23.ヒロインのエミー・ロッサムが直接関与していない時のミュージカルシーンの退屈振りに比べると、彼女が歌っている時のうっとり感たるや相当なものですが、それって逆に言うと「要するにヒロインの歌唱力&ルックスにおんぶに抱っこの映画なのでは?」ということなのかも。 巷のサイトなどでは「これだけうっとりさせられるということは、それだけミュージカル的に優れているという証拠だ」といったような意見もあるようですが、本当に「ミュージカル的に」優れた技巧の映画なんでしょうか。「非日常空間」と「日常空間(そもそもこの映画ではここの定義がちょっとばかしあいまいになってるんですが)」とが補完関係ではなく一方的な搾取関係になっているという点が、どうも私にとっては「こうゆうのをミュージカルと認めたくないなあ」と思ってしまうとこなんですが。ちょっとどぎつい言い方をすると「ヒロインとファントム以外の全ての人間(子爵ですらも!)が、二人を引き立てるための有象無象にされてしまっている」という気がしてしまって…。 全然話は変わりますけど、「最も理想的なミュージカル映画」って言ったら、それってどんな映画でしょうか。人それぞれ色んな意見があるでしょうが、私が思うに「おお、なんてこったい! 作り始めた時点ではそんなつもりなど毛頭無かったのに、いざ作ってみたらミュージカル映画になっちまったじゃないか!」という映画なのではないでしょうか。もちろんそんなにうまいこと御伽話みたいな生まれ方をする作品など滅多にないだろうとは理屈では分かっちゃいるんですが。 【バーグマンの瞳】さん [地上波(字幕)] 7点(2015-07-30 12:34:41) |
22.2015.03/04 鑑賞。永らく観そびれてたがやっと・・。ミュージカルとしてかの名曲はさておき結構美しい曲が多い。イントロとエンドでのモノクロ映像が作品全体をうまく纏めている。でも肝心のファントマの人物像が判らず、何故殺人までと・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-03-04 18:58:14) |
21.映像も編集も未整理でごちゃごちゃしている部分がないわけではないのだが、この作品に一本の筋を通しているのは、エミー・ロッサムの存在感。画面に登場するだけで、その場の空気をまとめてしまうほどの吸引力があります(ケイト・ウィンスレットの若い頃を思い出しました)。逆に、ファントムは普通の人っぽすぎ。もうちょっと不気味に毒々しくいってほしかった。●再見して+1点。いやもう、この歌、美術、そして音響のゴージャスっぷりは、やはり見事です。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-06-27 00:51:34) |
20.原作と楽曲の素晴らしさは言わずもがな、美術も中々凝っていて現代から過去のオペラ座へとタイムスリップする場面はとても良かったです。あとエミー・ロッサムとパトリック・ウィルソンが歌では奮闘してくれていました。 一つ問題だったのがジェラルド・バトラー演じるファントムで、ちょっと歌唱力に問題があったかなぁと思いました。そこは俳優の出来よりも歌の上手さでキャスティングをして欲しかったと感じました。 【民朗】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-07-31 10:29:17) |
19.面白かった!たまにはこんな派手な映画を見るのもいい。唄と音楽が多いため映画館で見たらもっと印象が違っただろう。カメラワークも凝っている。多少凝りすぎかもしれないが。しかし、主人公の女性の顔に強烈にライトが当たっているのは気になる。綺麗に写すためであろうが。 【やぶからスティック】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-29 10:43:44) |
【miso】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-10-23 20:10:47) |
17.自分が今まで観たミュージカルでは一番楽しめました。みんな歌がうまいですね。やっぱり最後ははっきりどちらかを選んで、どっちかが死んだほうがすっきりしたかな。たまに俗っぽい場面(ロック調)の曲とかがあってその辺が後々まで残る名作とは言えないかと思います。あとーおっぱい出してくれればもっと点高いんですけど(笑) 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-21 17:45:27) |
