2.見応えのあるサスペンスドラマでしたが、本作はキャスティングも素晴らしかった。
当初はクリストファー・プラマーではなくケビン・スペイシー、
ミシェル・ウィリアムズではなくナタリー・ポートマンという構想で動き出したそうですが、
名優プラマーの存在が作品に重厚感をもたらせたし、
鑑賞後にゲティ氏の写真を見たが、驚くほど本人によく似ていました。
また、息子を誘拐された母の苦悩、母の強さを演じたミシェルもまた素晴らしかった。
世界一の大富豪の家族の内紛のドラマとしても、
誘拐事件の攻防をめぐるサスペンスとしても見応えのある作品でした。