帰ってきたヒトラーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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帰ってきたヒトラー

[カエッテキタヒトラー]
LOOK WHO'S BACK
(Er ist wieder da)
2015年上映時間:116分
平均点:6.96 / 10(Review 57人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-06-17)
ドラマコメディファンタジー小説の映画化
新規登録(2016-06-26)【ユーカラ】さん
タイトル情報更新(2022-09-15)【TOSHI】さん
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監督ダーヴィト・ヴネント 
キャストオリヴァー・マスッチ (男優)アドルフ・ヒトラー
ファビアン・ブッシュ(男優)ファビアン・サバスツキ
飛田展男(日本語吹き替え版)
勝生真沙子(日本語吹き替え版)
出演ブルーノ・ガンツ映画「ヒトラー 最期の12日間」より
チャールズ・チャップリン映画「チャップリンの独裁者」より
脚本ダーヴィト・ヴネント 
音楽エニス・ロトホフ
撮影ハンノ・レンツ
配給ギャガ
あらすじ
2014年のある日のベルリン。子どもたちが走り回る空き地の片隅で気を失っていた軍服姿の男。彼はタイムスリップして現代に現れたアドルフ・ヒトラーその人だった。やがて彼は、「今」が大戦から70年近く経っている時代であることに気付き、その間に世界がどのように変遷して来たかを学び始める。そんな中、偶然彼を見かけモノマネ芸人と勘違いした失業中のディレクターに誘われてテレビ出演することになったヒトラーは、雄弁に世相を語ることで視聴者の間で一躍有名になり大人気を博すことに。国民の支持を集め始める彼は、果たして再び権力者への道を歩むことになるのか?世界的ベストセラーとなったティムール・ヴェルメシュの同名小説を映画化したドイツ発の話題作。
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7.よくできてる。ヒトラーはとても魅力があって惹きつけられる。でもそれこそがドイツを手中に収めた原動力だから十分説得力ある演出だった。独裁者や詐欺師は笑顔で近づいてくる。歴史のターニングポイントはお給料や視聴率みたいなほんの個人の利得から始まる。お婆さんの一喝にこちらもハッとさせられる。芸人としてのキャラを消費&使用するメディアやネット。このあたりも現代風。十分に風刺が効いているし、これからの我が国や世界が進む道かもしれない。良作。
タッチッチさん [インターネット(字幕)] 8点(2019-09-05 13:03:58)
6.ただのコメディ映画かと思いきや、社会風刺も適度に加えられており見応えがある。政治的な皮肉やパロディにもセンスが感じられ、非常におもしろい。ドイツではナチスやヒトラーはもっとタブー視されているのかと思っていたが、この映画はかなり際どいとこも攻めている。
邦画にも、このくらいセンスのある風刺映画がもっとあれば良いのだけれど。
アクアマリンさん [地上波(吹替)] 8点(2019-03-17 17:51:29)
5.ヒトラー本人にも問題はあったのだろうが、それよりもヒトラー的なものを求め、生み出した人々の心情こそに問題があるわけで、それが現代社会にも存在している(EUの移民問題のゴタゴタでさらに民族主義が強まっている)というパロディーというか完全な社会風刺になっていて大変面白かった。「私はあなたの心の中にいる」という台詞がそれを象徴していたと思う。第2のヒトラーが誕生する可能性は大いにあるという事だろう。実際、ミニヒトラーみたいのが登場してきているし。
ただし、演じた俳優が大柄なのと、ラストでやや説教臭くなってしまったのが残念。
それにしてもドイツはよく製作したな。日本で言えば、東条英機か近衛文麿に該当するのだろうが、とても無理だろう。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-02-06 00:12:34)
4.傑作です。コメディでもSFでもなく、もしヒトラーが現代に蘇ったらどうなるかという、思考実験のような映画でした。それも一方的な見方に偏らず、さまざまな立場の人物を登場させて反応させるのがいい。そのリアルさが、笑えるようであり、恐ろしいようでもあり。「スタルバック氏」とか、「最後の12日間」のパロディとか、制作者は頭いいなぁという感じです。
ポピュリズムが妙な怪物を作り上げるというのは、現代でもおおいにあり得る話です。特に大メディアの責任は重大です。その流れに警告を発する者が狂人扱いされるというのも、よくある話です。「あなた方がこの私を選んだのだ」としきりに強調していましたが、それこそこの作品の一番のメッセージなのでしょう。
眉山さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2018-10-19 02:44:34)
3.もちろんドイツでヒトラーはタブー。でもコメディであることを丁寧に繰り返し強調することで、映画として成立させている。
現在の右翼政党が、党首も党員も思想的に薄っぺらいという皮肉も混ぜている。

