空気人形のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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空気人形

[クウキニンギョウ]
Air Doll
2009年上映時間:116分
平均点:6.53 / 10(Review 79人) (点数分布表示)
公開開始日(2009-09-26)
ドラマファンタジーロマンス漫画の映画化
新規登録(2009-04-13)【すぺるま】さん
タイトル情報更新(2024-03-11)【イニシャルK】さん
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監督是枝裕和
キャストぺ・ドゥナ(女優)空気人形
ARATA(男優)レンタルビデオ屋の従業員・純一
板尾創路(男優)空気人形の持ち主、ファミレス従業員・秀雄
高橋昌也〔男優・1930年生〕(男優)元高校国語教師・敬一
余貴美子(女優)受付嬢
岩松了(男優)レンタルビデオ屋の店長・鮫洲
星野真里(女優)OL・美希
丸山智己(男優)萌の父親・真治
柄本佑(男優)浪人中の受験生・透
寺島進(男優)交番のおまわりさん・轟
オダギリジョー(男優)人形師
富司純子(女優)未亡人
山中崇(男優)岡部
裵ジョンミョン(男優)清掃員
脚本是枝裕和
音楽佐々木次彦(音楽プロデューサー)
撮影リー・ピンビン(撮影監督)
製作川城和実
バンダイビジュアル(『空気人形』製作委員会)
アスミック・エース(『空気人形』製作委員会)
テレビマンユニオン(『空気人形』製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(『空気人形』製作委員会)
企画アスミック・エース
プロデューサー浦谷年良
是枝裕和
配給アスミック・エース
特撮松本肇(視覚効果)
美術種田陽平(美術監督)
西尾共未(装飾)
原口智生(人形造型)
若狭新一(マテリアルコーディネイト/空気人形造形)
衣装伊藤佐智子(衣裳デザイン)
編集是枝裕和
照明尾下栄治
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6.え?ダッチワイフが心を持って動き出す?しかもビデオ屋で働きはじめてそこで恋に落ちる?いきなりの超展開に空いた口が塞がりませんでした。ここまで完全にコメディだと早とちりした私はゲラゲラ笑いながら観てました。 だが、この映画はそのままゆる~いコメディ映画では終わらない。板尾に正体がバレたあたりから急にサスペンスホラーになりだして、これは一体どうなるんだ?と、完全に物語に引き込まれている自分が居た。 岩松了が人形とヤル場面でまたコメディに引き戻され、人形に空気を入れたり抜いたりする場面はシュールすぎてどん引きと、なんとも忙しい展開が繰り広げられたが、要するにこれはペ・ドゥナを観るための映画である。と言い切ってしまっても良い。そのぐらい彼女なくしては成立しない映画である。 そして、これまでのシュールな展開が嘘のように美しい映像と、せつない余韻を残すラストはさすがの是枝監督作品と唸らされた。
ヴレアさん [DVD(邦画)] 8点(2013-11-04 18:16:03)(良:1票)
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5.「人形に心が宿る」という設定に対して、勝手にファンタジックであたたかな映画を想像してしまっていた。 これが是枝裕和の監督作品であるということを、忘れていたようだ。辛辣で生々しいテーマを独特のドキュメンタリー的手法で描き出してきた彼の作品が、そのような“癒し系”映画であるはずはなかった。 確かに、ファンタジックで心温まる部分もあるにはある。ただし、そういった部分は、淫靡で禍々しい物語の深淵によって覆い尽くされる。  恐らく、この映画の主演は日本の女優が表現するには、生々し過ぎて難しかったと思う。 そこに韓国人女優のペ・ドゥナを配したことで、彼女独特の愛らしさと、併せ持つつかみ所の無い空虚感が、まさに“空気人形”そのものであり、素晴らしかった。 これは女優としての優劣がどうということではなく、キャラクターに対しての国や文化を越えた「適正」の問題だったと思う。 そういう部分を見抜いて、奇跡的なキャスティングをみせた監督の力量は流石だ。  この映画における「救い」は、なんだったのだろうか。 “空気人形”が得た束の間の「生」か。誰しもが空虚を孕み、微かな部分でそれぞれが繋がっているという現実か。  穏やかな空気感の中で描かれる“実態”は、どこまでも禍々しくて遠慮がない。 正直、「好き」と断言できる作品ではない。 でも、この映画の世界観は、紛れもなく新しく、尚かつ世界の「本質」を捉えている。 「存在」すべき映画であることは、間違いない。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 8点(2009-11-30 10:49:10)(良:1票)
