ファンタスティック・フォー(2015)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ファンタスティック・フォー(2015)

[ファンタスティックフォー]
Fantastic Four
2015年上映時間:100分
平均点:5.00 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(2015-10-09)
アクションSFアドベンチャーファンタジー漫画の映画化
新規登録(2015-08-14)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2022-12-20)【イニシャルK】さん
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監督ジョシュ・トランク
キャストマイルズ・テラー(男優)リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック
ケイト・マーラ(女優)スー・ストーム/インビジブルウーマン
マイケル・B・ジョーダン(男優)ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ
ジェイミー・ベル(男優)ベン・グリム/ザ・シング
トビー・ケベル(男優)ビクター・フォン・ドゥーム/Mr.ドゥーム
ティム・ブレイク・ネルソン(男優)ハーヴェイ・アレン博士
木村昴リード・リチャーズ/Mr.ファンタスティック(日本語吹き替え版)
ゴリベン・グリム/ザ・シング(日本語吹き替え版)
堀北真希スー・ストーム/インビジブルウーマン(日本語吹き替え版)
阪口周平ビクター・フォン・ドゥーム/Mr.ドゥーム(日本語吹き替え版)
土師孝也フランクリン・ストーム博士(日本語吹き替え版)
てらそままさきハーヴェイ・アレン博士(日本語吹き替え版)
原作スタン・リー
ジャック・カービー
脚本サイモン・キンバーグ
ジョシュ・トランク
音楽マルコ・ベルトラミ
フィリップ・グラス
撮影マシュー・ジェンセン
製作サイモン・キンバーグ
製作総指揮スタン・リー
配給20世紀フォックス
美術クリス・シーガーズ
衣装ジョージ・L・リトル
編集エリオット・グリーンバーグ
スティーブン・E・リヴキン
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2.世評とは裏腹になかなか楽しめてしまい、自分の感性はどこかおかしいのではないかと気になってしまいました。
アメコミ映画ブームで様々な特性を持つヒーローが実写化されている昨今ですが、ゴム人間、透明人間、人間たいまつ、岩石男という冗談にしかならないメンツがチームを組む『ファンタスティック・フォー』実写化企画の難しさは際立っています。この点、2005年版は思いっきりマンガ寄りのおちゃらけ路線に振り切ることで娯楽作品としての体裁を作り上げてまずまずの興行成績を残したものの、まったく深みのない物語で批評家やファンからの敬意を勝ち取る事は出来ず、たった一本の続編が製作されただけで自然消滅となりました。対して仕切り直しの本作は徹底して暗く、荒唐無稽なキャラクター達を可能な限り本物っぽく見せるというリアル路線に振り切っています。アメコミヒーローのクロスオーバー企画が続々と製作されている中で、フォックスとしてはすでにブランドを確立している『X-MEN』とファンタスティック・フォーのクロスオーバーをどうしても作りたいという思惑があり、シリアスな『X-MEN』の作風との統一感を出すために本作もこの路線をとったのだろうと推測されます。
前作『クロニクル』にて「もし高校生が超能力を身につけたら、きっとこんな風になるだろう」というドラマを作り上げたジョシュ・トランク監督の真価は、本作の前半部分で見られます。テクノロジーへの憧れを持つリード・リチャーズの幼少期からの物語を見せることで、物質転送装置という非現実的なアイテムを違和感なく登場させているのです。後にファンタスティック・フォーとなる面々が被験者第一号となるまでのくだりもうまく説明されているし、超能力を身に付けた後の各キャラクターのリアクションや、現実世界との接点の持たせ方もよく考えられています。ヴィジュアル面においては、超能力を身に付けた者達が変異する過程がなかなかおぞましく、またドゥームが暴れる場面では過剰なほどの血が飛び散り、残酷描写からも逃げていません。あのメチャクチャな設定のヒーロー達で深刻なドラマを作れという要求にはきちんと答えられているのです。監督は作品をフォックスに取り上げられ、元は140分あったとされる本編をズタズタにカットされたり(予告編にあった場面のほとんどが本編に無い)、監督以外の者(噂によるとプロデューサーのマシュー・ヴォーン)が撮った追加カットを勝手に挿入されたりといった大変な目に遭わされたのですが、それでも作家性の片鱗を残せているのはさすがだと思います。
ただし、短い上映時間のほとんどは超能力を身につけるまでのドラマに費やされており、ドゥームとの決戦がやっつけで終わってしまうという点は残念でした。また、4人がそれぞれの能力を生かして強敵に挑むというチーム戦としての面白さも追求されておらず、見せ場については2005年版よりも劣っています。最終決戦の場所が無人の惑星というチョイスも悪く、ヒーローの活躍に必要不可欠なオーディエンス不在の舞台でラスボス戦をやっても盛り上がりません。そもそもファンタスティック・フォーはアメコミヒーローとしては珍しく素顔も本名も明らかにされている設定のヒーローであり、一般市民からの応援と尊敬が彼らの特徴のひとつだというのに、その一般市民が作品にまったく姿を現さないのではファンタスティック・フォーのドラマとして失格でしょう。
ま、肯定的に考えれば『X-MEN』の第一作や『バットマン・ビギンズ』だって見せ場の盛り上がらなさ加減はこんなもんだったし、本作については超能力を得る前のパートが作り込まれているので物語の基礎部分はしっかりとしており、続編を作ればちゃんとした娯楽大作になる可能性はあります。もし製作されればの話ですが。フォックスとの関係を見るに、ジョシュ・トランクの再登板は絶望的という様子ですが。
ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-08-08 20:06:54)
1.そこそこ面白い。
吹替え版はインビジブル・ウーマン役の堀北真希は違和感なし。声優かと思った。ザ・シング役のゴリ〈ガレッジセール〉はそれなり。
ガブ:ポッシブルさん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2016-02-03 11:42:00)
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【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 5.00点
000.00%
100.00%
200.00%
316.25%
4637.50%
5425.00%
6212.50%
7318.75%
800.00%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review2人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 1.00点 Review1人
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