13.志村喬と三船敏郎のキャラ設定が絶妙の作品。 演出はいい部分と悪い部分がくっきりしていて、空振り演出には思わず苦笑してしまったけど、 「面白そうだからやってみよう」といった、若かりし頃の黒澤監督の意気込みが窺える。 やくざと女子高生とを、さりげなく対比させているところがいいよね。 テーマはちょっとぼんやりしているが、読み取る力のある人なら十分伝わるはず。 それにしても、みんな若いね。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-09 06:18:22) |
12.録音状態が悪く早口で喋る台詞は半分くらいしか聞き取れなかったんだけど、どんなことを言っているのかは前後の流れと役者の表情と勢いで分かるのでストレスが無かった。台詞を気にする自分にとっては珍しいことだ。セオリーを踏み外さない演出と、志村喬と三船敏郎の二人の芝居によるところが大きいと思う。三船敏郎は初めての黒澤作品のようだ。大河内傳次郎や藤田進が主演していた本作以前の作品と比べると、黒澤映画が芯のある柔軟さと機動力を獲得したような印象である。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-10-10 23:12:37) |
11.三船敏郎が20代の頃の作品で、後年の脂ギッシュで貫禄のあるイメージがあるだけに、新鮮味を感じた。 話としては卒がなく楽しめる内容。 脚本ありきの黒澤映画は多少苦手だが、これは案外すんなり観られた。 ヒューマニズムがいきすぎていないのが良い。 『赤ひげ』までいってしまうと、クド過ぎるので・・・ 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-08 22:21:01) |
10.良い映画でした。 どろどろした沼と寂しげなギターの音色、逆にギラギラした街が混沌と無常感を醸し出していたと思います。 志村喬は演技の幅が広いですね。素晴らしい。 でも何より秀逸なのは、若き三船演じるヤクザでしょう。 悲しみを隠し切れず、ヤケになっていくところはとても切なくなりました。 エンディングでもっと泣かせてくれるのかと思いきや、 意外とアッサリ終わってしまったのが個人的には残念。 【おーる】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-03-14 13:45:30) |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 6点(2006-06-30 22:13:53) |
8.「あしたのジョー」を思い出したのは僕だけ? この危うさ、脆さが作品として成立する理由を考えずにはいられない 【ようすけ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-10 06:16:12) |
|
7.冒頭の弾丸摘出シーン。ものすごく痛そうでした。自分の手がうずくくらい。映画としては後味わるい部類なんで個人的には評価しにくいのですが、人の道に背いたヤクザな人生の末路はこんなもの…とでも言いたいのでしょうか?話は少しそれますが、「ハウル…」でソフィの声が年齢に合わない婆さん声だ!と感じていましたが、この映画の17歳役の患者の声を聞き、ソフィの声はアリなんじゃないかと思ってしまいました。 【クルイベル】さん 6点(2005-02-28 10:15:28) (笑:1票) |
6.ストーリーはこれといって普通ですけど、なんといっても志村さんと三船さんの個性、この個性でもってるようなもんですね、この映画は。もうすでに音楽の対比的な使い方とか、黒澤さんらしい手法が出てきますね。あと、演技に時代を感じますね。今の人がこういう演技やったら大根とか言われそう。 【あろえりーな】さん 6点(2005-02-27 02:25:00) |
5.古い映画だからもちろん演技のセンスも演出も古い。でも三船がすごい。ギラギラした抜き身の刃のような迫力に参った。 【天球儀】さん 6点(2004-01-04 08:32:26) |
4.暗い雰囲気がどうも好きになれない。やはり時代の流れを感じてしまう。三船は怖すぎる・・・。 【神谷玄次郎】さん 6点(2004-01-03 22:34:19) |
3.物を投げまくる志村喬に驚いた。この作品の三船は、見た目は良いのですがあまり魅力を感じませんでした。やはりやくざにろくな者はいないということでしょうか。 【のほほん息子】さん 6点(2003-10-31 03:17:55) |
2.医師、松永、岡田の関係やバックボーンがあまり良く判らず、それぞれの心境が少々伝わりにくいと思う。命を棄ててでも成り上がるヤクザ渡世と命の尊さを伝える医師、もっと2人が早く出会っていればと思わせる。 【亜流派 十五郎】さん 6点(2003-09-14 08:30:47) |
1.ヤクザの末路はこんなにも惨めですと訴えてきます。ここでも志村喬の好演が光ります。 【野ばら】さん 6点(2003-05-16 11:00:06) |