16.全編ろうそくのオレンジ色で統一された幻想的な映像が綺麗だった。オーソドックスなつくりで、速い展開に慣れた目には若干退屈だったが、後半は盛り上がってなかなか。舞台の上でクリスティーヌとファントムが歌う、the point of no returnの歌(タイトルはわからん)はお下劣な内容で、ちと興奮(笑)。要するにファントムはただのストーカーだとは思ったが、その気持ちがわからなくもない自分が。。。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-31 16:56:33) |
15.もとがしっかりしてるので、安心して見れた。キレイだった。ラウルが剣術に秀でてるのは納得いかないけど。 【アンダルシア】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-12-30 03:12:53) |
14.音楽もなくセリフだけのだる~い映画よりはこの作品の方がイイんですけど、いくら出演者の歌が上手くてもさすがにちょっとキツかったですね、あまりにも歌ってるシーンが多すぎ!!普通に話してるシーンがあるとなぜかホッとしてる私がいました(笑) 【愛しのエリザ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 18:11:25) |
|
13.雰囲気も音楽もすばらしかったけど、オペラの雰囲気に慣れるまでが大変だった。クラシックは好きなんだけど、オペラはあまり好きじゃないので、音楽が耳になじむまでの序盤が結構苦痛だった。後半は盛り上がっててかなり良かったんだけど。音楽はすばらしいけど、ちょっときつめで派手な音楽で、疲れる系統の音楽と感じたので、好き嫌いが分かれそうかな。ほんとに9割歌ってるのでオペラ苦手な人なら絶対見ないほうがいいと思う。にしてもファントム普通にかっこいいよね容姿が。マスクとったときの顔よりブサイクな人はどうしたらいいのって言う感想を見ましたが激しく同感w。スタイルも良くて音楽の才能は天才的って相当恵まれてる気がしますけど。結末もちょっと好みじゃないです。誰か死なないといけなかったんじゃないかと。3人とも生きててクリスティーヌとラウルは普通に夫婦でファントムは花を添えるまで長生きって美しくないよ。なんかリアルに悲しいじゃん。そう思うのは僕だけでしょうか。 【りょう】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-10 11:42:10) |
12.映画として面白かったかと聞かれると正直「否」です。でも音楽・映像の芸術的視点から評価すると「是」になります。キャスト、音楽は良かったと思います。クリスティーヌの優柔不断さにはちょっと「悪女」を見た気がしますが、総じて言えば歌も演技も良かったので許します。ラストシーンが切なくて秀逸でしたね、この映画の中でダントツ光るシーンかもしれません。 |
11.最初にいきなり強烈な音楽と早いテンポで、映像を観せたのはいい感じだった。ミュージカルなだけにやっぱ全体的に音楽が良い。オペラ座の怪人の切なさも伝わったし、おもしろかった。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-09 02:42:15) |
10.ジャーン!!ジャジャジャジャジャーン!って重厚な音楽で幕を開けてから、終わるまでずっと美しい音楽で不思議な雰囲気のまま楽しむことができた。映画ならではの役者のアップや特殊効果がプラスされたこの舞台は見所十分でかなり楽しい♪個人的にはクリスティーヌの「お前だからどっちやねん」って態度と怪人の偉そうさが気になる。てか怪人、生い立ち不幸だからって人殺しまくっていいと思ってんの?あとメロディーが印象的過ぎてangel of music♪が「またかい」って思うほど繰り返されてる気がする。・・・とケチが多くなったけど、色と音楽の一大スペクタクルだなのでオススメです♪ ちなみに去年宝塚でやってた版の方が怪人が弱気で詩人で、音楽も好きかな♪ 【ジムプリチウス】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-07-17 21:33:14) |
9.「舞台がそのまま映画になった」かんじ。何回か鳥肌がたったけれど、それは音楽に感動したから。もっと「映画版でしか出来ないこと」を見せ付けてほしかった。それを期待していたので、少し残念。 【kokayu】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-10 03:26:20) |
