3.ゲーム構成やシナリオがよく出来ていただけにちょっと残念。
このシリーズにはゲームの攻略法や謎の解明に1週間のインターバルが与えられるというテレビドラマならではの面白さがあったわけだけど、劇場用として2時間に纏められてしまうと駆け足な印象だけが残る。
誰がⅩなのか推理する余裕もないし、改めて見直してみると推理の根拠となる投票順がほんの数秒に編集されていて、流石にあれじゃ気付きようがない。
まあ、そういった肝心なシーンをカットせず、数秒とは言えきちんと挿入しているのには感心するけど、伏線として機能させるには尺が足りなかったようだ。
せめて全体で前後編4時間くらいのボリュームがあれば、もっといい作品になってたように思う。
というわけで、数年振りに見直してみたら、初見では駆け足に感じた部分もいいペース配分に感じられて面白かった。
1回見てルールとかは理解してたので、トリック部分の細かい演出とかにも気付くことが出来たので満足です。
評価は初見のままにしておくけど、2回見たら面白さの増すタイプの作品なのかも知れない。