風の又三郎(1940)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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風の又三郎(1940)

[カゼノマタサブロウ]
1940年上映時間:98分
平均点:8.00 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
ドラマファンタジーモノクロ映画学園もの小説の映画化
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監督島耕二
キャスト片山明彦(男優)三郎
大泉滉(男優)一郎
北竜二(男優)三郎の父
見明凡太朗(男優)洋服の男
風見章子(女優)嘉助の姉
原作宮沢賢治『風の又三郎』
撮影相坂操一
配給日活
あらすじ
一年から六年までが同クラスの一学級しかない小さな学校に、九月、高田三郎という名の転校生がやって来る。三郎という名前と変わった格好、風が吹いたということから子どもたちは風童神〝風の又三郎〟だと噂し、彼を又三郎と呼ぶようになる。そして年長者の一郎を中心に子どもたちは次第に又三郎と仲良くなっていくが・・・。 宮沢賢治の代表作『風の又三郎』を実写化。
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1.賢治ものってとかく解釈が加わって矮小化しちゃうのが多いんだけど、これはそれが少なかった。家畜や森の生きものたちの効果がよかったのかな。カタツムリやフクロウのほかにも教室の中にカエルや鶏、病床にもチャボがはいってきて、外のものが自然に内へ内へと流れ込んでくる。これ賢治のユートピアですな。そして風。映画にとって風ってのは重要なモチーフのようで、舞台ではざわざわ揺らぎだす瞬間の緊張ってのは出せないもんな。風についてやり込める「それからそれから」のシーンで、一つ一つその映像を入れるユーモア。風車の仕掛けのアニメーションが出たのには驚いたが、あんがい科学者賢治の精神を受け継いだ手法かもしれない。大泉滉がかわいかったのにはびっくり。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2012-12-03 10:14:38)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 8.00点
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