主演にという主目的を持っているのはわかるのですが、役と乖離せずチャーミングに見せることのできたギリギリの作品ではなかったでしょうか?マルタイではちょっと完全に無理がありますね。このころの伊丹映画はキャストのそれぞれの演技をみるのが楽しいですね。 【神谷玄次郎】さん 5点(2004-01-03 22:37:07) |
5.そこそこに面白かった。けど、伊丹監督がそれまでの作品で貯めていた引き出しを在庫整理してつぎはぎで作ったようにも思える。アイデアに新鮮味が無かったかなぁ。 それと個人的に、今作の宮本信子は男に媚びるような感じが目立つ気がして好きじゃなかった。 【じゃん++】さん 5点(2003-11-05 21:10:03) |
【ロカホリ】さん 5点(2003-11-03 00:34:55) |
3.そんなにつまらなかったわけでもないのに観た印象があんまりない。今回の作品はなんだか奥深いものもギャグも少なかったからでしょうか。 【しゃぼんだま】さん 5点(2003-10-30 19:13:31) |
2.最初,宮本信子が「あげまん」の役だっていうことにすごーく違和感があった。それは,伊丹十三にとってはそうだったのかもしれないが(今となってはそれもどうだったか分からない事故が起きてしまったが)見てるこっちはあんまりそんなオーラを感じない。でも,宮本信子のすごさは映画をずっと見ていると彼女演じるナヨコが本当に「あげまん」に思えてくるところなのかなあ。・・・・追記・・・半年前にタバコをやめたのだが津川雅彦がどこでもココでも、タバコをすぱすぱ吸っているので気になってしょうがなかった。タバコがうまそうに見えた。 【蝉丸】さん [映画館(字幕)] 5点(2003-05-11 15:36:54) |
【あろえりーな】さん 5点(2002-01-21 04:54:13) (笑:1票) |