4.中の人というアイデアは誰しもが考えることではあるけど、ほんとに映画にしてしまう馬鹿馬鹿しさが魅力的。
トイレに入ったり、自転車に乗ったり、ベタではあるけどコミカルで笑えた。
あと、ミッキー・カーチスの落ち着いた安定感のある演技のお陰で、哀愁を感じさせるいい味を醸し出してたのも良かったと思う。
一方、ロボットに恋する女子大生という設定も悪くはないけど、こちらはちょっと物足りなかった。
ラブストーリー的にもっと盛り上げておいてのどんでん返しなら盛り上がったかも知れないけど、終盤の展開はいまいち盛り上がりに欠けていたように感じる。
3人組との交流でちょっといい話に持って行こうという意図も垣間見えたけど、それもあんまり成功してるようには感じられなかったのが残念。
その辺りが上手く絡んでいれば、ラストのオチも綺麗に嵌ったのかも知れない。