5.なにしろ原作は有名ですから、読んだ事がある人は多いはずですし過去に映画化もされています。
つまりこの映画を観る人の2割や3割は犯人も動機も知ってるわけです。
他のミステリ映画(容疑者Xの献身?)のレビューでも書きましたが、犯人捜しが主題になるミステリ映画の場合、有名な原作のものほど苦しいわけで、最初からそもそもオチを知ってる人が多いのは映画にとって相当なハンデになってしまいます。
事実、私も今回この映画を観ていて途中のそれぞれの人の証言あたり全然興味もてませんでした。
そりゃそうです。犯人も動機も知ってるんですから「こんな事言ってるけど実際は…」と思うわけで興味もてるわけありません。
決して悪い映画ではないと思いますが、特にミステリ映画の場合「原作既読」「オチを知っている」のは鑑賞の上で相当厳しいなぁ…というのを改めて感じた次第です。