翻って日本はどうか。A級戦犯はタブーというより 忘れ去られて、若い人中心に知らない人も多そう。
同じようなコメディは興行として成功しないだろうし、作ったとしても必死で上映止める勢力との戦いが辛そう。
二度と戦争を起こさないという点において、現在の両国の違いを考えさせられる。
くろゆりさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-10-01 00:13:13)
2.このヒトラー役のオリヴァー・マスッチという俳優は、わかる人にはわかるんだけど生前のヒトラーの所作をよく研究していると感心しました。『最期の12日間』のブルーノ・ガンツよりもはるかにリアルだと思います。でもこれほど可笑しいけどだんだん笑えなくなってくる風刺映画には久しぶりに出会った気がします。『博士の異常な愛情』を初めて観たとき以来の衝撃かもしれません。あの女性局長は、ゲッベルスとレニ・リーフェンシュタールを合体させたようなキャラですね。こういうわき役たちもけっこう面白いけど、実はこの映画で最もキャラが立っているのは、ドキュメンタリー風に画面に登場してくる現代ドイツの大衆たちなんですよ。ヒトラーの「私を選んだのはお前たちだ」というセリフがこの映画の究極のテーマを判りやすく説明しているんじゃないでしょうか。この史実こそがドイツ人には耳が痛く、そして都合よく忘れようとしてきたことなんです。そういう視点で観ると、ヒトラー後のドイツ人の偽善をこれほど赤裸々に揶揄した映画はなかったんじゃないでしょうか。そう考えると、冷戦があったとはいえ戦後のドイツは狡猾に国際社会で立ち回ってきたものだと思います。組織の末端だったとは言っても東独の共産党政府の一員だった女性が、今や宰相として君臨して欧州の女帝とまで言われているんですからねえ。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-07-13 23:15:44)(良:2票)
1.ドイツの歴史や現在の社会情勢を知らないと、半分位は楽しめ(?)ないかも。それでもヒトラーという人物に対する僅かな情報しか知らない私でも、この映画の怖さは十分に伝わってきました。平和な時代に生まれ平和な環境下の中で育っていればそりゃあ平和な考え方が理想だと思うでしょう。でも不安定で先の分からなかった時代に生まれ育ってたらどうだっただろう。分からないけど、人の中には誰しも”闇”が潜んでいるから、もしかしたらヒトラーの考えを支持していたかもしれない。ブラックユーモアが人々に受け入れられるのも、弱いけど残酷な人間の本性を、笑ってごまかせるからなんでしょう。本当はすごく恐ろしいのにね。

それにしてもトンデモない映画です。終わり方も秀逸で素晴らしかったです。
Dream kerokeroさん [DVD(字幕)] 8点(2016-12-25 18:16:52)
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【点数情報】

Review人数 57人
平均点数 6.96点
000.00%
100.00%
211.75%
300.00%
423.51%
5712.28%
6814.04%
71628.07%
81628.07%
9610.53%
1011.75%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.50点 Review4人
2 ストーリー評価 8.00点 Review4人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 5.50点 Review2人
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