4.日本版「ブレードランナー」といったコンセプトですが、テイストはこっちのほうが好みです。テーマにも、より深く突っ込んだ感じ。いかにも日本的な純文学クサさはあるものの、単なる「お芸術映画」になっていないのは、主演のペ・ドゥナが時折見せる本当にうれしそうな笑顔が、心をくすぐるからでしょう。美しい映像、音楽、そして映画全編に流れるゆったりとしたテンポが非常に心地よく、それでいて緊張感もある、不思議な2時間。「涙が流れる一歩手前」の感覚がずっと持続して、胸がしめつけられました。
コウモリさん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-23 23:58:08)
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3.凄く非現実的な設定にも関わらず、引き込まれた。  人間だれもが抱える心の隙間。その虚しさを埋めるために、人は色々なものに寄りかかって生きる。空気人形はまさにその空虚さを埋めるためだけに作られるもの。  その完全に依存されるだけだった空気人形が、心を持つ。楽しさや美しさに感動したりもするけれど、人間と同じ心を持ったからには、悲しさや空虚な心も生まれる。元がからっぽだっただけに、心を持った後の空虚さがより際立つ。 そんな人形の目を通して見ることで、周囲の人間たちの大なり小なり確実に存在する空虚な心が、凄くリアルに感じられ・・・色々考えさせられる映画でした。  ラストは賛否あるかもしれないが、個人的に凄く素敵なシーンだと思った。  内容が内容なだけに、誰にでも勧められる作品ではないけれど・・・。  まぁ色々書いたが主演のぺ・ドゥナに尽きる。彼女以外誰もこの役を演じることは出来ないでしょう。
おーるさん [DVD(邦画)] 8点(2011-02-20 18:12:22)
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2.これはファンタジーなのだ!と思い、割り切って観る、しかしすぐ話に引き込まれる。フッとありえないだろー的なシーンで我に返り、ファンタジーだと思い直し観るが、またすぐ話に引き込まれる。これの繰り返しが数回。話に引き込むのはペ・ドゥナの表情、我に返すのは周りの人間のエピソードとしょぼいCG、この構成が故意かどうかは解らないが、この緩急が「心」というテーマの軸をブラさずに続くので。後味は悪くない、そして何度もいろんなシーンを思い出す。 病んだ世界にポン!と放り出された、何かと対話するための生まれた特定の能力を持つ少女、心の部分には何も書き付けられていない、そこに人間との接触を通していろいろなものを書き付けていく、そこに書かれたものは愛なのか、悲しみなのか。そういう時にいやなものを書き付けないような人間になりたいものだ。これはアニメ「エウレカセブン」の1部分に良く似ている。 周期的に何度も観てみたい作品、気に入りました。
カーヴさん [DVD(邦画)] 8点(2010-04-22 10:39:29)
1.せつなくてむなしい、淡い夢で満たされてもなにか儚い。空気人形ってそんな映画でした。
よねぴーさん [映画館(邦画)] 8点(2010-02-10 18:34:18)
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【点数情報】

Review人数 79人
平均点数 6.53点
000.00%
122.53%
222.53%
311.27%
478.86%
51012.66%
61518.99%
71417.72%
81316.46%
91316.46%
1022.53%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.25点 Review4人
2 ストーリー評価 7.00点 Review7人
3 鑑賞後の後味 8.60点 Review5人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 7.00点 Review4人
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