たそがれ清兵衛のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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たそがれ清兵衛

[タソガレセイベエ]
The Twilight Samurai
2002年上映時間:129分
平均点:7.23 / 10(Review 331人) (点数分布表示)
ドラマ時代劇小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-03-04)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督朝原雄三
平松恵美子
キャスト真田広之(男優)井口清兵衛
宮沢りえ(女優)飯沼朋江
田中泯(男優)余五善右衛門
伊藤未希(女優)井口萱野
橋口恵莉奈(女優)井口以登(少女期)
岸恵子(女優)以登(晩年)
草村礼子(女優)井口きぬ
丹波哲郎(男優)井口藤左衛門
神戸浩(男優)直太
深浦加奈子(女優)飯沼八重
吹越満(男優)飯沼倫之丞
大杉漣(男優)甲田豊太郎
小林稔侍(男優)久坂長兵衛
尾美としのり(男優)大塚七十郎
中村梅雀(男優)寺内権兵衛
嵐圭史(男優)堀将監
赤塚真人(男優)矢崎
佐藤正宏(男優)坂口
北山雅康(男優)川並
中村信二郎(男優)藩主
桜井センリ(男優)藤左衛門の中間
原作藤沢周平「たそがれ清兵衛」/「竹光始末」/「祝い人助八」(新潮文庫)
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽冨田勲
浅梨なおこ(音楽編集)
作詞井上陽水「決められたリズム」
作曲井上陽水「決められたリズム」
主題歌井上陽水「決められたリズム」
撮影長沼六男
製作大谷信義(製作代表)
石川富康(製作代表)
松竹
日本テレビ
博報堂
松竹ブロードキャスティング
プロデューサー中川滋弘
深澤宏
山本一郎〔プロデューサー〕
配給松竹
美術出川三男
西岡善信(美術監修)
原口智生(特殊造型)
倉田智子(美術助手)
衣装黒澤和子
編集石井巌
石島一秀(ネガ編集)
録音岸田和美
北田雅也(効果助手)
深田晃(音楽録音)
西尾昇(デジタル光学録音)(デジタル光学録音)
東京テレビセンター(オプチカルレコーディング)
照明中岡源権
その他奥田誠治(提携)
松竹衣裳株式会社(協力)
東京現像所(現像)
日本テレビ(提携)
松竹(提携)
博報堂(提携)
松竹ブロードキャスティング(提携)
あらすじ
舞台は幕末、庄内の海坂藩。平侍の井口清兵衛(真田広之)は妻の死後、2人の娘と母親の世話のため、仕事が終わりたそがれ時になるとすぐに帰宅する事から、仲間内からは「たそがれ清兵衛」とあだ名されていた。 藤沢周平作品の初の映画化にして山田洋次監督にとっても初めての時代劇。国内の映画賞を総なめにし、第76回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた。
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72.清貧、という情景を美徳として描けるのはやはり邦画だけなのだろうな。美しい里山の風景、きちんとした時代考証、演技達者な役者、とこれだけ揃えば。宮沢りえの演技が上手いと思ったことは一度もないけど、彼女生来の陰のある美しさが朋江役にはまっていましたね。真田広之の殺陣はさすが。息をするのも忘れる。美しいといってもいいほど。別の映画でどっかの子供に「太ったおじさん」と評されてた真田広之。ボク、違うんだ。こっちが本物の真田広之なんだよ。
tottokoさん [地上波(邦画)] 7点(2011-08-10 00:28:29)
71.東北、山形の片田舎(と思われる)海坂藩。
映画の視点である「清貧をよしとする」感覚は、今の東北に
なぞらえても、同じ感覚であると思う。
東日本大震災でも見られる、東北の人たちの粘り強いチカラは、
こんなところにも見えるんじゃないだろうか。

朋江が、清兵衛の身支度をするために襷を「キュッ」と締める場面。
清兵衛が、その朋江を見つめるラスト。
良かったですね。このラストシーンで映画は終わって欲しかったです。
けろよんさん [DVD(邦画)] 7点(2011-06-30 19:00:32)
70.この映画が心に響くのは、日本人が概念として持っている日本的な美しさが描かれてからなんだと思う。私は「名もなく貧しく美しく」という名作を思い出しました。主人公は好んで清貧をやっているのではなく、家が貧乏なことと、彼が謙虚なことは別のお話。でも、派手な部分が無い生活は身近なものが良く見渡せるのも確かです。それを慈しみ生き甲斐を見い出すには繊細な感受性が必要で、些細なことを愛でるのが日本的な美意識なんだと思う。貧乏をやってる方は堪ったものじゃないけど、観ている分には心が洗われる気分になります。私は礼節や謙虚といった言葉とは縁遠い人間ですが、この映画は美しく映る。日本的な美への憧れがあるのだと思う。江戸時代でも平成でも、ほとんどの人生はある時点からルーチンの繰り返しになります。そんな時、自分にとって大切なものが何かを正確に自覚できている暮らしは揺るがない。そんな部分にも憧れを感じました。宮沢りえの襷がけは良かった。あれって外出時は持ち歩いてるものなんですね。まさに心掛けです。
