37.今となっては青春もの、サスペンスの古典であるため、確かに犯罪手法は古くずさんかもしれない。 ただ時代を考慮すれば、違和感なくサスペンスの面白みを味わう事が出来た。 アランドロンの妖艶で屈折した瞳に終始惹きつけられた。 ラストシーンの余韻も良い。名作。 【nakashi】さん [映画館(字幕)] 8点(2018-12-02 10:12:11) |
36.孤独な青年の哀しい心のひだをヒシヒシと感じさせる映画です。まぶしい太陽の下で・・ 【cogito】さん [地上波(字幕)] 8点(2014-08-02 00:01:16) |
【*まみこ*】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-07-18 03:29:20) |
34.このテーマ曲は今でこそ「太陽がいっぱいのテーマ」としてしか聴けないが、この揺れるような6拍子の曲想はイタリアの舟歌の感じを出してたんだな(バルカローレってのか?)。ゴンドラが映るシーンでしばしば断片が流れ、映画全体がラストシーンまで舟(ヨット)のモチーフで貫かれていた。あと跳ね回るような曲想もしばしば聴かれ(サルタレロってのか?)あれもイタリア情緒。イタリアのアメリカ人たちの漫遊気分の背景になっていて、イタリア人ロータもそういう意識で作曲したんだろう。よく出来たサスペンスで、警察の捜査を逆利用していくあたりが楽しく、また船上での笑顔の会話の緊迫も素晴らしい。でも原作のヨーロッパのアメリカ人って設定はあまり生きていない。いちおうセリフのなかでは説明していたが、印象づけていない。大西洋を離れた旅行者って設定が、他人に成り代わっていく展開の基礎として大事だったんじゃないか。特定の誰でもない旅行者の自由、誰にでもなれそうな自在感。そこらへんはより原作に忠実なリメイクだった『リプリー』のほうが描けていた。M・デイモンは明らかにアメリカ人顔だったし、「哀れな走り使い」のコンプレックスもあっちのほうが出ていた。こちらは美男のドロンが演じることでの痛ましさってのもあったけど。ハイスミスのミステリーは、前半はめちゃくちゃ面白いのに、後半もたれてくる。「文学」っぽくなってミステリーとしてのキレが悪くなる。『見知らぬ乗客』も後半は大幅に変えて映画を締めていた。本作のラストもそうだが、ミステリー映画としては悪くない改変だった。しかし原作のコクを好む人には物足りなかっただろう。あと今回気がついたのは、終盤で蝉が鳴いていたこと。ヨーロッパには蝉がいないと聞いていたが、南欧ではちゃんと鳴くんだ。 【なんのかんの】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-29 10:13:16) |
33.主人公トムがドジじゃ話にならないけど、あまりに切れすぎても多分ダメなんだと思う。そのあたりが絶妙で思惑通りに行くこともあれば、想定外のことに焦ったりもする。そうして緊張感が維持された物語はとても面白いものだった。アラン・ドロンをスターダムに押し上げた作品として有名だが、そりゃ人気出るだろうな…というカッコよさ。マリー・ラフォレもなかなか。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-18 15:09:10) |
32.ストーリはどうでもいいとおもいます。 完全犯罪とは程遠い稚拙で荒っぽい手口。 そんなところがこの映画の魅力ではない。 まず撮影がすばらいこと。 貧しさゆえの歪んだルサンチマン、 溢れる醜い愉悦・エネルギーをこれほど 瑞々しく焼き付けた映画はないでしょう。 救いがないです。 まぶしい太陽に幻惑されるように、ドロンの 我見的美しさと内面的な醜さにクラクラ すべき映画です。 【ウンコマン】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-12-04 23:56:59) |
31.昔大変はらはらしながら見たことを覚えている。完全犯罪が何度も崩れかけようとしてきわどく逃れている。そして何もかもうまくいって、南国の陽がさんさんと降り注ぐ中・・・、ラストが衝撃だった。音楽も大変有名だし、とても好きだ。 DVDで改めて見て、昔合点がいかなかったところが解決できたような気がする。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-31 21:27:38) |
【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-06-16 16:55:14) |
29.陸に上がってからの中盤以降はホントにサスペンスフル。ラストのドロンの表情の変化は忘れられない。ニーノ・ロータの主題曲共々名作! 【ヒックス111】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-16 03:43:32) |
