8.登場人物たちの他愛もないお喋りがリアルな感じで、 昔の高校の雰囲気みたいなものが非常に上手く切り取られていて懐かしい感じに浸れます。 桜の花びら舞う春の空気感も心地よいです。 【クリプトポネ】さん [DVD(邦画)] 8点(2020-03-15 19:48:37) |
7.「最後の夏」もの、ってのはあるけど、「最後の春」は珍しい。夏の終わりはもうそれだけで「抒情」なんだけど、春の終わりなんてすぐ次に生命力あふれる夏が来るんで、ほんとなら味わいないんだよね。でもつまりそこなんだな、まどろみの季節の終わり、あわあわとした気分がここで終わるということ、の気分。卒業の櫻じゃなくて、最後の一年が始まるところの櫻なんで、このゆとりが「最後の夏」ものにはない透明感ある味になった。部長中島ひろ子が良かった。こういう子、確実にいるんだけど、今までの青春ドラマではライトが当てられることがなかった。しっかり者であんまり目立たなくて、でも突然パーマかけてきちゃう。大袈裟に言えば「生きよう」と決意した子なんです。部長が実に新鮮だった。映画の最後は誰もいない部室に、部長が開けた窓から櫻の花びらが…。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 8点(2013-05-12 09:25:03) |
【虎尾】さん 8点(2003-12-12 23:42:00) |
5.なんか退屈な映画のようでありながら,最後まで退屈することなく観賞することのできる映画でした.タイトにまとまった佳作といったところでしょうか.ただ,記念撮影している少女達が画面に接近してくるシーンは,少しキショかったです. |
4.白島靖代、中島ひろ子、つみきみほ、そのほか個性色々の出演者のみなさん全員がよかったですね。すじがね入りの女子校育ちで、いいところもイヤなところもしみこんでいる私が見ても、リアルだと感じ、かつ、うざったくは思わなかったですからね、これはまったく個人的な思いなんですが、それだけで秀逸だと思っています。但し、これが大勢に気に入られる作品とはとても思えない。無理して好きにならなくてもいいんじゃないですか、と申し上げたい。私にとっては、映画のジャンルとしても、激しく好み。ストーリーを見せる映画ではなく、二度と来ない時間を鮮やかに切り取った、という趣きがすこぶるよいのです。 【おばちゃん】さん 8点(2003-08-18 12:49:50) (良:1票) |
3.女子高生3人の不思議な三角関係のお話かと。10年以上前の女子高生のイメージなのでしょう。今とは違います。そういえば中島ひろ子さんをカバチタレ!で久々に観て雰囲気変わってませんでした。白鳥靖代さんは当時ブレイクしかかっていたので芸能活動を一時中止しなければ一流女優だったのに残念です。 |
2.演技が下手というか硬いというか、悪く言えば人形劇みたいな印象はだれしも受けるでしょう。私としては、何か二重構造的というか「(吉田秋生の)(中原俊の)《桜の園》を演じている女子高生達」みたいな狙いがあったのではないか、と思っています。ほとんど閉鎖空間で話が進みますし。それはそれとして、独特の静かな雰囲気はなかなかよいです。再鑑賞に耐え得るタイプの作品です。 【みいしゃ】さん 8点(2002-11-24 07:09:48) |
1.当時の日本映画の中ではかなり注目を浴びていました。しかし楽しみにして観たんですが・・・えっ!これホントに良いですか? 確かに低予算で、演技部って言う限られた空間で展開するストーリーはなかなかですが。まあ可愛い女の子が観れたから良いかなって感じの映画です。それとツッパった少女があまり登場せず、純粋な部活動を描いていますが、なんかリアルじゃないような。所詮、大人の目から見た少女像を描いているようで。でも批評家たちが絶賛するつみきみほは光っています。当時、NHKの若者討論会でナマ言ってた雰囲気そのままで演技しています。 【イマジン】さん 8点(2001-08-23 12:38:48) |