【civi】さん 7点(2003-10-28 05:49:43) |
4.史上空前の大ヒット作の続編としては、割と低予算っぽい作り。R・バートンやL・フレッチャーらのギャラで大枚はたいたのだと予想できるが、別につまらない作品でもないと思う。意見は分かれるだろうが、これはこれで、それなりの楽しみ方があります。イナゴの目を通してアフリカの大地・次元を飛び越えて飛び回るカメラワークは稚拙を通り越して笑いを誘うし、劇中流れるシャーマニックなモリコーネの音楽は素晴らしすぎます。ちなみにモリコーネはA級、B級から果てはウルトラC級まで、作品の質は問わず参加するなど結構節操がありません。あと、J・E・ジョーンズ演じるコクモ。最重要人物として登場しますが、ただの原住民じゃないか!!それからネッド・ビーティ。くだらないジョークを飛ばすセスナ機の操縦士として一瞬登場するだけ。悲しすぎます。リーガンは小太りで可愛くないし、L・フレッチャーと装置を着けて深層心理に潜り込むシーンは強烈なまでの貧乏臭さです。ここではオスカー女優の熱演も面白いように空を斬ります。R・バートンも前述の装置を研究所から盗み出して(ただのコソ泥)紙袋にいれて平気で持ち歩くし(出来ることから推測して、高価な機械なんでしょ?)、もう何がなんだかわかりません。でも、これでいいのです。そんな、どうしようもなさが好きでたまりません。7点、もってけ。 |
3.良い映画です。一作目をホラー映画としてしか見れない人には、駄作と呼ばれてしまうのかもしれません…。日本であまり評価が良くないのは、宗教にかたよっていない民族だからでしょう。一作目とは違う観点で、同じテーマを表現しようとした映画です。できは一作目には、及びませんが迫る勢いはあるのでは? 【ても】さん 7点(2003-01-07 01:28:35) |
2.フッハハハハハ(爆)、なるほどこりゃ道理で不評なわけだ。でもジョン・ブアマンの映画としては、個人的には好きなほうだな。だってハッキリ言って「未来惑星ザルドス」の方がよっぽどワケの判らない映画ですよ(全然比較になってない)。この独特の民族楽器を応用したミュージック・スコアに、リチャード・バートンの怪演。このラストの力技はブアマンならではだし、シナリオライターが困った時に最近はこの手のオチをよく使うようになったものです。武骨で豪快な演出なんかも、いかにもジョン・ブアマンの映画って感じがする。従って、L・ブレアは今回ディレクターのアクの強さに屈したと見ています。 【チャーリー】さん 7点(2001-12-06 00:09:01) |
1.期待が大きかった分、皆さんカンカンみたいですネ!J・ブアマン監督って独特の映像哲学をもって、かなり強烈な個性を放っている人だけに、好き嫌いがハッキリしているみたい。個人的には好きなほうで、「脱出」のような傑作を世に送り出していますが、今回、彼が善と悪の対決を具体的に映像化したものの、第一作目とはスタンスが異なったことにより、あまりにも印象が違いすぎて不評を買ってしまったようです。で、この作品、神を否定したという意味ではキリスト教信者にとって、これほどコワイ作品はないんじゃないかと思います。悪魔と対決するのは結局のところ個人でしかないというところでしょうか?クライマックスの“例の部屋”での天地が裂けるイメージは強烈な印象として残っています。 【ドラえもん】さん 7点(2000-09-29 11:42:28) |