7.会話の表情とか、距離感の描写に全力を傾けている映画。公園の散歩→船→車→家と、次第に近寄っていく。そして会話が最後には歌に至る。恋ですなあ。実際の9年の歳月が挟まれているわけ。フィルムが記録のためにあることをここまで徹底して極めようとした姿勢に、とにかく圧倒されます。でも前作ほど見てておろおろしないですんだのは、ちょっとこっちも醒めて見ていたよう、あるいは「記録」ってことが、ビデオで簡単に行なわれる時代になってしまったからなのか。向こうのせいなのか、こちらのせいなのか、よく分からないのが本当のところ。こういうことやり続けてる監督がいるのが嬉しいのは間違いない。 【なんのかんの】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-31 09:26:59) |
6.絶妙な会話。相手の気持ちを読みあいながら、しかもリアルタイムで展開する。 こういう関係って無いようで、でもあるな、という感じ。 終わり方は微妙だが、この続編がまたあることを考えるとこれもまた絶妙か。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-21 20:18:34) |
5.9年という歳月が流れたことを端々まで感じられました。二人の会話は相変わらず素敵でした。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-10-04 22:15:41) |
4.お芝居の「セイムタイムネクストイヤー」みたいに、また何年か後の彼らの姿を見てみたい。いま30代の人たちにこそ観ていただきたいな。私がリアルタイムで30代なら前編よりこちらに共感したのではと思いますが、さすがに私はこの世界にはかなり距離を感じてしまい、むしろおとぎ話チックに見られる前作のほうが好きです。でも、ラストの雰囲気はとても粋で、好き。 【おばちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-11-28 15:27:29) |
3.こちらを見てから、前作を見ました。 せつないですねー。 自分も大人になったから、わかる気がします。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-28 18:17:42) |
2.イーサンがおでこにシワをつくっている。まだ若いけれど、9年前の透ける肌は失いつつある二人。しかし会話は以前にもまして淀みない。沈黙は金なりとはいうけれど、彼らの雄弁さもプラティナム級。タイトな時間軸が前作以上の砂時計テイストを生んでいるけれど、青春を通り過ぎて別々の時間を生きる彼らの人生の苦味が加わり、ジュリー自身が生んだ科白が彼女の顔に翳をおとす。「半年後に会えたのだろうか?」という前作の疑問はこの作品で明かされ、「間に合ったのだろうか?」という今回の疑問と、気になる二人のその後はいつとも知れぬ次作に持ち越す、ニクい作り。でも役柄をこえた実在感をもつ彼らを愛する人は、いつまでも待ち続けるのだろう。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-10 14:17:45) |
1.前作から時が経ち、2人とも歳を重ねたけど素敵な映画って感じです。ただ「恋人までの距離」の続編であることに意味があって、この作品単体では自分の評価はもっと低かったかもしれません。ラストはあいまいだけど、なんとなく後味がせつない作品です。 【Andrej】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-17 03:48:38) |