31.中村獅童さんの役が憎たらし過ぎて、、、それだけお上手って事ですよね。意外にもちゃんと日本寄りでも思いも踏まえて作って頂き有り難かった。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-12 22:31:34) |
30.派手さはないけど、硫黄島の戦いを日本軍側から淡々と描いたいい作品ですね。 米軍にも多大な損害を与えた激戦という印象はなく、一方的に追い詰められていくストーリー展開だったけど、当事者目線のリアルさという意味では忠実な映像化なんでしょうね。 タイトルにもなってる手紙の件はちょっと弱い印象で、どちらかと言えば西郷と清水の友情物語として見た方が感動的ですね。 あと、どうでもいいことだけど、鑑賞環境の選択でちょっと悩んでしまった。 邦画ではないような気がするけど、吹替でもなさそう。 一部のシーンに字幕があったので、なんとなく字幕を選んでみたけど、やっぱりちょっと違うような気もする。 【もとや】さん [地上波(字幕)] 7点(2014-10-08 17:57:45) |
29.イーストウッド監督の作品は敗者やマイノリティーに優しい描写が多いですね。二宮の演技が良かったのは意外でした。内容も良かったです。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-04 20:10:15) |
28.かつての敵国人であるイーストウッドが、戦時下の日本人を変に美化するでも逆に貶めるわけでもなく、極めて中立的に描写することで日本人監督とはまた違った客観的なメンタリティを描きだしている。良い部分も悪い部分も含めて、誰もが愛する人が住む祖国を守るために戦っていたのだという、そんな当たり前のことを思い出させてくれたイーストウッドにただ感謝するばかり。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-07-26 15:48:24) |
27.最初は戦争映画ということで、真面目な気持ちで見始めました。ですが見始めた後の少し軽めの雰囲気に、不謹慎ではありますが、フィクションの戦争アクション映画を見ていると気持ちを切り替えました。 個人的には、アクションシーンはとても良かったと思います。映像もきれいでした。また、アクション映像がない場面であっても、爆発音と振動、それから兵士と上官のやりとりで、十分にアクションシーンを演出してくれていました。2時間以上の映画ではありますが、面白かったので長さは感じません。 ただ、欲を言うならば、もう少し陰惨な内容になったとしても、リアリティを追求した映画にするか、いっそ史実をもとにせず、完全フィクションとしてのエンターテイメント映画にするか、どちらかにしてほしかったと思います。見終わったあとに、この映画を面白かったと思ってしまうと、すごい罪悪感に襲われてしまいます。 【たきたて】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-07-13 11:51:33) |
26.製作国アメリカという悔しい思いは残りますが、この戦いを今まで再現することなく放置していた日本映画界に対しても何だかなあという思いが芽生えてしまった事は確かです。その上でなのですが、今後、もしも硫黄島を扱った作品が観れるとしたなら、その後、終戦から4年後に(つまり 1949年まで)この硫黄島に潜伏していたという元日本兵2名の悲しい物語を再現していただきたい。硫黄島戦いの後、4年後ついに米軍に投降したという2名の生き様を知ってみたいし、見てみたい。特に、米軍投降後、最終的には、擂鉢山の火口から400mほど離れた場所から「万歳」と叫びながら飛び降り自殺をしてしまったという岩手県出身の二等兵曹(当時25歳)の無念さやら思いやらを例えば今回の続編という感覚になってしまったとしてでも知ってみたいし、観てみたい。そしてその際には、もちろん当然の如く日本人監督の元に製作していただきたいもんですし、今回のクリントスタッフとは違ったところに着目点を置いて その後の硫黄島を映し出していただい。そんな作品が今後観てみたい。 【3737】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-11 21:05:13) |
25.この戦争を描いて、右にも左にも流れず、戦争自体の悲惨さは大前提としておきながらも、その中での人の生き様を(それも敵である日本人の生き様を)きちんと描いているのは高く評価したい。 そしてそれを見せるために、「プロジェクトX」的な意味でのエンターテイメントの要素をぎりぎりまで省き、しかしそれでいて、観客が最初から最後まで、それなりに興味を持って見られるような要素も必要最小限に残している、そのバランス感覚が本当に素晴らしい。 たとえば、戦闘中にさしはさまれる、回想シーンのカットバックは、将兵が過去を振り返っているというレベルのリアリティを十分に残しつつ、観客にとっては過度の緊張から一時でも解放されるオアシス的な機能をうまく果たしていて、お涙頂戴的な作り物感を感じさせないのはさすが。 