12.主演が他ならぬキャシー・ベイツなので、「本当に殺したのかもしれない 殺さなかったかもしれない」と最後まで興味を持って見ることができました。ラストで離れていた親子の心が近づいて、ほっとしました。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 7点(2017-05-03 20:09:29) |
11.K・ベイツとJ・J・リー、当代きっての芸達者二人が陰気な顔対決。虐げられた女たちの悲しさが背景にあるだけに、まあ全く暗い話です。しかし上手い。とりわけK・ベイツ。話の展開上、ドロリスは真犯人なのかどうなのか明かされる迄の前半部分の演技はどちらとも取れる微妙な演技が要求されるわけだけど、さすがに巧い。真実を娘に明かした後の、憑き物が落ちたような穏やかな表情、これも印象的。陰気ながらも多彩な表情を見せるベイツに比べ、リーはずっと一本調子な暗さで、演技対決では大ベテラン女優に軍配が上がる。ストーリーはしんどいけど、二人の女優の重厚感は見ごたえ充分。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-02 00:53:35) |
10.横溝原作か? 先の展開がきれいに読めてしまうストーリーだったけど、 キャシーベイツはやっぱりすごい。 原作が絶版のためわざわざ原書を買ったのに、 がまんできなくて先に観てしまいました。 |
9.キングらしくはないけど、結構気に入った作品。 キングとベイツこの二人が組めばいい映画になるなあ。 ミザリーを見た後に本作を見たのでベイツの深みのある演技には驚かされた。 過去と現在が交錯し、二人の死を通して母と娘の関係、母とヴェラの関係が明らかになり、そしてその関係が深く描かれている。 日蝕がまた一つのキーワードなのかもしれない。 夫と妻、母と娘、雇い主と使用人、それぞれに目に見える光の部分と見えない闇の部分がある。 日蝕のような日中起きるはずのない闇が光を包んだ時に、明かされることはない闇に包まれて事件が起きているような錯覚を覚えた。 「事故は不幸な女の友達」「悪態をつくのが生きるよすが」「生きるためには悪女にならなくては」等々なかなか深いセリフには、しゃべったキャラクターの生き様を考えると色々な複雑な想いを感じられる。 |
8.ずいぶん前に見た覚えはあるけど内容はすっかり忘却の彼方でした。録画してあるビデオを引っ張り出して再見。思い出した思い出した。キャストは華やかではないけれど力強い俳優なのがよいです。現在から過去へと移行するシーンが流れるようで、寒々とした現在、ノスタルジックな過去の雰囲気というのもいい。ヴェラとドロレスはいわば共犯の関係でありながら悪態つきあって身を寄せ合っていたというのが気に入ってます。ヴェラが告白するシーンがいちばんいいわね。 【envy】さん 7点(2004-08-18 14:17:36) |
7.真相が徐々に明らかになってくる様子がおもしろかった。娘に対する母の愛情が一本しっかり貫かれていてそこが柱になってたね。セリーナが鏡を見たとき自分の後姿が映っていたシーンが印象的だった。しかし家庭がおかしいと人生狂うよなぁ。相手を選ぶのって難しいものなのかな、やっぱり。にしてもキャシーベイツはいい!キャシーベイツ目当てで観たけど演技が極上だからこの人を軸にした映画には外れがないわ。 【日向夏】さん 7点(2004-05-29 20:05:25) |
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【ぷー太。】さん 7点(2004-03-21 22:32:46) |
5.地味で、画面は暗いです。主に女優さんが物語を動かすんですが、お世辞にも華があるとは言いがたい方々。しかし、長年心の奥底に溜めてあったそれぞれの悲しみを徐々に知るうちに、ああ、これはこの人たちの持つ、華々しさではなく見事な粘土細工を作り上げるような力が必要な作品なんだなあと実感しました。 血の繋がった母子の愛と、血の繋がりはないけれど深い信頼関係の上にある愛を感じることができました。 【のはら】さん 7点(2004-02-11 18:32:05) |
4.地味ですが、見ごたえのある佳作です。現実のシーンと回想シーンのつなぎ方がうまいですね。もちろん、キャシー・ベイツの演技はすばらしい。 【ジム】さん 7点(2003-09-16 11:47:51) |
3.く、暗い・・・ラストは一応?ハッピーエンド。ベイツもリーも好演です。 【毒林檎】さん 7点(2003-07-09 22:07:23) |
2.キング+キャシーなら当然「ミザリー」が有名ですが、この映画はまた違う良さがありました。なんと言ってもドロレス役のキャシー・ベイツの演技が圧倒的に素晴らしい! ついで、父親の娘への性的虐待・母娘の葛藤…そして確執。アメリカの家庭事情を丸写しにした内容で全体的に重い作品ではあるものの、そこは作品とキャシーに対する演出と見れば良し。 【_】さん [地上波(字幕)] 7点(2003-04-12 01:58:59) |
1.どーんと重いテーマをキャシー・ベイツが好演している。このテンションと重苦しさは、さすがと思わせるが、娘役のジェニファー・リーも負けていない(ええ女優になったなあ)。ベイツは「醜い女」の役ばかりまわってくるけど、逆に言えば、「容姿だけのパー」ではないということで、息の仕方ひとつで、人間の心の奥深い部分まで表現できる女優は、そうそうおるまい。 【ぶんばぐん】さん 7点(2000-12-31 15:18:59) |