アンドレ・タカシさん [DVD(邦画)] 7点(2011-03-09 20:53:57)(良:2票)
69.剣は一日サボれば遅れを取り戻すのに時間が掛かるだろうに、何年もサボっていた清兵衛がいきなりあの太刀さばきが出来るのか?と突っ込んでみる。そういう意味では「隠し剣~」の片桐宗蔵のほうが侍らしくて共感できます。ただ映画の質は高かった。特に日本映画お約束の感動の押し売りがなかったところ(最後のナレーション&エンディング曲除く)。押し売りがないので、地味な雰囲気になりがちだが逆に深みを感じる作品になったと思う。藩命で討ち取りにいく前夜、死を覚悟した清兵衛がそっと娘の寝顔を見るところは、淡々と描写されていたからこそ泣けた。
ぱたぱたさん [DVD(邦画)] 7点(2010-10-10 14:19:46)
68.映画としての派手さは無いですがテレビで観たおかげで非常にすんなり楽しめました。
アフロさん [地上波(邦画)] 7点(2009-06-30 02:47:08)
67.山田洋次監督は好きではないのですが、この作品は原作の世界観を大事にしていて良いです。ラストサムライを絶賛する世界中の人に、日本人の作った時代劇であるこちらも是非みてほしいです。どんなに汚く撮しても真田広之は男前♪ 宮沢りえは好きではないのだけど、この役は存在感があって好演。果たし合い付きの時代劇だけど、ストーリーは結構地味で現代的だと思いました。そういう意味では大げさで古典的なラストサムライの良さが逆によくわかったかもしれない。私が東北人ではないというのもストーリーに感情移入しにくい理由でしょうか。注目ポイント:正しく美しい江戸時代の所作。丹波哲郎。最初から最後までひたすら真田広之。
はにーさっくるさん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-22 22:53:34)
66.果たし合いに行くまでは、ほぼ完璧でした。
Yoshiさん [地上波(邦画)] 7点(2008-03-19 20:09:01)
65.着物はいつもぱりっとおろしたて、足袋はさんざん歩いても真っ白、髪は後れ毛の一本もない、というテレビの時代劇を一方の極とすると、この映画はその対極にある。舗装してない道路を足袋に草履で歩くとどうなるか。当然真っ黒である。そのまま座敷に上がったりしたら、ざらざらだろう。そういう生活のディテイルがきちんと表現されているのが、新鮮だった。
ラスト近く、宮沢りえが、果し合いに赴く真田広之に呼びだれて、急いで座敷に上がるシーン。あがる瞬間にさっと足袋の裏を手ではたくのである。ほんの一挙動だが、日常の生活の裏打ちのある動作で、リアルさに感心した。
真田広之は、アップに耐えうる、いい役者になったものである。どうしたっていい人に見えるので、『陰陽師』の悪役はちょっとつらかったが、これははまり役。宮沢りえも、ただ運命に流されていくのではない、自分の意思を持った女性を好演している。
ナレーションと、ラストシーンに出演の岸恵子は、いくら大女優とはいえ、雰囲気がモダンすぎて、あまりむかしの女性という感じがしないのだが、彼女を使った理由はなんなんだろう。
中村梅雀がワンシーンだけの出演で、ずいぶんもったいない使い方だったが、さすがにうまい。同じシーンに出てくる家老が露骨に悪相だったのには、若干興ざめだった。
自分が殺しに行った相手と、貧乏話で意気投合するのがおかしくもあり、切なくもあり。
yhleeさん [映画館(邦画)] 7点(2007-08-19 23:37:16)(良:1票)
64.通常の時代劇にある主役の侍の一方的な強さではなく、確かに強いが確実ではない人間味を感じる強さがとても新鮮だった。またその当時、新たな時代を迎えようとしている日本に生きる侍の苦悩なんかもリアルに描かれてとても味わい深い作品に感じられました。
アップルマークさん [地上波(邦画)] 7点(2006-12-24 05:58:01)
63.家事に忙しい侍って、現代の父親像みたい。なかなか面白かったですけど、これって侍映画っていうよりラブストーリーですね。
c r a z yガール★さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-17 03:07:51)
62.真田さんの演技とキャラ設定良かった。
やっぱトラボルタでしょうさん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-25 17:46:44)
61.真田さんはやはり動きがカッコいいですね ところでこれって恋愛映画?