8.ほぼミュージカルで観たとおりって感じでしたが、(オープニングのシャンデリアの場面)過去へ戻っていくところの美しさと、パトリック・ウィルソンの歌声が本当に素敵でした。 それから、確かにあの字幕には問題ありかと・・・。 【チャコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-15 14:42:22) |
7.アンドリュー・ロイド・ウェバーはイエス・キリスト・スーパースター(アルバムタイトル)のアルバム以来のお気に入りアーティストですし、ロックフィーリングのあるミュージカル系の映画は久しぶりなので期待大でした。 音楽的には上々。キャスティングや映画向けのアレンジも優れています。ミュージカル映画ならではで、続けて何度も観たくなります。音楽がメインの作品を一度観ただけで評価するというのは無理な話で、音楽そのものの出来は勿論、映像との兼ね合い、ドラマ性との関連等を十二分に味わった後に映画としての価値が分かります。 今は鑑賞直後の印象しか書けませんが、ドラマの要素が強く、人物のアップが多用されていました。群舞のシーンを増やして、ミュージカル映画であることを前面に押し出しても良かったように思います。 ドラマとして破綻していませんし、全体のまとまりは良く、映像作品としての完成度は高かったです。 ロックミュージカル映画としてはジーザス・クライスト・スーパースター、トミー、ダウンタウン物語などが思い出されますが、それらとは趣の異なる大人向けのミュージカルとして所持していたい作品です。 【昌兵衛】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-14 23:35:35) |
6.あれ、オペラ座の怪人ってこんな話だっけ?と一瞬思ったけど、原作読んだ訳でもなし(ミステリかじり始めの頃に『黄色い部屋の謎』を読んだ時の感激を大切にするためには他のルルー作品は読まない方がいいらしいので。笑)、そういや私が知ってるのって、昔、マクシミリアン・シェルが出てたオペ怪だけだもんなあ。ストーリーはあちらの方がまとまってました(少し恥ずかしいが・・・)。ってよりも、本作、「オペ怪なんぞ見た事も聞いた事もねえや」という完全白紙状態で見ても、ちゃんと意味がわかるんでしょうか、とちょっと不安。怪人は思わせぶり無く、まさにアタリマエのように飄々と登場するし。オマエ誰だよ、とクリスティーヌ以上に訊いてみたくなること請け合い。シューマカー監督、「変人」を描くのは得意だが、「怪人」は苦手なのか・・・。それに、この映画、何ともヤカマシイ感じが拭えないのも難点か。いや、音楽をたっぷり聴かせてあげようというコンセプトらしいので、それはいいんだけど、「視覚的に」ヤカマシイんだなあ。音楽に負けじと映像にもこだわろうとしているのが、さすがにチトやり過ぎ、落ち着きません。「その『画』ってホントに必要なの?」というカットが目白押し、音楽と両立してない気が。一体何がしたくてこの映画作ったの?と言いたくなるけど、まあ、要するに超豪華版「オペラ座の怪人」を作りたかったのでしょう。と好意的に捉える事に。確かに大変ゴーカに仕上がった映画ではあり、コテコテのスタミナ食のような一本であります。さて、あまり悪口書いててもヤな感じ、映画は楽しく観たいものです、だから最後にベタ褒めしておきましょう。この映画の見どころはなんと言っても、地下へ救出に向かったニーチャンが、落とし穴に落ちるシーン。スコーンと、まさに見事な落ちっぷり!実に気持ちよく、落とし穴に吸い込まれてくれます。しかもこのシーン、別に無くてもストーリー上は問題ないしなあ。まさに一瞬かつどうでもいいシーンなので、お見逃しなく!! 【鱗歌】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-09 12:22:42) |
5.ミュージカルの映画化ってどうなるんだろう?との好奇心から、物語の大まかな筋(結末は知らず)と、怪人、クリス、ラウルの三人の関係ぐらいの基礎知識だけを持って劇場に臨みました。しかしそれだけ分かっていれば十分。話の筋を歌曲の歌詞で追いながら、最後まで緊張感を持って鑑賞することができました(多少気になる字幕はありましたが・・・)。ステージセットも豪華絢爛。音楽もスクリーンならではの大迫力。こういう映画もなかなか良いのではないでしょうか。クリス演じるエミー・ロッサムは今後も要チェックな逸材かと。 【ライヒマン】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-04-02 23:35:00) |
4.ほとんど予備知識無しに見たけど、テンポは良くて、独自の世界観へぐいぐいひっぱっていってくれるパワーがあった。勢いに7点。 【じゃん++】さん 7点(2005-03-20 13:58:14) |