6.登場人物(しかも一人二役)が多いので人間関係の理解に苦しんだ。歌と踊りで時代を彩りながら、戦争によって運命を左右された音楽家、またその子ども達の人生の交錯を描く一大叙事詩。後半、それぞれの人生がラストに向かって結実していく展開は感動的だ。ボレロとはそもそも同じ小節が延々と繰り返される単純な楽曲である。その曲調の変化に人間の営みを重ね合わせ、人生賛歌として高らかに謳いあげるバレエシーンは荘厳そのもの。永久保存版の価値ある映像である。 【やすたろ】さん 8点(2004-06-13 23:21:12) |
5.色んな国の家族が、それぞれの課程と歴史を経て、ある時期にボレロの演奏で一同に会する。バラバラのエピソードを因縁として結びつけ、音楽の効果で、見事な一つの作品としている。人間の結びつきとは、偶然と必然の微妙な関係で成り立っており、人生とは一面、こういうものなのだという解釈をしている。自分の人生は、両親から多くの影響を受け、自分もまた、子供たちに深い影響を与えているのかもしれない。幸福も悲劇も包み込んだラストの演奏が感動を呼ぶ。 【パセリセージ】さん 8点(2004-06-06 11:31:05) |
4.ジョルジュ・ドンのボレロ目当てに見て、長かったが期待を裏切られずに大満足だった映画。ドンもすごいが話も密度が濃くてすごい。 【トマトマート】さん 8点(2004-01-05 14:58:03) |
3.美しく悲しく、そして混乱する映画。一人二役が当たり前、という状態なので、えーと今はどの時代の誰のエピソードで、と、頭の中でどんどん整理しながら見ないと置いていかれちゃう状態。でも、その頭ぐるぐるがラストで1つに集束されてゆく感動!ヨーロッパのエピソードとアメリカのエピソードとでは、ガラリとカラーが異なるあたりに、時代が残してきたものを感じるのでした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-11-25 13:32:23) |
2.長い映画は個人的にあまり苦ならないので平気でした。高校生の頃に観ましたが、ラストはただただ圧倒されたのを覚えています。 【ひぐま】さん 8点(2002-05-22 04:13:25) |
1.長い・・。スクリーンに入り込んだり現実に戻ったり。じっくり最後まで見た僕には、最後のシーンにはただただ感動。できすぎと解っていても感動。映画ってこうゆうもんでしょ。 【ミニヨン】さん 8点(2001-07-13 14:15:14) |