この映画を見る人は、いったんアメリカ軍が上陸したら、その後は悲惨な戦いがずっと続くことを覚悟して見始めるんだろうけれど、映画の前半をまるまる栗林中将の人を食ったようなあっけらかんとした姿でぐっとひきつけ、そこにエンターテイメントの要素を集約しているのが素晴らしい。(エンターテイメント要素のない)戦闘シーンがはじまってから、観客が耐えられるストレスをきちんと計算尽くしているように思われた。 戦闘がはじまってからは、日本軍が圧倒的な物量差の中で、意外な抵抗を見せるということを、作品のエンターテイメント的な要素としてももってこられたのかもしれない。それをやらなかったのは、一つには「敵の」アメリカ軍に感情移入するアメリカ人の観客の反応を意識したからなのかもしれないけれど、結果的には、そうした盛り上がりを排除した結果、この戦争のなかで「とにかく生き延びよう」とするだけだった兵士が、「最後まで戦う」ことを選んだ将官の生き方、価値観に影響されていくというドラマが、よりくっきりと描けるようになったようにも思う。「二度あることは三度ある」という栗林の言葉が特に心に残った。 「ディア・ハンター」や「フルメタル・ジャケット」、「地獄の黙示録」などに比べれば、目を開かされるというような要素はあまりなかったし、「戦場にかける橋」のようなポジティヴな感動もなかったけれど、あの戦争を我慢せずに見られるレベルでフェアに描いていることを高く評価したい。 【小原一馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-09-03 02:05:18) (良:1票) |
24.いい作品だった。硫黄島戦は「父たちの~」の方で題材になったあの写真は有名だが、歴史の教科書では数行触れるにとどまってる程度だった。栗林大将もアメリカでの知名度が割とあるのに比して、日本では本作品以前はそれほど注目されてなかったという。私も栗林大将のことは知らなかったし、激戦地とか最後の砦とかいっても沖縄戦のように民間人を巻き込んでいないこともあり、あまり興味もなかった。しかし本作を観て、これは語り継がれるべき歴史であることを実感した。硫黄島戦を多くの人に知らしめる、意味のある映画である。「手紙」をテーマにおき、兵士(一兵卒から士官まで)の家庭人たる面を描くことで、優れた反戦映画にもなっている。栗林大将、バロン原という少し日本軍では異質の存在が同時にあの地にあって、絶望的状況の中善戦して最期を遂げたというのは意外史とも言えるのではないか。米国通、騎兵隊出身という共通点からの意気投合は興味深かった(出自の違いから、本当は対立もあったらしいが)。渡辺謙、伊原剛志は適役だったと思う。一兵卒の西郷、あの子はジャニタレだったのか…なるほどね。でも悪くなかった。言葉使いはもう少し気を使って欲しかったが(彼でなく脚本に)、新婚の若き商店主という設定は良かった。ささやかな商売を始めた矢先に憲兵隊に商品や商売道具を持っていかれてしまい、戦争を内心苦々しく思っていた男が徴兵される、実際にそんなようなことだってあったろう。塹壕掘りにうんざりしながら、妻に手紙を綴るキャラには共感がもてた。演技は上手ではないけれど、映画の流れに支障をきたすほど酷い、というわけでもないし。若い世代に観やすい作品にするにも、このキャラ、キャスティングはありと思った。 ただ本作に関し、米国人が日本人の視点で撮ったことでの過大評価はどうかな、と思う。確かに、本作は確かに今までの日本の作品になかった切り口も見られ、優れた映画であることは事実だが、今までの二次大戦を扱った邦画にだって、本作と同等、またはそれ以上の名作は多々ある(愚作もあるけど)。日本軍の非行を描いたものや原爆映画などの「左系」とされる反戦映画にも、軍上層部の煩悶や悲劇を描いて戦争美化との非難もある「右系」とされる反戦映画にも。私は本作を観たからといって、それらを貶める気は起こらない。 【あっかっか】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-05-04 13:59:24) |
23.ミスターリアリストの東木監督。今作も過剰な演出のない重い内容で、戦争の「恐怖」とその「事実」がしっかりと伝わってきた。戦争を美化するワケでもなく、戦争で「感動」させるワケでもない。日本側の悲劇を「アメリカ人の表現」でスマートに描きあげている。ニノが演じる西郷が、いわば現在人の思想を持っているので、この映画を日本の現代っ子にとっての一つの教え(自分が思うに戦争の悲惨さと無意味さ、そして国と人を愛する心)として良い教材なんじゃないかと思うんだけどどうだろう。プロパガンダ的なものもないしね。ともかくアメリカの監督が日本人俳優を使ってこんな難しい題材の映画をこのクオリティで作り上げただけで快挙だと思うよん。やっぱ凄いわ。 【カワサキロック】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-18 23:01:08) |
