11.オリジナルに対する思い入れが強いのでどうしてもこのリメイク版は分が悪いといわざるを得ません。 特に「珠世は島田陽子じゃないとねぇ」とついつい思ってしまいます。 もしもう一度リメイクされることがあれば金田一耕助は松山ケンイチを推薦したいのですが,珠世は思いつかないのです。 まあ,その前にそもそも監督がいないのが最大の問題なんですけど。 【まきげん】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-25 13:36:47) |
10.非常に乱暴な言い方ですが、横溝正史が描く旧来の日本家屋を用いたミステリは、平成の映像と合わないと確信しました。画面が綺麗過ぎて、映画全体が全く不気味ではなく怖くありませんでした。それっぽい雰囲気はあるんですが、どうも妖しさが無い。 【民朗】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-10-10 12:16:40) |
9.この映画は、旧作と比較してこそ意味があるものだと思う。誰々役は昔の女優と今の女優どっちが良いかだとか、石坂浩二が老けただとか、監督は現代の人にそういう比較をどんどんして欲しいと思ったのではないか。未だ衰えぬ監督の手腕によってスポットライトを浴びているのは、現代映画界を担う映画人だけではない。旧作に登場した往年の名俳優であり名女優もまた、本作の影の主役たちである。旧作と全く変わっていないからこそ感じられる全編にわたるノスタルジーと、旧作と唯一変わっているからこそ鮮烈な印象を焼き付けるラストシーン。映画館で見て、素直に良かったと思った。 |
8.原作を読んでおらず、オリジナルも見ていない人なら楽しめるかも。どちらか体験している人ならちょっと不満に思うような作品だと思います。 【くろゆり】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-03-02 23:29:55) |
7.この前テレビで放送してて映画館で約2年に見たのを思い出したので投稿します。 この映画、時代背景を考えたらトリックとか違和感あったりしますが、話全体的にはなかなか面白いですよ。 【A.O.D】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-02-26 01:30:01) |
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6.1976年版はぼくにとっての邦画No.1。ケチを付けてやろうと悪意をもって見始めたが、瞬く間に世界に引き込まれてしまったのが嬉しいやら悔しいやら。常連さん達が老けてたのが泣けた。それにしてもどうして坂口良子がでてないのさ!プンスカ! 【すらりん】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-02 15:07:20) |
5.前作と同じ脚本を使ったセルフリメイクだけあって微妙に変更点があるだけでほぼ忠実に前作をなぞっているので初めて見る映画なのに前作を再見してる気分になったが元の脚本がいいからか期待しなかったわりには楽しめた。(それでもやはり前作に比べてインパクトは半減してる。)市川崑監督の金田一ものですべての作品において刑事役を演じている加藤武が今回も刑事役、金田一を演じる石坂浩二同様前作と全く同じ役で出ている大滝秀治や前作で犬神竹子、梅子を演じた草笛光子と三条美紀が別の役で出ているなど、明らかにオールドファンを意識したようなキャスティングが嬉しい。(存命ならば高峰三枝子も出ていたかも。)柏屋の主人を演じている木久蔵もどこか三木のり平を思わせている。そういう部分も楽しめたので評価はちょっと甘め。それにしてもこの映画でいちばん思うことは96年に映画化した「八つ墓村」で石坂浩二を起用できなかったのが市川監督はよほど悔しかったのではないかということ。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-09-25 12:28:40) (良:2票) |
4.楽しめた。だってストーリーや撮り方、音楽などあらゆるものが昔と同じなんだもん。旧作が好きならば、楽しめるのは当たり前。故に多くの方が感じられているように、何のために作ったのかが作品を見る限りは見えてこなかった。まっ確かに大野雄二のメインテーマや明朝体のタイトルバックには感極まるものがあったので良いんだけど、もう少し今の時代に訴えかける何かが欲しかった。それにしても、石坂浩二は老けませんねぇ。 【ドラりん】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-23 23:55:43) |
3.一族が帰ってきた。やはり今見ると地味で、陳腐な面(洒落なんて特に)が多いです。新しい場面も加えて欲しかった。しかし、あの名曲と日本風土を大切にした映像を見ると、オールドファンとしては実に嬉しいです。今回の3姉妹も好きですよ。富司純子ママは品格があり、ふくよかになった松坂慶子は艶っぽさが消えていない。石坂浩二と加藤武と大滝秀治は同窓会のようですね。皆さん揃ってちゃんと声のトーンが老けている。私にとって、金田一耕助は知性であり、自由であり、旅である。 【チューン】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-01-30 20:22:18) |
2.映画監督・市川崑、91歳。 はっきり言って、ただそれだけで、日本の映画界における至宝であり、伝説である。 その大々巨匠が、再びメガフォンをとる(この言い方ももはや年季を感じる)。しかも撮るのは「犬神家の一族」、主演は30年前と同じ石坂浩二、否が応にも驚きと期待が膨らむというもの。 実際、映画の内容がどうであれ、齢90を越える“生ける伝説”が撮る映画である。それがすべてだと思わざるを得ない。 そうして生み出された稀代のリメイクは、30年前のそれと同じく、衰えを全く感じさせない日本のミステリーの礎とも言える物語の見事な“再現”だったと思う。 ストーリー構成、キャラクター造形、シーン設定などそのほとんどが30年前のそれと、ほぼ狂いなく描き出されていることは、新しさには欠け、物語としての驚きはあまりない。 が、それでも観客を引き付けるのが、この物語の魅力であり、描き出した市川崑という映画人の絶対的な“力量”だと思う。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-12-24 02:28:53) (良:1票) |
1.オリジナル版と比較した評価しかできませんが‥ キャストも、松嶋菜々子以外は当たりだったと思います。 特に松竹梅三姉妹は、オリジナルとはまた違った個性があって良かったです。 松坂慶子が太りすぎなのも、あれはあれで^^ 奥菜恵や木久蔵、中村玉緒、尾藤イサオなどの脇役も味があってよかった。 何より深田恭子のはるが可愛かった。 坂口良子のはるのほうがキャラ的には好みですが。 しっかしキャスティング以外ほとんど変わっていない。 市川監督なりの、現代風なアレンジを期待してたんですけどね。 ラストシーンは結構感動しました。 【彬彬】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-12-21 09:46:59) |