28.二度目を本日鑑賞しました。パトリシア・ハイスミスの原作は未読のため、そちらとの比較はできないのですが、個人的にはアラン・ドロンよりもマッド・デイモンの演じたリプリーのほうが人間くさく、共感が持てました。アラン・ドロンのほうは躊躇なく次々に冷酷な犯行を積み重ねていくのに対し、マッド・デイモン版はそのあたり行き当たりばったり感が強く、観ていて惹き込まれるものがありました。まぁ、個人的にマッド・デイモンは好きな俳優なので、贔屓目に見てしまっているのは否定できないのですが…。 【K】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-07-01 01:31:31) |
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27.太陽と海とアラン・ドロンが魅力的。どの場面も絵になっている。フィリップの恋人のマルジュが可哀相だったがトムが魅力的で爽やかなので何故か怒りが余り湧いてこない。ラストシーンは鳥肌がたった。 【PINGU】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-20 23:11:15) |
26.大学時代の封切から何度鑑賞したか。最後のシーンは秀逸。 【ご自由さん】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-09-06 18:08:35) |
25.ラストはちょっと衝撃的だった。 全て手に入れたのに。 印象的な音楽とアラン・ドロンのかっこよさが記憶に残る。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-28 20:49:04) |
24.アランドロン美しすぎる。ラストは知っていたのでそれほど衝撃でもなかったけど、とても面白かった。リプリーより断然、こっち。 【耳】さん 8点(2005-01-22 11:40:42) |
23.久々に観ましたが、やっぱりドロンは美しいしラストはすごい。マルジュがあの水着姿で現代に出てくれば違和感ありまくりだろうが、トムが今そこに現れてもやはり美しいと思うだろう。時代を超えて完璧な「ドロンと音楽」の美しさと「ラストシーン」の切れ味。語り継がれるべくして語り継がれた映画だと思う。 【ゴールドベリ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2004-10-16 09:44:02) |
22.ちと展開にもたつきがありますが、それを吹っ飛ばす上手いストーリー運びが秀逸です。とにかくトムが頭の良い男で、全てが計算ずく、イレギュラーでさえも利用してしまうしたたかさに脱帽してしまいます。まぁアランの美しさ云々は正直解りませんでしたが(^^;あとやはり、映像が古いなぁ。 【あさしお太郎】さん 8点(2004-08-25 02:53:51) |
21.やっぱりこの映画が与えた衝撃は、かつての私にとっても大きかったなあ。皆さんが言ってるので芸がないけど、ラストがあまりに秀逸。若者は今の映画を見たほうがいいよ、なんてほざいていたけど、そうすると確かにこういうものを見逃してしまうし、そりゃもったいないか。 【おばちゃん】さん 8点(2004-06-14 09:47:27) |
20.アラン・ドロンは特に日本で人気が高かったようですが、 分かるような気がします。 最後の5分が印象的でした。 【しまうまん】さん 8点(2004-06-12 12:56:05) |
19.アラン・ドロン、やはしいい男ですねぇ~。色気がありつつもなぜか影があって・・・。目の保養をさせて頂きました。また音楽が良いです。ストーリーも殺人方法もいたってシンプルですが本当に人を殺す時ってそんなものかも知れませんね。最近は残虐な殺し方が多すぎます。 だからこそ新鮮な感じがしました。 【あずき】さん 8点(2004-05-15 16:49:13) |
18.フィリップが胸糞悪い人物として描かれているので、すんなりトムに感情移入できたのが良かったのでしょうか。いつ追い詰められるのかと、どきどきしながら見ることが出来ました。ラストシーンも如才ない彼ならうまく切り抜けられるのではないか、などと思ったりします。ただ、ひとつ疑問なのは、トムはあれだけの偽装工作をこなせるのに、なぜさっさとイタリア国外に出ることを考えなかったのか?フィリップのすべてを奪い取るためにしても、いささかマルシュにこだわりすぎな気が…。一般に現場からはすぐにでも逃げ出したいのが犯罪者の心理だと思うんですが。どんなものでしょう。アラン・ドロンははじめてみましたが、ものすごく端整な顔立ちですね。あとタイトルも秀逸。 【虚学図書之介】さん 8点(2004-04-19 01:15:42) |