1.退廃的な芸術感漂うヨーロッパの香りがプンプンする吸血鬼映画でした。だから普通の吸血鬼映画みたいなエンターテイナー性はあまり感じませんでした。吸血シーンも直接描写は一回のみです。しかもけだるいエロさでプレイの一貫として撮っております。単純なホラーを表現したいんじゃなさそーです。愛欲と、血と美、歳をとる恐怖と、残される者の悲哀と、風になびく白いカーテン、ドヌーヴの怪しい魅力と、まーでも、とにかくエンターテイナーよりの俺の感性はこーゆうフワ~ッした感じのにはちょっと微妙。ただ、デビット・ボウイが急速に年老いていくのと、最後の展開がちょっとホラーチック。