2.蜘蛛女というよりは生命力が尋常ではない超肉食の獣のような女を演じたレナ・オリンの怪演ぶりが凄い。
そしてゲイリー・オールドマン!直近で観た彼はチャーチルを演じていました。とても同一人物には見えませんが、
そういえばオールドマンってこういう感じでしたよね。
本作では悪徳刑事でもありますが、なんか徹底しきれない小物感を見事に醸し出しています。
誰1人共感できる人物がいない乾いた世界観に流れる気だるいジャズ調の音楽もいい感じです。
ジュリエット・ルイスの独特の気だるさのある喋り方も、こういう映画、こういう役に相変わらずハマっているのですが、
もうちょっと彼女をうまく使えたのではないかなとも思います。
もう1人、冒頭に登場するデニス・ファリーナ。イタリア系でマフィア役が似合う人なので、この人ももうちょっと活躍させてあげたかったですね。