1.言わずと知れた?!カルト迷作SF。一癖も二癖もある人間達が乗った船が嵐で遭難し、流された島は怪しい雰囲気とどう見てもスケールの小ささが否ない。食料難や生活難に次第と怪しくなる人間関係。そして怪しい生物が...無人島でのサバイバル感&マタンゴという見るだけでかぶれそうな毒々キノコの脅威という二大パニック要素を用いてもどこか拍子抜け。しかしながら物語の清涼剤は以外にもアバズレ女優役の水野久美嬢。フツーどちらかと言えばアバズレ役の水野久美よりもアイドル的存在の女優さん(名前忘れました)が脚光を浴びるはずが、この水野嬢のお陰で大根のツマ並みの添え物に。しかしながらその時の感情を露に叫ぶわ、歌うわ、踊るわで水野嬢のスタンドプレイにただただウットリ。メンズもインテリイケメン、クールな青年実業家、黒光りマッチョ猟師、マスコット的作家と個性派揃い。マタンゴメイクはさすがに生生しくて、実際目の当たりにするといやだなぁ…この作品の良い所はマタンゴの恐怖というより登場人物達が極限状態の中で次第に本性を剥き出しにしていく所でしょうか。それにしても水野久美が歌う「♪い~しだたみのぉ~、水~たまり~...」は何のこっちゃ、意味不明。