7.身に覚えのある、どこかで経験したような人生の一コマが切り取られています。人間同士の微妙な距離感とどこか噛み合わない台詞の醸し出すリアリティ。保守的な祖父母世代の価値観とそこから少しはみ出してしまう居心地の悪さと後ろめたさ。確かにこの頃のお年寄りや子供ってこんな感じだったなあという実感があります。普通ならつまらなくなる題材をここまで面白くした技量は確かなものでしょう、でも普通ならつまらない内容にしては面白いというだけとも思えます。ラストシーンはしんみりとした気分になりますが後に残るものは何もなく、結局これってただの小津安二郎もどきでしかないという疑念は拭えません。かと言って是枝裕和監督の作品としては最近のある程度ドラマ性が強くなる代わりに不自然さが目立ってきている作品の方が良いとも言い難いのですが…。 |
6.日々の生活をあからさまに描いているが、何かもう一つピンと来なかった。 【cogito】さん [DVD(邦画)] 6点(2018-06-23 19:42:35) |
5.この映画を悪く言う気は無くて、あくまで自分自身の性格の問題だが、終始気まずくて落ち着かなかった。助けられた青年を縛り続けておくというのもイマイチ理解できません。 【リーム555】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-11-01 18:30:54) |
4.「もう呼ばなくてもいいんじゃないか?」との問いかけに対する回答や「子供は造らない方が」と嫁に話すあたり,男には理解できない母親の本音なんでしょう.極端に言えば,父性と母性,男脳と女脳の違いなんでしょうね・・・良いとか悪いとか言うつもりはないんですよ. 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-10 16:55:08) |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-04-22 20:39:49) |
2.この日を選んだ所が良かった。この家族の事が、一番よくわかるから。エンターテイメント性ゼロですけど、たまにはこういう映画を観るのもいいですね。 【Yoshi】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-02 12:20:57) |
1.特別不仲というわけでもないが中途半端に居心地の悪い現代の気づまりファミリードラマ。やはり是枝監督の作る自然な雰囲気は凄いし、それについてくる役者も凄い。だからちょっとしたセリフに妙に力がある。ピリピリしてるけれど、どこか退屈、な感じもリアルってことなのかな。終わってみると案外何も残らない。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-02-02 00:07:36) (良:1票) |