junneisanさん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-08-02 17:14:53)
60.うーん、ありがちな時代劇・・。悪くは無いんだけどね~。これだけ騒がれてしまうと、期待してしまうよね~。「雨あがる」と点数同じになってしまったw
かまるひさん 7点(2004-11-20 11:12:17)
59.時代劇に不慣れな者にも解りやすいゆったりとしたつくりは、老若男女人種を問わず、見て汲み取る事の出来る情感を表現していると思う。その点は評価に値すると思うが、アカデミー賞にノミネートされ英語字幕になった時、そのセリフははたして生かされているのだろうかと、そればかりが心配になった。例えば清兵衛が余五善右衛門の家に入る時の「ごめん」は「Excuse me」なのかなぁ?とか…。あぁDVD見ればわかるんですかね。そうします。その後原作も読んでみたいです。
ちゃかさん 7点(2004-10-20 13:28:55)
58.ラストサムライでかっちょいいけど内容のない時代劇をみせられた後だったので久しぶりにきちっとした時代劇であったように思う。
おさむさん 7点(2004-08-17 16:09:45)
57.アカデミー賞の選考委員が、この映画と、「ラストサムライ」を、おんなじ目で見ていたのかと思うと、ちょっとなあ・・・
あすぺんさん 7点(2004-07-04 02:17:50)
56.原作とかその他情報を何も知らずに観たので自分で勝手にイメージをつくりすぎてました。私は藩の御前試合かなんかで非凡な剣の腕を見せた清兵衛が京都見廻組に抜擢され、幕末の京都で維新志士と斬りあうチャンバラものと思ってたんです。期待は大外れだったんですけど観て良かったなぁと素直に感じました。
tetsu78さん 7点(2004-06-14 20:36:23)
55.幸せ、不幸せは自分の心の持ちようで、自分が感じるもの。自分の胸の内に譲れる事と譲れない事をしっかりと抱き、他人に何と思われ何と言われようが、娘の成長を楽しみに日々を過ごす清兵衛。その淡々とした様子が芯の強さ、優しさを見せ付けてくれる。ところで、今の世の中、便利で手間要らずしんどさ要らずの豊かな生活ぶりだけど、大量の資源を使った上に成り立っていて、子孫の時代に資源も自然も枯れ果てているように思える。幕末時代に戻る事はないが、便利さ一辺倒ではなく少し時代を戻したほうが良いように感じた。
The Grey Heronさん 7点(2004-05-02 00:35:15)
54.全体的に薄暗いトーンで描き、主人公の清貧を演出している。当時の実生活での屋内の暗さを表現するためと思われる。監督自身が初めて時代劇を撮るということで、既存のテレビ時代劇とは一線を隔した徹底的なリアリティを追及した姿勢が強く感じ取れる。真田広之は演技の幅の広い人であるから静と動の演じ分けの必要なこの役にはピッタリの配役である。それにしても、宮沢りえはすっかり幸薄い女性役が板に付いてしまった。丹波哲郎がいい演技をしていたのには驚いた。さすがに今回は監督に気を遣って脚本を読んだのか。余談だが、清兵衛が謙遜して言う「~の末席を汚しただけ」は今度使ってみよう。
やすたろさん 7点(2004-04-23 22:54:51)(笑:1票)
53.殺陣がかっこいい。それと子役がかわいい!今はあんなにほっぺたが紅い子供っていないのかな?僕が子供の頃はたくさんいたような気がします。見た後、なんか日本人っていいなあって、思えます。
flyhighさん 7点(2004-04-17 22:13:26)
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【点数情報】

Review人数 331人
平均点数 7.23点
010.30%
120.60%
230.91%
351.51%
441.21%
5288.46%
65316.01%
78425.38%
87322.05%
95516.62%
10236.95%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.13点 Review23人
2 ストーリー評価 7.65点 Review32人
3 鑑賞後の後味 7.78点 Review32人
4 音楽評価 6.78点 Review28人
5 感泣評価 7.10点 Review19人
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【アカデミー賞 情報】

2003年 76回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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