22.率直な感想は重い映画だった。。。 内面的な視線で描かれていた作品で、 少し綺麗にまとまりすぎていたが、 戦争の悲惨さは充分に感じ取れた。。。 【ナラタージュ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-01-22 21:45:34) |
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21.ドンパチシーンの迫力は凄いのですが、あくまでも音響的な意味であって、もう少し生々しい殺戮シーンというか鬼気迫る演出が欲しかったような気がします。つまり、ドラマというよりは軍事アクションにやや傾倒気味かなと感じたわけです。あと、キャストですが、二宮君では青臭すぎてこういう役柄にはどうも合いませんね。渡辺謙、伊原剛志、中村獅童らの迫力に完全に力負けしてます。 |
20.特に盛り上がるところもなく淡々としていましたが戦争映画としては良作。多くの犠牲の上に今の日本があるんだと改めて思いました。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2007-10-11 19:26:57) |
19.何年か前に見たNHKスペシャルの方が何倍も恐ろしく、悲惨だった事、やんちゃで健康的な西郷が二宮君にしか見えず大写しになる度に現実に引き戻されてしまった事、『父親達の~』と比べるとどうしても安っぽさが否めない事を除けば(致命的?)非常に優れた作品だと思います。この様な作品をアメリカ人に撮られてしまうなんてなんか皮肉というか情けないですね。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-08-07 17:15:04) |
18.決して悪い意味ではないのですが、思った以上に抑揚がない印象でした。ところで、わざわざジャニーズに出演させる意味はないのでは?もっとちゃんとした(失礼)俳優を起用した方が良かったのではないかと思いました。戦争の悲惨さは映画以上なのでしょうね。 【きたくん】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-05-23 18:44:39) |
17.やっぱり日本人なので訴えてくる部分はありました。でも栗林さんがどういう戦略で戦ったのかが??だし、兵士に飢えとか暑さとかの極限状態がまったく感じられないのも??でした。これは多くの人が疑問に思うところだと思うし、ハリウッド映画の限界なのかもしれません。それでも作品として最後までひきつける力強さはあったと思います。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-05-08 20:11:27) |
16.久々に戦争映画を観たためか緊迫感をもって最後まで観ることが出来た。ただ、どういう戦術の戦闘なのか理解出来ず、ただ戦争してるって感じで観ることしか出来ずちょっと残念。主役の二宮くんはいかにも現代っ子て感じでリアリティがないのも気になった。父親たちの星条旗に期待しよう。 【ぽじっこ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-05-08 16:32:36) |
15.香港の映画館では、学生が多く観に来ていました。 日本兵が自決を選ぶシーンではあちこちから チーシン(Crazy)という声が上がり、 日本人とばれるのが少し恥ずかしいという気持ちになりました。 まさにいかれていたのでしょう。 この映画、おもしろいとは思いませんでしたが、 星条旗と併せて一度は観ておく映画だと思います。 生きて帰った兵士のその後はどのようなものだったのでしょうか。 |
14.映画の内容についてのコメントはしずらいなぁ~。戦争を知らない・知ろうとしない人間がペロっと喋っていいもんでもない気がして。 あ。映画館の雰囲気が、通常の洋画(一応…)とは違って年齢層高く、苦笑シタ。そして、以前からよくゆってんですが、謙さんの死にっぷりはもう名人芸の域ですネ。 【ちっちゃいこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-02-15 16:39:14) |
13.イーストウッドだけあって、あまり感動的にもせず、ド派手な戦闘シーンばかりにもせず出来事を淡々と写しだしている感じでした。「父親たちの星条旗」の方はまだ観ておらず、硫黄島2部作は2つで1つの作品と思っているので評価はとりえずの点数で。 【アルテマ温泉】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-02-02 22:13:31) |
12.知らなかった。どの程度現実に即しているのかわからないが、実際にこのようなことがあの島で起きていたこと。戦争の残虐さ。日本兵の靖国に対する思い。戦争のことを知らない我々の世代にとってこのような映画は貴重である。定期的に観て戦争の悲惨さを常に心に刻んでおかなければならない。 【ぺん】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-21 03:21:57) |