5.超リアル路線のゴジラ映画だと勝手に思ってたので、リアリティの無さに頭がクラクラ。
核兵器並みの攻撃力を持つ神出鬼没の怪物が日本列島を破壊しまくってる。
太平洋戦争を遥かに上回る非常事態ですよ。全ての海沿いの県を無人にするレベルの避難命令が出るはずだし
もちろん経済活動は完全にストップするでしょう。血液凝固剤を作るプラントの確保に苦労するとか、ハア?って感じ。
官邸が紋きり型の無能集団に描かれてるのも興ざめ。
一般人がスマホで怪物撮ってるのに海上保安庁は確認してないんですか?
正体不明の超巨大生物が市街地を遡上してたらとりあえず24時間体制で自衛隊が取り囲みますよ。
現実的ではないだけでなく、非現実に現実味を持たせる工夫もなされていない。
まずゴジラの生態がウルトラ怪獣レベルのトンデモなのだが、それにリアリティを持たせる工夫が皆無。
ゴジラは生きた原子炉だとか自力で体をマイナス196度に冷却できるとか、メチャクチャですやん。
ミサイルの直撃受けても傷ひとつ付かない有機物ってなんなの?
お話の肝である、ゴジラを停止させる作戦が生みだされる過程もあまりに端折られ過ぎ。
スパコン使いました → こんなん出ました じゃなくて、概念だけでなく最新科学とリンクさせて
これなら現実にありうるかもしれない・・・と思わせるようなディテールを見せて欲しかった。
それと・・・プロフェッショナルぽさを出すために早口でペラペラ喋らせるの、そろそろやめにしませんかね?
実際は誰もあんな喋り方しないでしょ?多分。
その割に遺伝子数が多いから進化した動物だとか、生物学者とは思えない台詞も出てきて唖然とさせられました。