16.熱海や「せーり」、ひょうたん島にシケモク、最後、五年生の自分と決別してまた田舎に帰って行くタエ子の気持ち。点で繋がっていた記憶が時を経て線になる感覚が心地よく、ようやく自分にも分かる年になったんだなぁとしみじみと感じてしまいました。どこかで田舎を卑下し、綺麗ごとを並べてはその場を取り繕う人生を(五年生から)歩んできたタエ子と、それに気づかされて初めて自分に欠けていたものを埋めてくれるトシオとの出会はリアルで、とても美しく感じました。風景や心理描写が細かく、農家の苦しみもさらっと忍ばせているあたりは勉強にもなりました。 【Kの紅茶】さん [地上波(邦画)] 8点(2013-12-28 00:13:49) |
15.子どもの頃に予想していたよりも、かなりゆるやかなペースで大人という存在に近づいていくもので、ものの考え方とか価値観とかもちろん成長して変わっていくのだけれど、小学5年生の頃には不安定ながらに自己が確立してきていて、今の自分とそんなに大差ないようにも思える。だからそのときの経験が未だにトラウマだったりする。一方で、「何であの時の自分はこうだったんだろう」と、自分のことなのに理解に苦しんだりする。そんな昔の自分が、現在の不安定な自分にまとわりつく。なかなか感慨深いと思うんですけど、皆さんの評価はきびしめですね…雰囲気もいいしちゃんと見ると結構おもしろいですよ? 【なこちん】さん [地上波(邦画)] 8点(2010-12-20 07:20:07) (良:1票) |
14.良い意味で睡魔の襲ってくる映画。パイナップルを目の前にして、家族が困惑してしまうシーンが印象に残ってます。EDの歌が素敵。 【南の二等星】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-10-20 15:59:47) |
13.う~ん、お子様には厳しいだろうな。オジサンになって見ると、”ホロリ”とくるものがあるけどネ。年をとっていくと、段々と一人の判断では行動に移せなくなってくるもの。あの時の過ちもあの時の間違いも、それがあるから今の自分がある。「恐れず、今思った事をやるべきですよ」と背中で囁かれているような優しい映画だった。 |
12.誰にもあるような子供時代の思い出、懐かしい田舎の風景、心温まるエンディングなどどれも良い。映像もリアルさは実写に迫り、表現力は実写を遥かに超えていて素晴らしい。地味な感は否めないが秀作と言えよう。 【クロ】さん 8点(2004-07-22 11:09:30) |
11.タイトルの通り、思いでがぽろぽろ。何かのきっかけで昔の記憶が浮かんできて、浸っちゃうようなそんな感じが伝わってきました。過去を思い出しながら“今”を考え、進んでいくタエ子にすごく共感しました。思い出も大切だけどその思い出を作っているのは今なんだから、“今”を一生懸命に生きないとなぁ…なんて思いました。 【鳩の豆鉄砲】さん 8点(2004-07-08 15:05:50) |
10.思ったよりよかったです。淡々と進む展開がアニメのわざとらしさを無くしているのが、結果的に、すんなり受け入れられました。少女時代の屈折した感情やこだわりから、大人になってようやく解き放たれる過程が感動的に表現されていました。都会と田舎の対比は特段の意味がないし、むしろ逆効果ではと感じました。紅花の話は良かったけど。音楽もいい。 【パセリセージ】さん 8点(2004-07-03 00:03:58) |
【BAMBI】さん 8点(2003-11-26 16:14:29) |
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8.ジブリ作品の中でも好きな映画の一つなんですが,なんで好きなのか,自分でも今一よく分かりません.やっぱり,小学生時代のノスタルジーなのかなぁ.あと,情緒あふれる都はるみのエンディングか.主人公たちの「健全&良識的な若者」ぶりが鼻についたので,-2点です. |
7.私の周りではあまり評価はよくないけど、私は好きです。自分と世代は違うにしろ、自分にもこういう時代あったな~~と思い出させられて。どの時代でもああいう経験はあるだろうしなつかしさが好きです。 【しずく】さん 8点(2003-06-08 22:25:59) |
6.ストーリーはとくに面白くないが、ラストの演出はうまい。東京の話は陰鬱だが、ひょっこりひょうたん島が出てくるのでポイントアップ。山形の風景描写に魅入ってしまう。 |
5.好きでいままでに何度か間隔をあけて観たが、そのときそのときの悩みや環境によって感じかたがそれぞれ違った。ここでは駄作と評ざれがちだが、きっとだれにも共感できる部分があるはず・・・ 【キャリスタ】さん 8点(2003-04-02 07:52:30) |
4.そこらのアニメよりもドラマ的でオモシロイと思うんだけど・・・・。ジブリの中では面白くないほうかもしれないけど、俺は好きです。 【try】さん 8点(2003-04-01 13:07:42) |
3.その時代生きてなかった自分ですら感じるノスタルジックな情景と、現代と過去が交互に織り成す、不思議でかつ豊かな作品。しっかり見てないと過去と現実がごっちゃになりそうですが、「かめばかむほどいい味が出る」作品だと思います。星勝の音楽も久石譲とはまた違った味だしてていいです。にしても宮崎映画に見られる、主人公の母親の終始一貫した冷たさというか白けはいったいなんなんでしょうねえ。 【ジムプリチウス】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-01-31 03:35:55) |
2.「おひも」でぽろぽろだと思ってて、まったく意味がわからなかったのですが・・・大人になるにつれ観れば見るほどいい映画ですねぇ。 【yuki☆】さん 8点(2002-07-07 21:16:31) |
【松下怜之佑】さん 8点(2001-07-31 03:53:06) |