1.映像としては大変良く出来ていると思いました。原作を読んでいて、ここはどういう映像になるんだろうと期待していた部分は、十分見ごたえのあるものとなっていました。
残念なのは、原作では4巻からは登場人物の心理描写が複雑になり、深みが出てきているのに、映画ではあまりに無視ないしは表層的な表現になってしまっている事です。更に映像化されなかった(カットされた)部分がある訳で、ストーリーとしては全体に薄味になってしまっています。
4巻はイベントもとりわけ多いので仕方がないのかもしれませんが・・・。逆に5巻、6巻の方が映画化しやすいかもしれませんね。