1.昔日本TV「11PM」に桝添要一が出ている時、この映画を非話題作として紹介していた。桝添の聞き手は最悪にも井森美雪で、噴水の横で胸をまさぐっているシーンが紹介され(はっきり言って、このシーンしか放映されなかったのだ)、桝添を冷やかしていたのを覚えている。つまりこの映画はあくまで、Hな映画としてしか宣伝されていなかった。作品のテーマは確かに、女性もエロティックな経験を期待する、と言うことが謳われている。エマニュエル夫人のアメリカ版といった印象も受ける。また舞台はフランス。勿論、制作者側にはこう言ったイメージで作品を作りたいと言った考えがあったのかもしれない。でもあの11PMの宣伝はあんまりだ。決してエマニュエル夫人ではない。純粋に、ある一人の女性が、退屈な人生に刺激を求め、自らそのチャンスを拡げようとしている。男性の目から描いた既製の作品とは、一線を引くべきだと思った。