1.紫式部原作のアニメ作品。夕顔との出会いから須磨までの抜粋と言う事で、あまり期待しないで観ましたが、絵の画面構成が逸して良かった。正統派アニメーションの中でも、古典文学を意識した動画創りは悪く無い。空気感や独特な間…セリフの歩調などを見て、「銀河鉄道の夜」を思い出したが…なるほど、やはり監督は杉井ギサブローさんでしたか。源氏物語を独特な手法で見せて行くのは、個人的には好きですが、これが2時間続くとメリハリの効いたアニメを好む方にはやや苦痛を感じるやもしれない。私は単に光源氏に好感が持てないので単純評価ですが。