4.原作のファンなので見たかったイキガミ。
人の死を扱っているので全編を通して暗いが、原作ファンとしては原作に忠実に映画化してくれたな、と満足できた。
やはり原作がオムニバス形式なので、映画もオムニバス形式で進んでいたが、上手く作っていたと思う。
漫画とは違い、平行させて別々のストーリーが進んでいたり、逆に別の話に影響を与えていたり…
漫画の"完全オムニバス"という作りより、適度に話を絡めたこの作りの方が自然に感じられた。
和子の過去や、課長の意味深な発言など原作には無い部分も取り入れていたが、決して原作を壊してはいなかったと思う。
役者も笹野高史さんや山田孝之ら、上手い人たちが出ていてよかった。
一応?主役だった松田翔太は、上手だとは思えなかったが…
原作で涙した人なら、きっと泣ける、そんな原作に忠実な映画だった。